今日は北風は冷たいものの良い天気でした。
昼過ぎ、近くの橋のたもとを通ったら、ほのかな甘い香りが漂っていました。
土手の南斜面に植わっている、気の早い紅梅が何輪かほころび始めていました。
もうこんな時期になったのかと思って、しばらく眺めていました。
思い返すと、今年はいろいろ悲しい事がありました。
4月には、田舎の母が急逝しました。94才でした。
しばらく前から食欲がなかったようで、朝食の支度をした後、飴玉を口にして柱に寄りかかり、うつろんでいたそうです。
昼近くになっても起きないため、声を掛けた時には意識がなくこと切れていたとの事。
年相応にいろいろな薬を処方されてましたが、特別な原因は見当たらず、老衰に近い状況だったようです。
気丈な人(父に言わせれば「カダッパリ」)で、「ヒトのヤガになりでぐね(他人様の厄介になりたくない)」が口癖でした。
ああすれば良かった、こうすれば良かったと親不孝をずいぶん悔やみましたが、
日がたつにつれ、いかにも母らしい大往生だったと感心させられます。
「ホラ見れ。ナンたもだ!」と笑っているかも知れません。
11月には、隣家のご主人と義弟が相次いで急逝されました。
人と会うのが難しくなったコロナ禍の中で、対話の機会が多かったお二人でした。
持病をお持ちなので、しっかり管理されていましたが、
この3年、耐え忍んできた反動もあるのでしょうか?
寂しい年になりました。
ここに来て、高齢の父が体調をくずして入院し、気の休まらない日が続いていました。
そんな中でも、季節はしっかり廻って行くのを感じました。
今年もいろいろありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良い新年をお迎えください。
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