2021年5月31日月曜日

JTDX FT8サンプルファイルの解読

JTDXの設定に関するご質問をいただきました。


各設定箇所を深く・強くするほど解読数は増加します。が、解読が間に合わなくなるのが悩ましいところです。

最後は、使用するPCや受信環境、運用の目的に合わせて妥協点を探るしかないようです。


最初の一歩が、JTDXのホームページで公開されているテスト用信号の解読です。

文字での説明が難しいので、サンプルのダウンロード、解読の実行、自分が受信した信号の保存の設定箇所をキャプチャーしてみました。


サンプルファイルのダウンロード




サンプルファイルへの直リンクはこちらです


サンプルファイルの解凍
あとで指定するため、場所を控えておきます。


サンプルファイルの解読
 私は、実際の信号と混乱しないように、最初に[Monitor]をクリックして解読を停止しています。




[F6]を押す毎に、次のWavファイルが解読されます。
[Shift]+[F6]を押すと、残りのファイルを連続して解読します。


自分の受信音の保存

実際に受信している音声信号を録音しておくことも可能です。


WSJT-Xも同じです

なお、WSJT-Xでの操作も全く同じです。

詳細は、

「WSJT-X 2.4 User Guide (Japanese)」

6.6. FT8 の Main Window:(メインウィンドウ:)

の解説をご参照ください。

マニュアル

「Japanese (v2.2, html)   (JH8XVH)」への直リンク

https://www.hdlc.org/wsjt/help/


以上、ご参考まで。



2021年5月30日日曜日

LF,MF RXアンテナの検討

このところ長中波帯用受信用のアンテナに嵌まっています。

発端は、マラカイト用につくった「BCL帯(AM RADIO BAND)対応受信用 フェライト・ループアンテナ」です。


マラカイトと同軸シールド・ロッド

元ネタはこちらです。

3D無線クラブさんの記事へのリンク

https://www.ddd-daishin.co.jp/ddd/80-bcl-ferit-loopant/index.htm


最初はデッドコピーでしたが、いじっているうちに面白くなってきました。

指向性も鋭く、何より小型というのが素晴らしいです。が、感度は物足りません。

すこしでも感度を稼ぐには、同調させるしかないようです。

目的はハムバンドのモニターなので、両端に136kHzと472kHzの共振回路。真ん中に、リンクを配置してみました。

フェライト・ロッドは退役したDEGENから抜き取り

その後、某オクに出ていたロッドを落札したので、線やコンデンサを取り換えながら、感触を確かめています。


窓から突き出してみました。


きれいに同調しています

送信はしませんが、SWRはストンと落ちています。

取っ換え、引っ換えしながら、聞き比べているうちに、解読数の勝ち抜き戦のようになってきました。

このアンテナと同軸シールドループは、良い勝負でしたが、わずかに同軸が上回りました。

同軸は円周長約3メートルの2.5D何とか 8DFSV


現在は、この同軸シールドループと、ルーフタワーのステーに引っ掛けたミニホイップが、大接戦を展開中です。


もっとも、いくつか課題があります。

同軸シールドループは鋭いヌルをもつ「8の字型」、ミニホイップは典型的な「無指向性」ということ。

公平な比較はできるのでしょうか?


また、二本あるミニホイップのうち、どっちを使っているのか分からないのも、大問題です。hi


2021年5月13日木曜日

Windowsアップデートで起動不能 - 2

昨日はずしたサウンドカード、性能には満足していたのでちょっと勿体ない。

なにか回避策でもないかと思い、グーグルさんに聞いてみましたが・・・

騒ぎは見つかりませんでした。

念のため、CPU-Zをダウンロードして各パーツの名前などを控えておきました。


ちょうどひと昔まえの最新モデルです hi
オーバークロックができるとかで、当時は人気がありました。

比較的最近入手しましたが、仕様は古いですね。

H61M-USB3-B3
前のボードが壊れたので、一番安いのを買ったような記憶が・・・

JTDXの解読が遅いわけです。

この際ですから、オーバークロックでも試してみましょうかね?

2021年5月12日水曜日

Windowsアップデートで起動不能

数日前からデスクトップPCが軒並み不調です。

特に、シャックのPCは2台(Dell T-1500と自作のi7機)がブートできなくなりました。

再起動した後、BIOSのロゴ表示辺りまでは正常で、変更や保存も問題ありません。

が、HDDやSSD、CDなどからの読み込みに移ったところで、再起動が始まります。

1台なら個体を疑うところですが、2台とも同じなのです。

ひょっとするとAC100Vの電圧低下や瞬間的な停電でも起きているのでしょうか?


