2020年12月31日木曜日

今年一番の散財

 

メモリーを引っこ抜いたシャックPC、その後もモグラ叩きのような小トラブルが続いています。

何気なく最近のパソコン事情というか、値段やスペックを見ていたところ、検索エンジンに見つかって仕舞いました。

これは如何だ?とか、他の人はこんなのを買った!とか、手を替え品を替えて誘惑して来ます。

置く場所もないしな~と思いながら横目で見ていましたが、寝ぼけ眼で眺めている内、ついフラフラとポチッて仕舞いました。


届いてみると、新品の箱を空けるのは、ちょっとリッチな気分がありますね。

私にとっては、3台目の新品パソコン、今年一番の散財です。hi

1台目が40年くらい前のPC-8001、2台目が10年くらい前に評判だったNECの鼻毛鯖でした。

どちらも、段ボールの底に埋まっています。ゴミが増えるわけです。orz


さ~て、RTTY Roundup。イヤイヤ、その前のSARTG New Yearに間に合うかな?、


新春恒例のARRL RTTY Roundup [1/3 0300 - 1/4 0859 jst]

新春恒例のARRL RTTY Roundupが今週末に開催されます。


FT8がブームになってから、毎年あれこれ試行が続いています。

2018年、FT8のオートシーケンスは自動交信だから駄目(不許可)。

2019年、FT8コンテスト設定が使用可。RTTYヘビーメタルサブカテゴリー新設。

    自ずと限界があったようで一回限り?

2020年、FT4とFT8使用可。QRP部門新設。

2021年、シングルオペUnlimitedを3部門に分割(RTTY、 デジタル、ミックス)。

といった具合です。

関係者の、昔ながらのRTTYへの郷愁と言うか、思い入れが伝わってきます。hi


と云う訳で、今回(2021年)はスキマーやクラスターを封印してRTTY一本で行くか?

スキマーやクラスターを活用して、SO2RのRTTYに徹する。

FT4/FT8のデジタル一本で行く。

お屠蘇気分で、RTTY, FT4, FT8, 何だったらPSKも覗きながら、選り取り見取りのミックスも楽しそう・・・

これに、パワー区分が3つ{HP(1kW),LP(150W),QRP(5W)}あるので、どれを選ぶか・・・

なかなか悩ましいところです。

ルールもちょこちょこ見直されていて、12月29日付けのPDFが最新版のようです。

https://contests.arrl.org/ContestRules/RTTY-RU-Rules.pdf


開いたところ、QSO方法の解説に目が止まりした。

JH3HHTのコールサインを使用しているあたり、森OMへのリスペクトが感じられますね。

見えておりましたら、よろしくお願いいたします。


--- [ルールの概要] ---

名称:ARRL RTTY Roundup

日時:1月2日18:00~3日23:59 utc

 ・シングルOPの運用時間は24時間以内.

周波数:3.5~28MHz

モード:ディジタル

 ・RTTY, PSK, FT4, FT8, JTx, ASCII, AMTORほか.

 ・同一バンドでのQSOは,モードを通して一回のみ有効.

部門 

・Single OP  <--- 従来のシングルOP クラスター、スキマー等使用不可

 モード区分:RTTYのみ

 出力区分:HP/LP/QRP 

・Single Operator Unlimited  <--- 以前マルチOP扱いされたシングルOP

 モード区分:RTTYのみ / Digitalのみ / Mixed-Mode

 出力区分:HP/LP/QRP 

・Multioperator-Single Transmitter (LP and HP)

・Two Transmitter (HP)

・Multitransmitter (HP) 

※マルチOPのモード区分は、Mixed-Mode only

※出力区分の定義

 High Power (HP): 1500 watts PEP output または許可された最大出力

 Low Power (LP): 150 watts PEP output or less

 QRP: 5 watts PEP output or less

交信相手:JAを含む全世界の局

ナンバー:RST + 001形式

・Wの局は,RST + 州.

・VEの局は,RST + プロビンス.

ログ:Cabrillo形式の電子ログをwebページから提出する.

