2022年12月25日日曜日

年末の紅梅

 今日は北風は冷たいものの良い天気でした。

昼過ぎ、近くの橋のたもとを通ったら、ほのかな甘い香りが漂っていました。

土手の南斜面に植わっている、気の早い紅梅が何輪かほころび始めていました。

もうこんな時期になったのかと思って、しばらく眺めていました。

思い返すと、今年はいろいろ悲しい事がありました。


4月には、田舎の母が急逝しました。94才でした。

しばらく前から食欲がなかったようで、朝食の支度をした後、飴玉を口にして柱に寄りかかり、うつろんでいたそうです。

昼近くになっても起きないため、声を掛けた時には意識がなくこと切れていたとの事。

年相応にいろいろな薬を処方されてましたが、特別な原因は見当たらず、老衰に近い状況だったようです。

気丈な人(父に言わせれば「カダッパリ」)で、「ヒトのヤガになりでぐね(他人様の厄介になりたくない)」が口癖でした。

ああすれば良かった、こうすれば良かったと親不孝をずいぶん悔やみましたが、

日がたつにつれ、いかにも母らしい大往生だったと感心させられます。

「ホラ見れ。ナンたもだ!」と笑っているかも知れません。


11月には、隣家のご主人と義弟が相次いで急逝されました。

人と会うのが難しくなったコロナ禍の中で、対話の機会が多かったお二人でした。

持病をお持ちなので、しっかり管理されていましたが、

この3年、耐え忍んできた反動もあるのでしょうか?

寂しい年になりました。


ここに来て、高齢の父が体調をくずして入院し、気の休まらない日が続いていました。

そんな中でも、季節はしっかり廻って行くのを感じました。


今年もいろいろありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

良い新年をお迎えください。



2022年11月16日水曜日

中華RX用プリアンプ - トランジスタ交換

このところ楽しんでいるパチモンのプリアンプ。
これまた怪しい2SC5551Aに交換してみました。
取り外したトランジスタとのツーショットです。
左:2SC5551A     右:取り外したTR
明らかに違います。

足を付けてトランジスタ・チェッカーで見ると・・・・
取り外したTR
たしかにゲインはありました。
これから付ける2SC5551A
2SC5551AのhFEとVbeはデータシートと合っています。
で付け替えると・・・
良いね~!
なお、バイアスは50mAにセットしました。
NanoVNA Saverを立ち上げて
TR交換後の1号機と2号機
入力側の位相はぴったり重なりました。同じトランジスタのようです。
2号機のゲインが少し小さいですが、出力側のアッテネータの違いかもしれません。
少し暖かくなるので、気休めかも知れませんが、ケース下面と接触するように、クールスタッフを丸めて貼り付けました。
行き掛けの駄賃です
でケースにいれる前後です。
コアとケースの干渉?
高いバンドで使うなら、余裕のあるケースにするか、配置を見直す必要がありそうです。
急なピンポンで、12.5Vで付けっ放しのまましばらく放置したら、少し熱くなってました。
フル稼働だから仕方ないですね。
8Vで安定化したACアダプターが有ったので、電圧を低くしてみました。
これ(8V)でも良いですね。
と言うわけで、もし外れを引いてしまったら、トランジスタを交換するのもアリという結果でした。
なお、IMDは全く同じでした。
というか、測り方が今一つ納得できていません。hi

2022年11月15日火曜日

South Jakarta FT8に参加しました

先週末のデジタルモードのコンテストは、South Jakarta FT8 とWAE DC RTTYが重なりました。

QTC交換がおもしろいWAE DCですが、今年は気が乗らなくて欠席しました。

正直なところ、ウクライナ局不在のRTTYコンテストはつまらないですね。

加えて、ヨーロッパ最大のアマチュア無線団体を自尊するDARCが、ウクライナをめぐる状況を投票で無視する事にしたらしいのも、感心できません。

https://www.darc.de/der-club/referate/conteste/detailansichtrc/news/einladung-zum-wae-cw-contest/

