2020年2月22日土曜日

CNC スピンドルモータの換装 (LD42WS-250W + LD-WS4810)

ビビりまくりのCNCですが、
いろいろ試したのですが、どうしてもモータに行き着きます。
取り外して、机の上に置いて廻すと動き回るのです。hi

前から怪しいと思っていたので、暮れも押し詰まった31日に、ブラシレスモーターを注文しました。

なかなか素早い対応で、1週間ほどで届いたのですが、直径が3ミリほど大きくて入りません。
何となく気が付いてはいたのですが、ホルダー付きだったので「交換すればいい」と思っていたのです。
ところが、Z軸が一体型なのをすっかり忘れていました。orz
(あとでリリースしましょうかね・・・)

改めて探すと、逆に10ミリ小さいのしかありません。
パワーも250Wと小さいのですが、PCBくらいしか削らないので余裕でしょう・・・
と云うことで、1月の13日にオーダーしていました。

新型肺炎の騒ぎにもかかわらず、ちょうど1か月ほどで届きました。

届いてみると、10ミリの差は思ったよりも大きく、思案投げ首の状態でした。

ふと思いついて、某オークションを覗くと・・・
ありました。内径40Φ、外径50Φのアルミパイプが出品されていました。
さっそく落札すると、加工もして頂けるとの事。
5センチに切って、縦に二つ割りにしてもらいました。


届いてみると、40Φに42Φは当然入りません。
ここは「叩いてみるしかない」と云うことで、近所の川岸まで行って、金槌で引っ叩きました。
橋の架け替え工事をしているのです。hi

いきなり結論ですが、何とか入りました。




次の難問は「どうやって繋ぐんだ?」です。
絵とは全然違います。
なにしろ、ブラシレスモーターなんて見るのも触るのも始めてです。

こういう時、インターネットは本当に有難いものですね。
端子の名前や何やら、クロスワードパズルの要領で埋めて行きました。


電源は、アンプの実験に使ったコーセルの24V電源です。
恐る恐るスイッチを入れて、ボリュームを回してみると・・・

廻りました!
モータ音よりも、電源のファンが五月蠅いです。

さっそく、切れっ端を削ってみました。

良い感じです

交換前は、ガシガシと噛み砕いて行くようでしたが、今度は吹き飛ばすような感じで削れます。
切り屑も明らかに細かくなっています。

さてと、次は、ON/OFFとスピード制御の連動です・・・・
このままだと、いつかモータを廻さないまま動かして刃物を折ると思うので。

2020年2月19日水曜日

RedPitayaのヒートシンク換装

FT-1000に内蔵しようと思っているRedPitaya。
可愛いヒートシンクが着いています。
狭いところに押し込んだときの過熱が心配です。
先日購入してきたヒートシンクに交換してみました。

新旧のヒートシンクです。


装着したところ


ファンの入力電圧は12Vです。大丈夫かな?

回りました!

勢いは今一つですが、冷え方は問題ないようです。
電圧の低い分、寿命が延びてくれると良いなー。

で、
取り外したついでに、下に隠れているCPUやADC周りを写しておきました。


受信性能を左右すると思われるADCは、アナログデバイセズのLTC2185です。
14ビット版のRedPitayaは、LTC2145です、
ちなみに、SunSDR2 ProにはLTC2209が使われているそうです。
この三種類、データシートの効能書きを見比べると・・・


2209のSNRは、本文では5MHz Input (2.25V Range, PGA = 0) 77.1dB
30MHz Input (2.25V Range, PGA = 0) 76.8dB
となっていました。
SNRよりも、SFDRの違いが大きいようです。

SFDRというのは初めて目にしました。
検索してみると、「SFDRはSpurious Free Dynamic Rangeの略で、日本語では通常そのままカタカナ読みでスプリアスフリー・ダイナミックレンジと呼む・・・」のだそうです。

「これだけは知っておきたいアナログ用語:SNRとSFDR」 EDN
https://ednjapan.com/edn/articles/1301/28/news003.html

データシートをざっと眺めていくと、
入力の推奨回路が、RedPitayaとそっくりです。
同じトランスを使っています

じつは、14ビット版の1台。
データシートの真似をして改造したのですが、ICに直付けした配線が切れてしまったようで、聞こえなくなっています。
どちらのトランスも、mouserで買えそうなので注文してみようかな?