ログ提出用webページ: http://contest-log-submission.arrl.org/

 ※Cabrillo形式以外のログは,Webのサービスを使用して変換してから提出する

ことも可能.http://www.b4h.net/cabforms/arrlrttyroundup_cab3.php

締切:1月10日(終了から7日以内)

主催者URL: http://www.arrl.org/rtty-roundup


2020年12月29日火曜日

早咲きの梅

2~3日前の夕方、近くの橋のたもとを通りかかったら、ほんのりと甘い香りが漂っていました。

気になっていたので、用事のついでに、ちょっと寄り道してみました。


正体は、法面に植わっている梅(?)の花でした。


陽気に誘われて、ほころび始めたようです。

このところ穏やかな天気が続いているので、背景の銀杏はまだ葉をいっぱい残しています。

今年は大変な一年になりました。

田舎の秋田は連日の雪とのこと、冬はこれからが本番ですが、

春はそこまで来ているようです。

もう少しです。

2020年12月28日月曜日

T-3500のトラブル

 この2~3か月、パソコンの不調に振り回されていました。


例えば、部屋のPCは、Core i7-2600Kという2011年から2013年初めまで生産されたCPUの自作機ですが、構成している部品は、1990年代からの寄せ集めです。

今のパーツではSGIの101キーボードが一番の古株です。


が、その前は、かれこれ6年前に取り外した5インチのFDDが最古参でした。hi

意外に当たり外れの多いのがマザーボードで、今のボードも確か3枚目だったと思います。

奮発したつもりのメモリーが不具合で、この夏に入れ替えていました。

が、その後もあれこれ愚図りが多くて、気が重いところです。

とりあえずは、騙し騙し使っています。


一方、シャックPCの、DellのT-3500は、2009年の最新鋭機です。hi

https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0904/01/news094.html

こちらは、4~5年前に某オークションで入手しました。

性能は、次々公開される新機種に抜かれますが(でなければ商売にならない訳で・・・)、

作りの良さは、後継機に負けていません。

何処かのフーテンさんではないですが、目方で量ってみれば良~く分かります。hi

と云う訳で、期待をしていたのですが、

実は、今一つパッとしませんでした。


例えば、RedPitay + PowerSDRで運用していると、何かのタイミングで送受信の歪が悪化します。

多くの場合は、仮想オーディオケーブル(Vertural Audio Cable)の不具合として顕われます。

再起動やバージョンダウンで対処していましたが、他のPCではそれ程には発生しないので、不思議でした。

今思うと、虚弱体質か?というような、小さな不具合が多かったのです。


さて、一月ほど前から、本格的に愚図りだして、ついに起動できなくなりました。

ついに、メモリーの故障が露見したようです。

とりあえず、問題のDIMM3と同じグループの3枚を外てみました。


一応、正常に起動するようになりました。

VACも今のところ安定に動作しています。

ずーっと続いていたトラブルは、メモリーが原因だったのでしょうか?