と言うわけで、今年は南ジャカルタFT8に参加してみました。

が、トイレに起きたついでにポツポツとクリックしていたら、ロシアの局にも呼ばれてQSOして仕舞いました。hi

彼らも災難ですね。

この後は、未交信のYB 3局とQSO、水色が消えたところで二度寝となりました。


2022年11月14日月曜日

中華RX用プリアンプ - IMDの確認

 私の場合、運用の99%がHF帯なので、周波数は30MHzまで伸びていれば十分です。

そういう意味では、中波放送やスカイツリーからの強信号によるスプリアス(良く言うオバケ)の方が心配です。

TRを交換する前に、IMDを見ておきたいと思いました。

道具立てはこんな感じです。

2信号発生器はRedPitayaのOscilloscope & Generatorで 1.790MHzと1.810MHzを発生させました。

設定が拙いのか、残念ながら、信号はかなり汚いです。

全体をつないでから、歪み始めるまでプリアンプへの入力を増やしていきました。

RedPitayaの出力を0.001Vに設定し、可変ATTを5dBにしたところから歪みはじめました。

このときのitnySAのレベルは-60.25dBmでした。

もう1目盛戻して、-61.25dBmにすると歪はスッと消えました。

ダラダラと変化すると思っていたので、意外でした。

途中経過はこんな感じです。

-・・・-

と書いて、一旦アップしたのですが、間違っていました。

プリアンプ入力1dBの差は、プリアンプ出力では約15dBの差になります。

どうも、プリアンプではなくtinySAの入力部の特性(歪)を見ていたようです。

プリアンプとtinySAの間に30dBのアッテネータを入れて仕切り直しです。

構成はこんな感じです。

RedPitaya  ch1:1790kHz /ch2:1810kHz

合成器

可変ATT 

プリアンプ

ATT 30dB

tinySA


RedPitaya 0.015V,  VATT 2dB 

かなり微妙なところでスイッチが入るようです。

ATT 2 dBだと1号機は歪みますが、2号機は持ち堪えましたる。

もう一目盛り

RedPitaya 0.015V,  VATT 1dB 

RP:0.015V VATT 2dB 

プリアンプ入力:-28.75dBm (-58.75dB)

青:電源オフでプリアンプがスルーの状態

ピンク:1号機

緑:2号機

        基本波          ゲイン    3次                 5次              7次           

amp  1790/1810                  1770/1830           1750/1850        1730/1870

--- ------------------ ------   -----------------  ---------------   ---------------   

#1:   0 (-43.25)        15.5    -18.0 (-61.25)     -34.0 (-77.25)    -33.0 (-76.25)

#2:   0 (-44.25)        14.5    -18.0 (-62.25)     -33.0 (-77.25)    -33.5 (-77.75)


ここまでは、耳で聴くことなくtinySAの画面だけを見てきました。

が、受信機というからには、やはり聴いてみなくては?と思いました。

これまた中華パチモンのドングルとSDRunoで聞いてみました。

RedPitayaのツー・トーンはやはり汚かったです hi

でも、増幅前から歪んでいるような・・・受信機でしょうか?

今まで、リニアアンプ(直線増幅器)の歪などは、PSK31の無変調信号(2トーン波形)とIMDメーターで手軽に見ていました。

基本的に無茶はしなかった訳です。

が、今回は敢えて歪むような強信号でドライブしてみたところ、いろいろな気づきがありました。

面白いものですね。

2022年11月12日土曜日

中華RX用プリアンプ - 2号機到着

 追加でボチッた中華受信用プリアンプ

2~3日前に2台目(以下、2号機)が到着しました。

宿題が終わったので、様子を見てみました。

2号機、30dBのATTが入っています


2号機 - 素晴らしい!

1号機の「HFならこれで良いかも」のパターンとは全く違いました。


1号機 - HFは十分

NanoVNA Saverを立ち上げてプロットを比較すると・・・

青:1号機 茶:2号機

見事なくらい差が付きました。

何処でこんなに差がつくのだろう?

取り出して並べてみました。

左:1号機、右:2号機

トランジスタはやはり削られていて判読できませんでした。

パッケージの規格は同じようですが、#2の方が気持ち大きいかな?という感じです。

あとは、D1やL3など品番や値は同じですが、異なるメーカーのようです。

気になっていたトランスは、どちらもバイファイラ10回で、ツイスト無しです。

#2の特性を見ると、ツイストの有無は決定打にはならないようです。

実は、同じ日にポチっていた自称2SC5551が届きました。

後で、取り換えてみたいと思います。


2022年11月11日金曜日

--- South Jakarta FT8 [11/12 1700~11/13 1700 JST] ---

South Jakarta FT8 DX Contest 

 

ORARIの南ジャカルタ支部から、FT8コンテストのご案内が届きました。

名称:South Jakarta FT8 DX Contest 

日時:2022年11月12日 08:00 - 13日08:00 UTC

            (2022年11月12日 17:00 - 13日17:00 JST)