そう言えば、SDR化の方は、電源周りの部品が手持ちでは足りませんでした。
電車代の方が高いし、わざわざ人混みに交じることも無いと思い、通販でお取り寄せ中です。

2020年2月14日金曜日

自転車で秋葉原まで

昨日、区内の町工場が多い地域での用事があり、自転車で出かけました。
用を済ませたところで、
ふと、ずいぶん昔、その近くのホームセンターでリン青銅板を見かけたことを、思い出しました。
行ってみると、駐車場になっていました。残念!

買えないと欲しくなるのは、最近のマスクと同じ?
別のホームセンターを覗いてみました。が、真鍮版や銅板はあるのですが、リン青銅板はありません。
じゃ、あそこは?等とやっている内、天気も良いのでついフラフラと亀戸まで来てしまいました。


梅の時期ですね (15:15)

我が家と秋葉原の、真ん中あたりでしょうか。
日はだいぶ傾いていますが、この際なので、秋葉原まで行ってみることにしました。

先ずは、ラジオデパートのエスエス無線さんへ
名前は存じ上げないのですが、何年も覗いているし、変な安物ばかり買うせいか、顔は見おぼえていてくれたようです。
「お元気そうですね」という感じの会釈でごあいさつ。
0.1ミリと0.2ミリのリン青銅板を調達。
https://www.ss-musen.co.jp/z-d-ban.htm

ここまで来て、秋月電子は外せません。
FT-1000の30VからRedPitaya用の5Vを取り出したいので、DC-DCコンバータを覗いてみると、
表面実装の5/12V切替・2Aというのがありました。
ノイズがちょっと心配ですが、シールドケースがしっかりしているようなので、買ってみました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06515/

ヒートシンク付きのファン(ファン付きのヒートシンク?)がRedPitaya用に良さそうでしたが、残念ながらサイズが大きすぎました。

「あそこなら、あるかも?」と思い、千石電商さんへ。
レジでスケールを借りる際、うっかり部品検数中のお嬢さんの邪魔をしてしまいました。
が、親切に対応して頂き所望のサイズをゲット。
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/search.php?cid=3568

ここで、時間を見ると16時15分すぎ、日が暮れる前に家へ着けるか?微妙な時間です。
急いで怪我をしてもつまらないので、のんびり帰りましょう。

鳥越神社(16:25) 夕方のお参りでしょうか

錦糸町のそばの江戸切子工房ショップ(16:40) 
体験も出来るようです


平井大橋の新小岩側(16:55)

ここから我が家までは、20分ほど。何とか明るいうちに帰り着きました。
グーグルマップの履歴を見ると、約25km・約2時間。
良い運動になりました。
久しぶりに、冷や汗以外の汗をかきました。hi

 
戦利品 (17:30)


2020年2月12日水曜日

FT-1000 RedPitaya inside - 1

先週末はCQ WPX RTTYでしたが、3時間ほど耳の(眼?)の良さそうな局に、QRPでお声がけしてお仕舞。
週半ばに思いついたものの、お預けになっていた悪戯に精を出しました。

と云うのは、
SDRの比較をしていて、いくらデバイスが良くても、受信機の肝はフロントエンドだ!というのを痛感しました。
確かめたい事があって、FT-1000の回路図を見ていたら、RF AGCの掛かったフロントエンドの出力が、RX2用に出ているのに気が付きました。
これをRedPitaya 16に入れてやれば、良い受信機になりそうです。
オマケに、200Wのアンプとオートアンテナチューナまで付いています。

実は、こんなところに牛肉が・・・ではありませんが、
何となく処分しきれなかったFT-1000が埋まっているのです。

そういう目で眺め直すと、ケーブル2本の差し換えで活けそうな気がしてきました。
コンテストどころではありません。hi

既存のトランシーバを転用するアイデアは、諸先輩方のWebなどで拝見していましたが、敷居は低くありません。
が、FT-1000の場合は、ハンダ付けなしでも大丈夫そうなのです。

作っていたのは、トランシーバのプリント基板とファイナルなどを繋いでいる細い同軸用の中継ケーブルです。

初めは、銅板を丸めたのですが(中)、柔らかすぎるので、1回抜き差しすると甘くなります。
下にある、未使用のプラグは、たしか鈴商だったと思うのですが、10年以上(20年?)も前に店頭で見かけて、「何時か使うかも?」と思って買っておいたものです。
しかも、どういう訳か引き出しのペン皿の下が定位置で、何年も佇んでいました。
やっと出番が回ってきました。hi



トタン板の切れ端があったので試してみました。

2~3回は持ちそうです

熱収縮チューブで太らせて・・・

外側は銅板です。
ここは、少し潰してやれば何回でも活けるでしょう。



送信用と受信用ができました。
もうちょっと長い方が良かったかな?

