2023年12月18日月曜日

JG2XAの流星散乱波?

アクティブアンテナの話、実は前振りでした。

JG2XAに合わせた状態で一晩放置していました。

と言うか、食事当番だったので、大急ぎで撤収していました。

朝になってからキャプチャー画面をパラパラ眺めていたら、ところどころに見慣れないパターンが散見されました。

どこぞの国の、物騒な火遊びでしょうか?

そういえば、何年か前にMLで読んだ、VLF帯で流星反射を観測したという話を思い出しました。

8MHzなら十分あり得ます。

以前からときどきVY FBな記事や写真を楽しませていただいている、

榛名山麓流星電波観測所 さんにアクセスしてみました。

どうやら流星反射(たぶん、ふたご座流星群の残り火)で間違いなさそうです。


キャプチャー画面をお借りして、時間の目盛りを合わせてみました。

周波数は違いますが、タイミング的に同じ物体から反射した信号のようです。

時間のズレは、反射体の移動にかかった時間でしょうか?

ひとしきり比べて見ると、途中で消えてしまったのか?片方にしかない反射も幾つかありました。

興味は尽きません。

今夜は、流星反射だ!の前提で、総動員をかけてみます。


何ちゃってアクティブ・ダイポール

この週末、アクティブ・ダイポールで遊んでいました。

きっかけは「A Compact Active Monitor Antenna for HF Spectral Occupancy Measurements」というレポートです。

アクティブアンテナ関連のWebを眺めていて、たまたま行き当たったのですが...

一般的なPA0RDT型ミニホイップのプローブの代わりに、ADT1-1(1対1のトランス)で短いダイポールを接続しているようです。図6

説明では、トランスは平衡と不平衡の変換。R7の2K2は、エレメントのディスチャージ用とのことです。

が、素人考え(+過去の失敗例)では、R7で平衡を崩しているようにも見えます。

あまり上手く行かないような気がします。

それとも何処か端折っているのでしょうか?

で、眺めていて気になったのが図9です。

上の(a)がRohde & SchwarzのHE16、下の(b)がこのショートダイポール。

HE016が無指向性なので、2つのアンテナの結果が100%同じになることはないが、同じ方向から入射する信号に基づけば、ショートダイポールの応答は非常に満足のいくものである。のだそうです。

トランス1個と針金の切れ端で高嶺の花のR&Sに半分でも届くなら、やってみない手はありません。

コアは、めがねコア(#73-202)を使いました。

期待したのですが・・・・

単純なバイファイラトランスでは、やはりNGでした。

R7で、片側エレメント下端と基板のGNDと接続するとガツンと入りますが、プローブを長くし過ぎたような、ゲイン過多の感じでした。

LTSPICEのミニホイップのシミュレーションに、トランスをくっ付けてひねくり廻してみました。

素直にリンクで結合するのが良さそうです。

夕方から始めたので、すぐに日が落ちてしまいました。

トリファイラ巻き(白、青白、茶)にして、白と青白の先に約50Cmのエレメントをつなぎ、茶でミニホイップにリンクしています。

時間が無くて(おまけに暗くて)きちんと確かめなかったのですが、エレメント側から基板へのアースは、有っても無くてもあまり変わらないようです。

前線通過時は、問題になりそうなので、それこそディスチャージ用に高抵抗でGNDに落とすのが良さそうです。とりあえず、今回は外しました。

JG2XAの直接波(電離層反射波は消えていた)を受信してみました。

90°回したところ、目的信号はあまり変化しませんが、ノイズはかなり変わりました。

また、たまたま西に2~3Km離れた川の上空を通過した旅客機のドップラーが見えました。

ミニホイップやループアンテナとはかなり見え方が違います。

水平系の特徴が出ているようです。