交信相手:JAを含む全世界の局

バンド:40M (7.080 - 7.090 MHz)

モード:FT8

ナンバー: Grid Locator

※設定は "WW Digi Contest"を使用する

部門:シングルオペレーター

ポイント

 ・自国とのQSO: 5点

 ・同じ大陸の他の国とのQSO: 10点

 ・異なる大陸の他の国とのQSO:10点

 ・YB局とのQSO:15点

 ・チャレンジポイント: 7AØCとのQSO: 50点

マルチ:

 ・エンティティ毎に 1

 ・プリフィックス毎に 1

ログ:カブリロ形式のみ受付

提出:Webのリンクから行う

締切:2022年11月20日

ルール詳細:https://sjdxcontest.com/rules/ft8

2022年11月1日火曜日

中華RX用プリアンプ

受信用のプリアンプなど見ていたのを、AIに嗅ぎ付けられました。

で、まんまと物欲を刺激されてこんなものをポチって仕舞いました。

ストアの対応も丁寧で、10日ほどで届きました。

早速、蓋を開けて見ると・・・

(某国製の機械は、通電前の目視点検が必須です)


何だか、何処かで見たような基板です???

それに、こう言っては何ですが、リレーの使い方などは、明らかに文化が違います。

記憶をたどって、ここに行き着きました。

https://hamparts.shop/rx-small-preamp-with-2sc5551-in-box.html

ホームページに掲載されている写真を見ると、基板は瓜二つです。

目につく違いは、BY版のトランスがツイストされていない事くらいです。

が、2SC5551である筈のトランジスタ、マークが良く見えません。

アルコールで拭いてみましたが・・・・

削られているようです

何でわざわざ削ったのでしょうね???

「2SC5551で無いことを知られたくなかった?」

   →   そんなデリカシーは無いでしょうね。

「安くて良いデバイスを知られたくない?」

   →   彼らなりのトレードシークレットでしょうか。

校舎だったら(最近のMS IMEひどくないですか?)

後者だったら嬉しいので、ザックリと特性を見てみました。

10kHzから150MHzを見ています。

30dBのアッテネータが入っています

目的のHF帯です。

ゲインを頑張り過ぎのような気も

下端の様子です。

下限は800kHz辺り

なお、電源は12.5Vのバッテリー、バイアス測定用端子での電流は53.8mAでした。

回路や基板はQRO.czを完コピしているようです。


https://hamparts.shop/blog/rx-small-preamp-2sc


電源オフでスルーになるのは、良いですね!