20年くらい前の、職場での出来事を思い出しました。

あるフロア全体の容量が不足して、100Vを下回ることがありました。

心配になって、サーバー用の無停電電源装置を入れました。

しかし、状況はますます悪化し、他のPCが軒並みダウンするようになったのです。

業者に見てもらっても埒があきません。

ハタと気づいて、その無停電電源を切ったところ、軒並みダウンはなくなりました。

どういう仕掛けか分かりませんが、電圧が下がると、その装置が電気を搔き集めて独り占めしていたのでした。


しかし、わがシャックにはそんな自己中は居ない筈です。

起動時のAC電圧の変化をテスターで当たっても、102~103Vで安定していました。

何処かで、接触不良でも起きているのでしょうか?

もしそうなら、発火でもしたら大変です。

そんな訳で、スキマーやPSKReporterはお休み。

この二日ほど、ああでもないこうでもないと、思案投げ首でした。

何気なく、ネットニュースに目を通していたら、こんな記事が配信されていました。



https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1323211.html

SCSIアダプタ用ドライバー関連のエラーで、ブルースクリーンの後クラッシュし、起動の度に同じ症状が発生して正常起動できずにループしてしまう。のだとか・・・

確かにありそうな話です!

ブルースクリーンは出ませんが、状況はよく似ています。

いう訳で、追加したカード類を引っこ抜きながら再起動してみました。

結果は、自作のi7はAsusのサウンドカードが大当たりでした。



とりあえず、このPCから復帰させることにします。

それにしても今回のアップデート、OutLookにも不具合が起きているようですね。

消したと筈のアプリを復活させたり、要りもしないニュースの表示とか・・・

勘弁してほしいです。

2021年5月2日日曜日

Malahit SDR DSP Radioの到着

4月中旬に注文していたラジオが届きました。

どう云うわけか、「あきるの市」になってましたが、迷わずに届きました。


インターフェースの手直しや新しいソフトの試用では、送信のモニターが欠かせません。トランシーバやSDR受信機は他にもあるのですが、アースや何かが繋がっていると適当なレベルに絞るのは中々大変です。ノートPCでSDRを動かす手もありますが、PCの起動やソフトを立ち上げるのも面倒です。

こんな時、SSBを受信できるバッテリー式のラジオがあれば気軽にチェックできます。

と云うわけで、以前からDEGENのトランジスタラジオを重宝していましたが、数年前、コンクリート床に落としてから、チューニングが飛ぶようになってしまいました。それでも、騙し騙し使っていたのですが、いよいよ反応しなくなりました。


いろいろ物色していると、しばらく前に話題になっていた"Malahit DSP SDR"のバチモンがお手頃の価格になっていました。

アンテナの有無で500円ほどの差

Malahit(マラカイト) DSP SDRは、RX9CIM, R6DAN, R6DCYの三氏が共同開発した、100kHzから1GHzまで受信できるSDR受信機です。(現在のソフトは200MHzまで?)

本家ロシアのサイト

http://hamforum.ru/viewtopic.php?t=193

日本語では、KG・・・さんのサイトが非常に良くまとまっていて秀逸です。興味のある方はアクセスしてみてください。

http://blog.livedoor.jp/bh5ea20tb/archives/cat_136171.html


容積はDEGENのほぼ半分です。胸ポケットは無理ですが、上着のポケットには何とか入りました。



単体としては、心配したような不具合は無いようです。(気が付かないだけかも?)

用事のついでに3Kmほど離れた公園で受信してみました。

スペクトラムも見れるのでモニターには打って付け


で、マニュアルを眺めているとUSBケーブルを通してPCに接続できると書いてあります。

さっそくUSBを抜き差しすると、サウンド関係に三つ、シリアルに一つのデバイスが追加されていました。

しかし、この段階ではサウンドの入出力として認識されておらず、HDSDRなどからは使えません。


パズルのスタートです


あーでもない、こーでもない。とチョシマワシタ結果、なんとかMalahitのIQ信号を取り込めるようになりました。


HDSDRとの間で、CATによる周波数とモードの同期とIQ信号の取り込みができるようになりました。

屋上のアンテナから送信したSunSDR2の14074チューニング信号を1回のMalahitで受信。

USBで接続したパソコンに送ったIQサウンドの信号をHDSDRで表示しています。


PCの画面
Malahit SDRのスクリーン

問題は、PC側のHDSDRのダイアルと信号の位置(周波数)関係がズッコケている事です。

サイドバンドやアップダウンの方向は合っているのですが・・・

もう少し悩んでみます。