2022年5月19日木曜日

EK890 vs ANAN-8000 10m FT8デコード対決

一応制御可能になったR&S EK890と、ドリフト対策した ANAN-8000DLE。

延び延びになっていたFT8の解読数比較をやってみました。

ときどき一つ、二つ違うピリオドはありますが、こんな感じでほぼ互角の戦いでした。

074000~074445zまでの5分間の解読数を数えたところ、EK890チーム 290件、ANAN-8000チーム 289件で、僅差でEK890チームの勝ちでした。

ウォーターフォールを見ると、EK890が少しだけくっきりしてるような気がします。

なお、EK890のフィルターは6kHzです。


2022年5月18日水曜日

R&S EK-890のその後

EK890の英文マニュアル

マニュアルとソフトについて、あちこち声を掛けていたところ、

英語のマニュアルがModsDKにアップされているとの情報をもらいました。


さっそくダウンロードしたところ、手持ちのマニュアルと同じ内容の英文マニュアルでした。

「眺める」のと(曲がりなりにも)「読む」のは、こんなに違うんだ!と実感しました。

おかげで一挙に理解が進みました。


EK890のRAM消去

コマンドに対する応答がなかったのは、「そのようにプログラムされていた」のが原因だったようです。

RESET1 (firmware reset, RAM test and RAM clear)のコマンドでリセットしたところ、ちゃんと返事をしてくれるようになりました。


ソフトは入手困難

EK-890用制御ソフトは、ローデシュワルツに照会しても、答えが貰えないようです。

かりに入手できても、MS-DOS時代の物で動作環境が問題です。

N4PYのリグ制御ソフト、$65の有料ソフトですが、膨大な機種かリストされており、EK-890も載っています。

http://www.n4py.com/

試用版をダウンロードしてみましたが、上手く接続できません。

少し突っついてみましたが、作法と言うか、発想が少し違うようでしっくり来ません。

そうこうしているうちに10日の無料トライアル期間が過ぎてしまいました。


作ってみようか?

いちいちコマンドを打ち込むのは面倒くさい。少しでも自動化(手抜き?)できないかな?

最初はエクセルのVBでと思ったのですが、COMポートの制御方法が良くわかりません。

良くわからないのは、他のソフトも同じでした。hi

多少なじみのあるDelphiでいきたいと思います。が、COMポート制御用コンポーネントの導入で躓きました。2~3日格闘してあきらめかけたところで、Youtubeのビデオに救われました。

Install Comport Library Delphi 7

https://www.youtube.com/watch?v=HNF3hLc5D-k

感謝!感謝!です


Delphiでペタペタ・ポチポチ

何もないところからプログラムを作るのは何年振りでしょうか?

それにしてもDelphiは良くできています!

コンポーネントが動けばこっちのもの。


テキストボックスやラジオボタンのグループをひと通り貼り付け、

EK890の動きを確かめながら、ポチポチとクリックしていたら

半日と一晩(3時起きだったから、一朝かな?)ほどで、基本的な操作ができるようになりました。

はじめはチンプン・カンプンだった、EK890のコマンド体系も良く出来ています。

でも良く分からないのが、ゲインコントロールです。

マニュアルどおりのコントロールは一通りできるようになりました。

動くようになったら、クリック!クリック!
「ああ、こう言う事か」と早合点の繰り返しです。

あとはスキャンとメモリーの操作です。

が、あまり興味がないのでタブは白紙のままで終わるかも知れません。


測定機並みの精度

驚いたのは周波数の正確さです。

手元のhp 8948A(ただし、OCXOなし)で出力した14.1MHzの信号を受信した際、2Hzくらいズレているようでした。

ふと思い出して、長波のJJYを受信してみたところ、0.06Hz程度の誤差でした。

どうやら、SGのほうが怪しい感じです。

R&S恐るべし


2022年5月14日土曜日

GPSドングル(GT-730FL-S)で苦戦中

友人が、近く南の島へ移動運用に出かけるそうです。

ロケーションの良い所に発電機を持っていくとの事で、

時間補正用に「USBドングル型のGPS」が使えないだろうか?

との相談がありました。

ずいぶん昔、秋月で買ったGPSのロガーが眠っているので、使ってもらおうと思います。

長い事使っていないので、念のため確かめておきましょう。

電池が放電し切っていたせいか少し愚図りましたが、

充電が進んだらGPSを捕捉しはじめました。

ヤレヤレとおもったのが、2~3日前です。

-・・・-

昨日、ふと気になったので、使用を勧めたBktTymeSyndとの組み合わせで確かめてみました。

誤差が大きすぎて修正できないようです。

これは後からキャプチャーした画面ですが、おなじエラーでした。

可笑しいな~と思って、チョシ回しているうち、

ドングルが熱くなって来ました。

慌ててUSB端子から外したところ、明らかに異常を感じる位の熱さです。

さては?と思って開けてみると、何年もの過放電と過充電のせいでしょうか。

危ないところでした

リチウム電池がパンパンに膨らんでいました。

予定しているのは、PCに接続したままの使用なので、電池は切り離しました。

動きました

気を取り直して再開です。

何年か前にはBktTimeSyncとの組み合わせで動いていました。何でだろう?

検索してみると・・・

"4月7日(日本時間)に2度目の「GPS週数ロールオーバー」"

https://qzss.go.jp/overview/column/gps-rollover_190225.html

2019年4月7日午前0時(日本時間の午前9時)に2度目のロールオーバー(RO)があったようです。

そういえば4~5年前には、ThunderBoltで同じような現象に出くわしたことがあり、その時はLady Heatherで解決しました。

今回もRO補正ができるLady Heatherにお願してみましょう。

"Lady Heather's Disciplined Oscillator Control Program" KE5FX

http://www.ke5fx.com/heather/readme.htm

上手く行った!

と思ったら、次の秒には2041年に飛んでしまいました。

残念!

奇数秒はOKですが、偶数秒は19年後にスリップするようです。

いろいろな事があるものですね。

さ~て、何か良い方法は無いでしょうか?