物理的な動作を伴うハードディスクは、消耗品だと割り切っていました。

しかし、半導体メモリーも、本質的に読み書き回数は有限であり、

{すみません、USBやSSDのフラッシュメモリーと混同していました 12/29}

かつ、温度や電圧などの動作環境に寿命が左右されるようです。


油断は禁物なようです。


2020年11月30日月曜日

久々の外出

 今日は半年ぶりに電車に乗りました。

半年に一回の検査通院で御茶ノ水まで出かけたのですが、乗降した駅にホームドアが設置されていて驚きました。

歳をとるにしたがってバランス感覚が悪くなるので、確かに安心ですね。


皆さん、不要不急の外出を控えているのか、月曜日にも関わらずかなり空いていました。

今日は採血だけだったので、11時過ぎに終わりました。

外に出るとポカポカと気持ちの良い日差しです。

フラフラと神田明神まで行ってみました。

境内も何時になくひっそりとしています

初詣は心太式に押し出されてしまい、あまり見ることができません。

きょうはのんびり眺めてみました。


本殿に向かって左手の建物「道の駅みたい!」という声が聞こえました。

大黒様のご利益か、商売繁盛で結構なことです。


その脇には、「えびす様のご尊像」がありました。

「病気平癒・健康増進」の祖神とか・・・

そう言われると、最近お忙しいアマビエさまの面影もありますね。hi



コロナ退散を願って手を合わせて来ました。


境内からから湯島聖堂の方を見ると、色づき始めた銀杏がきれいでした。

折角なので、甘酒でも買って帰りましょう。


ここまでくれば、秋葉原に寄らない手はありません。

少し前、Omnia SDRが起動しなくなり、電圧を当たったら3.3Vが出ていなかったの思い出しました。

と云う訳で、秋月電子でレギュレーターをゲット。

今日の戦利品です


ところで、このひと月ほど、コンテストのチェック・ツールの手直しに嵌まっていました。

1週間くらいでできるだろうと多寡を括っていたのですが・・・

元のソースが、かれこれ10年くらい前に書いたもので、すっかり忘れてしまいました。

プログラムはDelphiという言語を使っているのですが、勤め先のライセンスだったようで、ライセンス切れで動きません。

コミュニティエディションとい無料版があるのですが、これが何度やっても認証で蹴られてしまいます。年甲斐もなく、癇癪を起しそうになりました。

途中でVBやフリーPASCALのLazarusにも浮気したのですが、どうもしっくり来ません。

結局、個人で登録していた旧版のDelphi 7までバージョンを落としてインストールしました。

ヘルプは見れないし、Webで探すコーディング例は絵に描いた餅だし・・・

大昔のDOS版のTurbo PASCALに戻ったようでした。

それでも何とか動き出しすと、根っからの下手の横好き、ついつい没頭して仕舞います。

外出自粛を良いことに、ちょこちょこ書いては、1時間くらい走らせて、バグ取りや照合の手順を見直す、という無限のループを日がな一日廻している内に・・・

気が付いたらひと月経っていました。


2020年10月28日水曜日

160m STL その後

17~18日のJARTS RTTY以降、ログの受付に追いたてられていました。

やっと洪水が収まり、締め切りまでの嵐の前の静けさという感じです。

拙い英語でのメールの遣り取りは、グッタリと疲れます。

JA各局のコメントにも返信したいのですが、よく言う「既読スルー」状態になっています。 vy sri


そんなわけで、今日は気分転換にしばらく放り出していたSTLを弄ってみました。


懸案だったへなちょこ釣り竿の代わりに、ホーペックさんから7MHz用キュビカルクワッドのスプレッダーを1本調達していました。

送料込みで約5万円の、巨額投資でした。

エレメントも、8DSFA Liteでしたが、某フリマで入手した韓国製の10D-2V相当のコルゲート同軸に換えました。


しかし、以前の8Dと同様、たかだか50Wでアークが飛んでしまい、二進も三進もいかない状況でした。

こんなところにも放電痕が・・・


この2週間ほど頭を冷やして見ると、少しでもループ長を長くすることに囚われていたようです。

基本に帰って、絶縁の確保に徹して様子を見たいと思います。

こんな感じにしてみました。

白いジャンパーの形(例えばコイル状に)や場所を変えると、3~5kHz動きます。

オマケに、リンク用のループを弄っていたら三角形になって仕舞いました。


何やら山の麓に鳥居があるようです。hi hi


全景はこんな感じです。

HL製のコルゲート同軸、アンドリューとはフィラーの材質が異なり、かなり重いです。




気になるSWRは、良い感じです。

このあと、控えめに10WのFT8でCQを出したところ、JA1OVD 岸さんからコールを頂き、念願のQSOができました。(嬉しさのあまりキャプチャーを忘れてしまいました)

岸さん、どうもありがとうございました。


その後、数局のJAとQSOしていただき、国内QSOには充分使えるとの手ごたえが得られました。

久しぶりに、美味い晩酌でした。


2020年10月16日金曜日

LF帯(136kHz)受信中

RTTYスキマー用に始めたMiniWhipアンテナですが、

つい野次馬根性が出てしまい、この数日はLF帯とMF帯(474.2kHz)を"聞いて"ではなく"見て"いました。

最初はSDR PlayのRSP1をパクった中華バチもんを使っていました。

4千円ほどの安物にしては良く見えるので喜んでいました。

が、Sun SDR2に代えると軽く3dBほどもSNが上がり、ちょっと見直しました。hi


と云うわけで、ダイアルを136kHzに据えて、

FST4W-1800の30分ビーコンモードと、在来のWSPR(2分)ビーコンを並行して受信中です。

FST4W-1800(左)  WSPR(右)

PSK Reporterを見ると開発者のK9ANもOnLineでした。

早くもv2.4.0のテストをしているようです


在来のWSPR

思いのほかの賑わい

一時は雪崩を打って移行か?と思いましたが、また戻ってきているようです。

FST4Wは、T/Rシーケンスの長さなど選択肢が多く分かり難いのは事実です。

普及の足を引っ張らないと良いのですが・・・・


というわけで、明朝9時のJARTSのスタートまで、この態勢で受信しています。

ライセンスとお暇のある方は、ぜひ試してみてください。

ひょっとしたら、近場ならワイアレスマイクレベルでもOKかも知れません。

法律や規格が分からないのですが、

630m帯、半径200メートルが何たらとか言われるアマチュア無線より、玩具のほうが実用的だったりして・・・・ hi hi



2020年10月15日木曜日

今週末はJARTS WW RTTY Contest

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早いもので、今週末はJARTS WW RTTYの開催となります。