IMDの特性は分かりませんが、余りに酷いようだったら、素性の知れたトランジスタ(入手出来たら2SC5551)に取り替える手があります。

知財権等のモヤモヤはありますが、基板やケースの質感も良いので、つい追加を一つポチってしまいました。hi

--- 11/2 追記 ---

オリジナルて使われている2SC5551AEですが、

Dで始まる大手の販売サイトでONSEMIの正規品を扱っています。

価格は見積もり依頼を出すようにとの事、10個で尋ねたところ、最低ロットは1000個で、値段は617ドルの返事がきました。

単価は、消費税を入れて約100円/個とお手頃なのですが、1000個も要らないですね。hi


2022年10月31日月曜日

狭帯域ミニホイップの状況

136kHz用の狭帯域ミニホイップですが、心配が的中して温度変化による共振周波数の変動に泣かされています。

プローブをヤマアラシにした後も、それなりに受信できています。

昨晩は、5つのサブモードで、合わせて142件をデコードしていました。

Hermes Lite 2 とSparkSDRを使って5つのスレッドで受信

一度は、作った頃の最低温度を狙ってコンデンサを抱かせたのですが、

気温の低下とともに高くなって行き、夜半には目的周波数を超えてしまいます。

その結果、受信信号のSNが同調周波数で左右され、受信レポートとしての信頼性にかける、トホホな状態です。

最終的な同調周波数も、FETの発熱と外気温の平衡で決まるようなので、ひょっとすると、コアの辺りを保温してやると、変動が緩和され早くバランスするかも知れません。

が、それはそれでFETの過熱が心配になります。

もう少し対候性のある入れ物を見つけて、物理的な(特に熱に関連する)形状を決めてから調整する必要があるようです。

もう少し悩んでみます。

2022年10月21日金曜日

狭帯域ミニホイップのヤマアラシ・プローブ

先日書いた、静電気の解放が目的と思われる仕掛(カラクリ)。

気になって仕方がありません。

あれこれキーワードを変えて検索していたら、こんな絵に行き当たりました。


Static Charge Disrupter, “Porcupine” Non-Flared

https://thewireman.com/product/static-charge-disrupter-porcupine-non-flared/

"Porcupine"はヤマアラシだそうです。

注目してほしいのは此処です。

また、

"static"と"discharger"で検索すると、

https://aerosavvy.com/static-discharges/

がヒットしました。

帆船時代の怪奇現象「セントエルモの火」が、現代の航空機にとっても大きな課題になっており、ここでもディスチャージが課題になっているようです。

これらの飛行機の動画、理屈ではわかっているつもりでも、怖いですね!

https://youtu.be/Py5mkrrcLPU

で、アンテナに戻ると・・・

ダイポールは「何分の一波長」とか言われるように、「波(イメージとしては電流)を拾っているのだろうな」と感じます。

ミニホイップは?と言うと、「波の欠片(イメージとしては静電気)のような物を拾い集めている」ように感じます。

オリジナル・ミニホイップは、平面で一網打尽に吸着して無害化(中和)しているような気がします。

と言うことは、もし、静電気のような物にも可逆性があるなら、

逃がす仕組みのヤマアラシは集めるのも上手では?

と妄想した訳です。hi

こんな物を作ってみました。

スカートは、棘が自分に刺さらないように履かせました。

さて、どうなりますか・・・・


2022年10月19日水曜日

ANAN-8000DLEファームウェアのバージョン・ダウン

9月末の CQ WW RTTYに、ANAN-8000DLEを投入しましたが、Sequence errorによる異常停止が頻発して、散々な目に会いました。

Thetisにしてから気になるエラーが出ていました。

Sequence error:265

マニュアルやフォーラムのやり取りを見ると、このエラーは、ANANからPCに到達するUDPパケットストリームのパケットが欠落している場合に表示されるようです。

となると、思い当たるのはRTTY Skimmerの起動です。

RTTY Skimmerは、CPUのロードが100%に張り付くほど、計算機のリソースやネットワークを酷使します。

スキマーを止めると多少は改善するのですが、結局は時間の問題で、いつの間にか止まってしまいます。

QSOの途中で止まらなかったのは、不幸中の幸いでした。

対策を探すと、カテゴリー6のケーブルを使え。とか、ギガビットクラスのスイッチングハブに取り替えろ。とか、ネットワークに関連付ける傾向があります。

その辺りは、言われるまでもなく気にはしていて、pingを打ってみると・・・

RedPitayaはすこぶる快調なのに、ANANは時間もかかるし時々タイムアウトしています。
やはり、ANAN側に問題があるようです。

でそんな中、とあるフォーラムで「解決した」という書き込みを目にしました。

SOSを出したところ、「ファームウェアをプロトコル1に戻した」との事でした。

思い返すと、冒頭のエラーはプロトコル1からプロトコル2にバージョン・アップしたころから発生するようになった気がします。

ソフトのThetisを疑っていましたが、ファームウェアの所為だったようです。

それじゃ早速、と思いましたが、ファームウェアの入れ方をすっかり忘れて仕舞いました。

マニュアルを眺めながらブートローダをインストール

インストールはスムーズですが、起動すると・・・・

ダメ―

DLLが足らないとかで、ドツボに嵌まって仕舞いました。

ウィンドウズを11にしたせいでしょうか?

いろいろ見ていると、プロトコル2ではWebベースのプログラマーが使えるようです。


各ステップでコマンドを手入力するのが面倒ですが、おかしなものを書き込むと厄介なので、間違えないように・・・

プロトコル1の古いファームウェアのrbfファイルを指定して、入れ替えを始めます。


ドキドキします

終わりました
ここは、心臓に悪い消去終了ではなくて、書き込み完了のような感じにしてほしいですね。
ハードとソフトを再起動すると、レスポンスも心なしか早くなったような気がします。
JARTSの開始には間に合いませんでしたが、スムーズに動き出しました。

JARTS参加中の画面
RTTYの解読は2 ToneとMMTTYを見比べています。
送信は、AFSKの波形がきれいな2 Tone側で行ってします。
コンテスト終了後はそのままWSPRに切り替えて動かしていますが、頻繁なエラーや停止が嘘だったかのように、安定して稼働しています。
ヤレヤレ


