2023年1月31日火曜日

1575kHzのAFN、1波が行方不明?

昨年1月15日の、トンガの噴火から断続的(意図せず時々止まるので)に 1575kHzで放送されているAFNのドップラーを見ています。

https://www.7l4iou.com/2022/01/1575khz.html

で、今朝(1月31日)7時頃に覗いて見ると・・・

何か寂しいな~

1001.1と1002.05Hzの2本

キャリアが足らないようです。

先週の絵を見ると・・・

999.8,999.8, 1002.05Hzの3本

「え~!」という訳で、パラパラめくってみると・・・

1月27日、朝の消感時は3本ですが

3本

1月27日、夕方の入感時

2本

これ以降、キャリアは2本(波)しか見えなくなりました。

そもそも、3本が夫々どの局なのか確信が無いのですが、

多分、下から岩国(999.8Hz) 三沢(999.8Hz) 佐世保(1002.05Hz)ではないかと睨んでいました。

青森の方が公開しているKiwi SDRを聞くと、三沢の局は良く聞こえました。

大分の方のSDRは、セキュリティ警告が出て開けませんでした。

岩国か佐世保が消えてしまったようです。

停波でしょうか? それとも、盛大なQRHでしょうか?

とっても、気になります???

2023年1月27日金曜日

--- BARTG RTTY SPRINT [1/28 2100 - 1/29 2059 JST] ---

名称:BARTG RTTY SPRINT

日時:1月28日12:00~29日11:59 UTC

バンド:3.5~28MHz 

周波数制限:← 新ルール

モード:RTTY

交信相手:JAを含む全世界の局

ナンバー:001形式のシリアルナンバーのみ (RSTは不要)

ポイント:1QSO --- 1点

マルチ: DXCCエンティティ,JA,W,VE,VKのコールエリア,大陸の数(最大6).

※バンド毎ではなく,全ての運用を通して一回だけカウントされる.

スコア:QSOポイント×マルチ×大陸数(最大6)

ログ:Cabrillo形式のログをウェッブページからアップロードする.

URL: http://bartg.rsgbcc.org/cgi-bin/hfenter.pl

締切:2月5日(終了後7日以内)

主催者URL:http://www.bartg.org.uk

ルール詳細:https://bartg.org.uk/wp/wp-content/uploads/2022/12/bartg-sprint-rules-2023-v2.pdf

―・・・―

新ルール"周波数制限 (FREQUENCY LIMITS)"について・・(少し補足しました)

BARTGの関係者に尋ねてみました。

FT8の普及などにともなう、世界的なバンドプランの議論やRTTYコンテスト時のIBP侵害などをふまえて、新たに追加したそうです。

ルール上、7030~7039kHzや3520~3535kHzでのJA同士の国内QSOも零点(マルチにも無効)になることについては、BARTGでも認識していて、議論があったそうです。で、

最終的に「7040~7045kHzと3599~3612kHzが使えるんじゃないの?」という理由で、JAも例外にしなかった。との事でした。

「いろいろ気にかけてくれてありがとう」と返事をしました。

どこかの国の連盟よりは、よほど状況を理解しているようです。 指がすべって仕舞いました。hi

従来の世界的なRTTYバンドプランからは少し上に外れますが、(3599~3612kHzで)JA同士のアクティビティがあれば、DX局から声が掛かるかも知れません。

7MHzについては、(特にFT8の国内QSOを考慮すると)恐ろしく窮屈になりますが、譲り合うしかなさそうです。

また、14099~14101kHzの無効化については、数年前にJARTSが厳格化した際は「余計なことを・・・」という、無言の圧力も感じたのですが、方向性は間違ってなかったようです。

2023年1月24日火曜日

HFドップラーグラム ― Pedersen Ray Plots (ペダーセン・レイ)