2020年のルールでは、バンドプラン違反について以下のように明確化しました。

-----------------------------

バンド:3.5, 7, 14, 21, 28MHz

※バンドプランを遵守すること。

※国際ビーコン周波数 14100kHz +/- 1kHzは、コンテスト運用に使用しないこと。

※上記に違反する交信は無効とする。また、上記に違反する10分間以上ランニン

グ、もしくは10QSO以上の交信を行った局は失格とする。

(バンドプランから逸脱した交信は無効とする。)

-----------------------------


従来、3.535~3.575MHz、7.045~7.100MHzなどJA同士のQSO禁止区分でのQSOは

無効とし、「ついウッカリ」を超えると思われる局には、個別にご注意を喚起してきました。

電波法の遵守は言うまでもありませんが、JARTSコンテスト委員会として、正直者が損をしないような「公正の確保」も大変重要と考えての改訂です。

今年は、10以上の違反QSOや、14,100kHz ±1kHzでの10分間以上のランニングは、機械的に失格となりますので、くれぐれもご注意ください。


コンディションは少し下がり気味ですが、宇宙天気 <http://swnews.jp/>は、週末にかけて「概して静穏」のようです。 http://swnews.jp

奮ってご参加ください。

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名 称:JARTS WW RTTY CONTEST

日 時:10月17日 09:00 ~19日08:59 JST

周波数:3.5~28MHz 

※バンドプラン遵守すること。

※国際ビーコン周波数 14100kHz +/- 1kHzは、コンテスト運用に使用しないこと。

※上記に違反する交信は無効とする。また、上記に違反する10分間以上のランニ

ング、もしくは10QSO以上の交信を行った局は失格となる。

モード:RTTY

交信相手:JA局を含む全世界の局

部 門

 SOHP: シングルOP,オールバンド,ハイパワー (出力制限無し)

 SOLP: シングルOP,オールバンド,ローパワー (出力100W以下)

 MO:マルチOP,オールバンド (マルチTX可,出力制限無し)

 ※すべての部門でDXクラスタを使用できる.

ナンバー:

・シングルOP局は,RST+オペレータの年齢 (YLは00も可)

・マルチOP局は,RST+使用するコールサインの免許人の年齢 (クラブ局の場合

は99)

ロ グ:キャブリロ形式のログを電子メールに添付して送信する.

・ログのファイル名は参加したコールサイン+拡張子とする. [例,JA1YCQ.

cbr]

・メールの表題には参加したコールサインを入れる. [例,Subject: JA1YCQ]

・運用周波数をkHz単位で記載していないログは,表彰の対象とならない. 

アドレス: log@jarts.jp

締 切:10月31日(必着)

※ログ提出の3日後に,ホームページのログ提出局リスト(Submitted Logs 

2020)にコールサインが掲載されるので確認すること.

主催者ホームページ: http://www.jarts.jp/


2020年10月14日水曜日

MiniWhip用バイアス・ティーの検討-2

 バイアス・ティーを見直したミニホイップですが、

どうしてもノイズが残って「使い物になるのかな?」と心配でした。

まずは、電圧を上げるための放熱です。

クールスタッフを貼り付けました

ペットボトル内の対流が、あまり期待できないのですが、当座できるのはこんなところです。

久しぶりの点検がてら、ルーフタワーのステーに引っ掛けました。


シャックに戻って、供給電圧をいじっている内、電源がかなりノイズっぽいのに気が付きました。

菊水の古い実験用電源です

バイアスTもどきは、直下型プリアンプなどのためいくつか作っていました。


その中に、LM317で電圧を可変できるのがあったことを思い出しました。

コアの下の白い□がボリューム

例によって、鮟鱇の吊るし切り方式ですが(そろそろ鮟鱇が美味い季節ですね・・・)