月曜の午後、トランシーバを発掘しました。
さっそく繋いで・・・

ソフトを起動して、送信して見ると・・・

拍子抜けするほどあっさりと出てきました

問題のスプリアスですが、どこへ保証を頼むにしても、確認しておかない事には話になりません。
具体的に何をどう測れば良いのか良く分かりませんが、フルゲインの状態で擬似音声信号を放り込んだ時のPC画面です。

予想以上にキレイです

左が 、SunSDR2によるモニター
アンテナは屋上のダイポールです。ノイズやら何やらが見えています。
右が、送信中のPowerSDR
この状態では、ダミーロードにつないだFT-1000のALCは80%位まで振れています。

もし、これが駄目なら、たいがいのトランシーバが駄目なような気がしますが、如何でしょうね?

後は、CATでFT-1000とRedPitayaのバンドや周波数を連動させれば、リモートでのバンド切り換えも可能になる筈。

久しぶりに美味い晩酌でした。

2020年2月11日火曜日

WSJT-XのALL.TXT記録エラー

1月24日に書いた、「一つ後のシーケンスの解読結果として表示する現象に遭遇しました。」という件、
結論は、私の勘違いでした。

もし、心配された方が居られましたら、お詫び申し上げます。
大変申し訳ありませんでした。

顛末は・・・・

複数の受信機でサンプルを集めました。
4台の受信機でWSJT-XとJTDXで解読したので、10分やそこらでも1万を軽く超えてしまいます。
ALL.TXTを8個並べて眼で追って・・・なんて無理、無理。
エクセル表にして、時間とAF周波数で並べ替えて、チマチマと切り貼りを始めたのですが、1ピリオドでギブアップしました。

でも気になって、仕方ありません。
深夜に目が覚めて、うつらうつらしていると。
「マクロでやれば簡単じゃん」と囁く、もう一人の自分がいました。
勤めていた頃は、集計やら分析やらには必須の手抜き技だったので、その手があったか!という感じです。
「1時間くらいで作って、放っておけば、朝には出来ているかな?」のつもりで始めました。

しかし、5年のブランクというのは恐ろしいものですね。
コマンドやら操作やら、すっかり忘れて、思い出せません。
おまけに、エクセルのバージョンが変わって、微妙に違うのが癪に障ります。
当初の遠大な思い付きはどんどん尻すぼみになり、先ずは特異なデータを探すことにしました。

データを捏ねくり回していて気が付いたのは、
〇メッセージは、局単位でユニーク。(他局が同じメッセージを送ることはない)
〇ほとんどの局は、1stか2ndのどちらか、同じシーケンスで送信を続ける。

そこで、こんな感じでやってみました。
---準備---
①解読データを記録した8個々の「ALL.TXT」を8枚のエクセル表にする。
②全部のデータから、ユニークなメッセージを取り出す。
③並べ替え、重複を除いて、目録を作る。unique message列
---ループ---
④目録から鍵になるメッセージを取り出す
 ⑤メッセージを鍵にして、
  Sun_Wjst表を検索する
  データがあったら、集計表のSun_Wjst列に転記する。
  ピリオドで着色する。1stだったら薄緑、2ndだったらピンク。
  --- 残りの7表にも同じ操作
 -・・・-
結局、昼飯まで丸々6時間以上も遊ばれてしまいました。orz

その集計表の抜粋です

パッとみて分かるのは、
〇JTDXは、きれいに揃っている。
〇WSJT-Xは、バラつきがある。
〇WSJT-X同士でも、違うピリオドがある!

と云うことで、
FT-1000のWSJT-Xだけがズッコケた、RG0Sの解読画面を見てみると・・・・

こうなっていました。

このタイプの異常値を虱潰しに見て行ったところ、
間違ってクリックすると大変なことに成ると心配した、
『解読画面上の表示エラーはありませんでした』
ヤレヤレです。

と云うことで、WSJT-XがALL.TXTに出力する際、
解読のタイミング? パソコンの負荷? それとも別の何か?が原因で、
次のピリオドの解読データとして『盛大に間違って記録していました。』

後で気が付いたのですが、
この問題はGroupsioのWSJTXメーリングリストの、"Decode cycle dropped"というスレッドの中でも、話題になっていました。

ご心配をおかけいたしました。