ドップラー好き(?)の間で有名な現象にペダーセン・レイがあります。

フェードアウトの前に見られる、ひらがなの「つ」のようなパターンです。

"Backyardastronomy.net"の"HF Dopplergams"↓説明付きの絵があります。

https://www.backyardastronomy.net/2018/06/16/hf-

また、ペダーセン・レイについてはG3CWIが詳しく解説してくれています。

https://www.qsl.net/g3cwi/pedersen.htm


例のループアンテナで受信すると、人工雑音がほとんでないので、きれいなドップラー・グラムの標本が採集できそうです。

8.006MHzのJG2XAを受信してみました。

8006kHz JG2XA in Akita 2023/1/6 1700JST

上下に飛び出しているのは飛行機によるドップラーだと思います。

二日目は、DX Atlasの日影と重ねた画面キャプチャーです。

8006kHz JG2XA in Akita 2023/1/7 1705JST

で、昨日、データの整理中に"HFDOPE"という組織の秀逸なホームページに気が付きました。

http://gwave.cei.uec.ac.jp/~hfd/index.html

JG2XA送信元の電気通信大学をはじめとする、日本の大学によるHFドップラー観測ネットワークだそうです。

こちらの"PLOTS"ページで過去のデータを見ることができるので、前記の2日分のデータを表示してみました。


6日のChibaが良い感じですが、1630分頃に周波数が下がってフェードアウトしたのは、秋田の日本海沿岸よりもずいぶん東にあるせいですね。

"LINKS"ページ、"Documents"の"Technical document for the sounding system (in Japanese)"

は「電離層擾乱観測用短波送信システムの開発」というPDFファイルで、JG2XAの設備や開局の経緯など、読み物としても楽しめました。

HFDOPEの皆様、大変ありがとうございます!

そう言えば、約1年前(2022/1/15 13時JSTごろ)のトンガの噴火と衝撃波による津波には驚かされましたね。

HFDOPEで、前後のプロットを拾ってみました。

非常に興味深いですね。

よく目を凝らして、見たいと思います。

2023年1月22日日曜日

3Y0Jの受信用LZ1AQループシステム

受信用ループ・アンテナの件、ご質問をいただきました。

160mから30mバンドの、受信用にLZ1AQ方式のループアンテナを使用するということは、彼らのホームページの何か所かに記載されています。

ニュースリリース #8

https://www.3y0j.no/latest-news


3Y0J RADIO OPERATIONS

https://www.3y0j.no/bandplan

Station system diagram and Antennas layout



このページの一番下には、図が載っています。


プレスリリースを見た時は意外(大丈夫ですか?)と感じましたが、検証も住んでいるようですね。

また、ループとアンプ単体なので断片的ですが、先日のローノイズ環境での動作を見ると、なかなか良さそうです。



WSPRの誤デコードとアップロード

ハイバンドの調子が良いようです。

ANAN-8000DLEとThetisで、28MHzのFT8にちょっかいを出していたのですが、

少し目を離したすきに、VAC(とくにTx側)が止まることに気が付きました。

この問題はWSJT系モードの定番トラブルですが、

USBのセレクティブサスペンドを無効にすることで解決していた筈です。

WindowsかWSJT-Xのアップデートか何かで、復活したのでしょうか?

現象の再現と対策のため、28MHzのWSPRを起動して、間隔を空けて送信してみることにしました。

それとは別に、RedPitayaの5バンドWSPR受信機とHelmes Lite 2 のLF/MF WSPRを動かしていました。

--- ここまでは前振りです ---

さて、夜中に目を覚ましたので、「LF/MFの状況はどうかな?」とモニターを覗いて、びっくり仰天!