VHF用の小さいガルバニックアイソレータをBN-202-73に交換し、

RFCを緑コアに取り替えました。

これに、昔のトランス式ACDCコンバータから12V(無負荷時は約20V)を供給しました。


菊水をキャプチャーし忘れたのですが、改造後にアンテナと電源を交互に切り離した様子です。

電源からのノイズ混入はなくなったようです


物は試しと、630mと2200mをモニターしてみました。




WSPR NetやRBNに上がるレポートを見ると、まだまだ足元にも及びませんが何とか見えるようになりました。

また、けさの160mは賑わってましたね。

残念ながら、MiniWhipではR5AJくらいしか見えませんでした。



2020年10月12日月曜日

MiniWhip用バイアス・ティーの検討

週末のMakrothen RTTYにチョッカイを出してましたが、ぱっとしないコンディションでしたね。

ACAGに流れたのでしょうか? JAは1局だけでした。

結果、今回はのメインは受信用のアンテナでした。


と云うのは、スキマー用にナガラの5バンド・トラップ・バーチカルを使っていました。

が、下手にとったステーが仇になったようで、すっかり調子が悪くなりました。

そこで、代わりにならないかと思い、一度見放したミニホイップを

引っ張り出しました。

元ネタはこちらです

http://www.pa3fwm.nl/projects/miniwhip/

オランダのTwente大学の、WebSDRで使っているとの事。

こんなに見えるなら云うことはありません。

回路もシンプルです




が実際には、なかなか上手くいきませんでした。

騙されたつもりで、eBayで中華製の偽物PA0RDTも買ってみたのですが、やはりダメ。

と云う訳で、放っぽり出していたのでした。 2~3年前の話です。


さて、この初夏、50MHzの八木を作るためのバランをいじっていて思ったのは、

チョーク(RFC)やコモンモードフィルターが、実に難しいことです。

例えば、コイルのQに拘っても、実際の配線が50オームになることは無いので、絵にかいた餅に終わる事も良くあります。

そのために、CMCテスターのようなツールが工夫されたようです。

が、使い方がかなり難しくて、万事が面倒くさがりの私にはちょっと無理です。

何か安直な方法がないかと思案していました。

解説を斜め読みすると、自由空間のインピーダンス 377Ωでの効き方がミソのようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%80%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9


だったら、1:9のトランスを対向させて、

50:450 <--> [DUT] <--> 450:50

の通過特性を見れば、当たらずも遠からずでは?と思いつきました。


で、こんなものを作っていたのでした。

中華ミニホイップに付属のバイアスTを挟んでいます


特性はというと・・・

RFCの自己共振周波数で鋭く減衰していますが、上も下もダダ洩れですね。


トランスが今一つで、20MHz辺りから怪しくなりますが、ツボは外してない(考え方は大体合っている)ようです。

調子に乗って手元のものを幾つか当たってみました。

9.52mHのチョーク



面白かったのは、ハニカム巻の古い1000uHです。


先人の知恵ですね!

たぶんFT50-43のはず


低い方が今一つ

某オークションでおもしろいコアをみつけました。

きっとこんな用途の材質だと思うのですが、コイルとして見ると恐ろしくQが低いのです。

0.6mmくらいのエナメル線を巻いて、高い方を(こちらはQが高くなる)フェライトの芯でカバーしてみました。


良い感じです


アンテナ側も同じように替えてみました。


ペットボトルに押し込んで


釣り竿の先に括りつけました。


RedPitayaのRTTYスキマーに繋いだ結果は・・・


トータルの解読数は407で、意外に善戦してくれたようです。

何方かというと、低い方が少しだけ得意なようです。

供給している電圧は、約8Vです。

12Vくらいまで上げた方が感度もIMDも良くなるのですが、熱っちっちになります。

放熱が宿題です。

週末のJARTSまでに、ルーフタワーのステーにでも括り付けたいと思います。


2020年10月1日木曜日

噂のWSJT-X 2.3.0 rc1 (新モードFST4とFST4W)の公開

新モードFST4とFST4Wで関心が集まっていた、WSJT-Xの2.3の rc版が公開されました。

4-GFSK変調を使用したモードで、幾つかのサブモードがありますが、ほぼ理論上の限界に近づいているようです。

クイックスタートガイド

https://physics.princeton.edu/pulsar/K1JT/FST4_Quick_Start_jp.pdf

 

特に1800秒(30分)モードは凄いですね。

時間はかかりますが、-43dBとのこと。

160mのW西海岸は、ホイップでもできそうです。


さっそくインストールしてみましたが、

運用周波数は、136kHZ, 474kHz, 1.8MHzのローバンドしか設定されていないようです。

160mはアンテナがありません。orz


出来れば、80mでも使ってみたいものですね。

頭の体操をしてみました。



3570から3580の10kHzに、三つのQSOモードと二つのビーコンモードが共存できそうですが、如何でしょうか?