2022年10月17日月曜日

JARTSログ受付アドレスからのエラーメッセージについて

de 7L4IOU

JARTS 2022へのご参加、ありがとうございました。

ログが届いているにも関わらず、以下のようなエラーメッセージが

返信される場合があるようです。

もし同様のメッセージが届いた場合でも、数分後に

7L4IOU <qqfd-------->

から、「Dear YL/OM」で始まる受領メッセージが届いている場合、

ログは受け付けられています。

なお、実際にエラーが発生して、メールが届かない事態も考えられます。

もし、メールを送信してから3日が経過しても、ログ受領リスト↓に掲載されない場合は、

http://jarts.jp/Submitted_log_2022.htm

お手数ですが、ログを再送してください。

よろしくお願いいたします。

73 出島 7L4IOU


----- エラーメッセージの例 -----

> From: Mail Delivery Subsystem <MAILER-DAEMON@〇〇〇〇〇〇〇〇>

> Sent: Monday, October 17, 2022 1:54 PM

> To: 〇〇〇〇〇〇〇〇

> Subject: Returned mail: see transcript for details

> The original message was received at Mon, 17 Oct 2022 13:53:28 +0900 (JST) from 〇〇〇〇〇〇〇〇 > 

>    ----- The following addresses had permanent fatal errors ----- <log@j----->


>     (reason: Insufficient permission)

>    ----- Transcript of session follows -----

> maildrop: maildir over quota.

> 550 5.0.0 <log@---->... Insufficient permission

----- おわり -----


2022年10月15日土曜日

狭帯域ミニホイップ、ソース出力型

このところ嵌まっている狭帯域ミニホイップ。

J310もソースとドレインが交換可能なら、パターンは簡単になります。

バッファのソースから出力する方法が動くのかも気になります。

と言うわけで、エイヤーで作ってしみました。

13日の夕方、雨が降っているので例によって窓の内側に貼り付けました。

プローブは前作と同じ単線の輪っかですが、欲張って二つにしてみました。

結果は惨憺たるもので、普段は良く見えるJA1WRIさんが-35~-39と、モードSN限界の確認みたいになっていました。


コアの削りすぎで同調点が5~10kHz高い

「これは駄目かも?」と落ち込みましたが、

「プローブの形が悪いのかも知れないな~」と勝手に気を取り直して

こんな格好にしてボトルに押し込み、14日の夕方から外に出してみました。

忘れないようにパーツの値をメモ

J310の足、ゲートさえ間違えなければ「左右どっちでも良い」と言うのは、気が楽ですね!

回路と配置はほぼシミュレーションのとおりです。


プローブは、名前が分からないのですが、高所のアンテナ傍になどに設置する、静電気解放用?の仕掛けをイメージしてみました。表面積も稼げます。

裸にして、先端を尖らせるともっとイメージに近くなります。

結果はマアマアでした。

低い周波数帯
バイファイラ・トランスでドレインから引き出す方法に比べて、DC側の切れが甘くなっています。
それにしても酷いノイズです。
こんな状態で良くデコードできるものだと、改めて驚かされます。
ところで、この"14MDA"というのは、我が家に特有の偽デコードで、ずぅーっと付き纏われています。
いろいろやっては見るのですが、今のところ、原因や対策がまったく分かりません。

BC帯の様子

同調回路の効果で、強力な954kHzのTBSが、810kHzのAFNよりも弱くなっています。

この週末は、JARTS WW RTTYです。

しばらくログの受付などで忙しくなります。

一段落したら、バイアスティーをもう一つ作って、並行受信で前作と比較したい思います。


2022年10月13日木曜日

136kHz用狭帯域ミニホイップのドリフト

「きっと動くんだろうな~」と楽しみ?にしていた、中心周波数の変動。

ハードとソフトの設定には手を触れないで、放置しておきました。

直射日光が当たっていた、10月11日の午前10時前


一番寒い時間帯の、10月13日の午前4時

けっこう盛大に動いてました。

同調用のコンデンサは、ハイQ狙いで、パナソニックのSMDメタライズド・フィルムコンデンサを使いました。が、温度特性も考えないと活けないですね。

当地の2021年の最高気温と最低気温の変化です。

使用は秋から春にかけての夜間が中心になるので、こうやって改めて眺めると、対策の対象としては大きいのですが・・・

温暖化の影響でしょうか、季節感というかメリハリが乏しいですね。