136kHzと474.2kHzで、これでもかと言うくらい7L4IOUをデコードしていました。

どうやらフロントエンドの飽和などによる受信機内のスプリアスか、電源やLANからの回り込みで28MHzの信号を誤ってデコードしているようです。

というか、1台のパソコン上で動いているので、何があっても不思議はないのですが・・・

慌てて、WSPR Netを覗くと

1つアップされていた

「何でだろ?」首をひねって、思い出しました。

秋田での受信状況と比較したいと思って、

例の中華パチモンループ+Helmes Lite 2+Spark SDRをJA7KBR-1で追加していたのでした。

ここらか上がって仕舞ったようです

上のバンドなら、「そう言う事もあるよね」で済む(済まない?)のですが、

まるで継子いじめのような条件がついているため(PLC問題のしっぺ返しではと勘繰っています)、許可が貰えないLF/MFでは無免許運用と邪推されかねません。

慌ててスポットをオフにしました。

同じことは5MHz帯でも起こりかねないので、WSPRやPSKRへのアップは要注意ですね。

用心、用心。

2023年1月20日金曜日

中華製LZ1AQ方式ループアンテナの試用

年明け早々に帰郷する際、中華製のループアンテナとHL2をバッグに入れました。

実は、10月頃から中華通販サイトの広告に表示される「lz1aqアンプ」が気になったのです。

eBayには無いようです

3Y0Jの受信用アンテナとして注目されている、LZ1AQ RX loop systemを構成する差動型アンプの原型↓をパクっているようです。

「Wideband Active Small Magnetic Loop Antenna / Chavdar Levkov LZ1AQ」

http://www.lz1aq.signacor.com/docs/wsml/wideband-active-sm-loop-antenna.htm

良い値段なので迷ったのですが、いぜん使用した"AAA-1"↓の好感触を思い出しました。

3Y0Jの受信用アンテナはこれがベースになるらしい。

「Active Antenna Amplifier (model AAA-1C) / 99.00 € excl. VAT」

https://active-antenna.eu/amplifier-kit/

11月中には届いていたのですが、いろいろと慌ただしく手つかずになっていました。

シールドを外すと・・・

入力側

出力側

パーツの値が一部異なりますが、回路はLZ1AQの原典にソックリです。

トランジスタは、姿形と"RE"のマークから想像すると、

2SC3357のhFE値125~250バージョンかも知れません(だと良いな)?


裏面

ずいぶんと大きく書いてますね!

結線の方法

両端がSMAの硬めの同軸ケーブル 2本の芯線と外被をスライド式のスイッチで切り替えて、

メビウス/シールデッド・ループ/微小ループの切換が出来るようです。

スイッチのカバーは無し

外は雪だし、全体の耐候性は全くありません。

鴨居からぶら下げてみました。

ループの直径は65㎝

家も襖も亡父の自作です

さて、アンテナをつないだものの、困ったのはHermes Lite 2とパソコンの接続です。

東京ではルーターのDNS設定で決め打ちしているのですが、LANポート直結した際のアドレスが分かりません。

チョシママワシしてるうちに、HL2が暴走しているようでLEDのブリンクが可笑しくなりました。

だいぶ格闘しているうちに、何かの拍子に[169.254.19.221]でpingが通るようになりました。

ヤレヤレ

中波帯を聴いてみると、中国語と朝鮮語のオンパレード!

子供のころラジオのダイアルを回した時と同じ感覚です。

もうすっかり忘れていた、日本海岸の空でした。

さすがに小さすぎるようで(アンプの下限?)、40kHzのJJYや136kHzは見えないようです。

SparkSDRで474.2kHzのWSPRにセットして床に就きました。

夜中に目を覚ますと良く見えていました

老親が暮らしていた古い木造家屋のこと、電波は良く透るし、地デジ以外のデジタル機器はありません。加えて、近隣の空き家化も進んでいます。

鴨居にぶら下げたループアンテナでも良く見えるのにびっくりしました。

東京では、ミニホイップやループを取っ換え・引っ換えして悩んでいましたが、ノイズ環境を勘定に入れないと駄目ですね。

こんなに違うんだったら、親が生きてるうちにもっと帰ってくれば良かった・・・とか思い始めると、眠れなくなって仕舞いました。


2023年1月18日水曜日

慌ただしくも悲しい年末年始

体調を崩して入院していた父か12月末に永眠しました。98才でした。

正月前に来いと、母が連れに来たのでしょうか?

大晦日の火葬となりましたが、雲の合間から日が差す、秋田にしては暖かい日でした。

母の時は新緑がきれいでした

元日と2日を東京で過ごし、4日の葬儀のために帰郷という、慌ただしい正月になりました。

郷里の風習で、以前は念仏講のような一同に会してのお悔やみだったようですが、コロナの影響もあってか、二・三人連れだって弔問に来られる由。

8日まで滞在することとなりました。

年配の方が多く、私が早く家を離れたこともあり、お顔を拝見してもお名前や御宅(屋号)がよく思い出せないのですが、父母との思い出話などを聞いていると、

いろいろ助けて頂いた皆さんへの感謝や、思い出でや、悲しさがない交ぜになり、目頭が熱くなるのも度々でした。