2021年3月30日火曜日

SDR-1000の復活 π-SDR

2000年代初めにFlexRadioから発売されたSDR-1000は、SoftRockのキットくらいしかない当時、眩しいほどの輝きで、いつか使ってみたい憧れの(KWM-2みたい?)逸品でした。

同社の礎となったSDR-1000ですが、素人の私でも「如何なものか?」と思った、プリンタ・ポート(LPTポート)による制御方法がアダとなってか、何時とはなしに消えてしまいました。


で、10年近く前ですが、Gの局が100Wアンプ+ATUというフルスペックのSDR-1000を意外な安値で出品しているのをeBayで見かけました。

思わず入札したところ、すでに猫跨ぎ状態だったのか、他の入札はなく売り出し値で落札できました。


落札後のメールでは、Windows XPなどのPC環境の変化が手放す理由になったそうです。

「家では動いていたけど、サポートはできないからね。」と念押しされました。hi

入手当時は、まだXPの古いPCが生きていたので、動作を確認して悦に入っていました。

が、何処も事情は同じで、例えば、M-Audioやタートルビーチなど、当時ハイエンドだったサウンドカードは軒並み使えなくなりました。

また、パソコンからパラレルポートが無くなったのも痛手で、USB-LPT変換モジュールや中古PCを購入したりしましたが、レベルが違うのか連戦連敗でした。


と言う訳で、シャックの肥やしと化してしまったのでした。

ふり返ると、SoftRockやGenesisのG40など机の引き出しは死屍累々というありさまです。


で、2~3か月前、たまたまYouTubeでこんなのビデオを見て物欲が全開して仕舞いました。

https://www.youtube.com/watch?v=qIeXUyA6zZI&t=25s

Pi SDR IQ Plus and SDR1000 video


24bitのステレオ・サウンド・デバイスとラズパイによる制御機能を一体化したようです。

クラウドファンディングは既に終わっているようです。

作者のSV1EIAにメールしたところ、まだ少し残っているとか・・・・

やり取りも丁寧で、信頼できそうだし、評判も上々です、

https://www.eham.net/reviews/view-product?id=13675

SoftRockやG11との組み合わせも可能とか。

迷った挙句、諭吉さんを3.5人ほど投入して仕舞いました。

一昨日届いたので、SDR-1000を発掘してセットしてみました。

PCはトラブった時の問題の切り分けが面倒なので、この際と思い、Windows 7のままだったDell T1500を更地にして Windows 10を入れました。


eHam.netのレビューで、W5SOGが「Revive your SDR-1000 in 15 minutes」と書いてましたが、全くその通りでした。

7メガのFT8を受信してみました

SDカードを差し替えてモニターとキーボードをつなぎ、Pi SDRをArmbianベースのPCとして起動すると、QUISKとfldigiやWSJT-Xなどが使えるようです。

IQのチューニングや送信の設定等々、当分楽しめそうですが、ますますQSOの時間が無くなります。hi hi


2021年3月13日土曜日

--- YO FT4 Contest [2021年3月16日(火)03:00-05:59 JST] ---

名称:"BUCURESTI DIGITAL" 2021 "The quiet contest!"

日時:2021年3月16日 (火)03:00-05:59 JST

      (March 15 2021, 18.00-20.59 UTC)

バンド:80 m (3575~3578 kHz)

        40 m (7047.5~7050 kHz)

モード:FT4のみ

※SO2R運用可。ただし、送信はバンドを通して1波のみ。

部門:

 A. SO-LP?80m

 B. SO-LP-40m

 C. SO-LP-80+40m

 D. SO-QRP?80m

 E. SO-QRP-40m

 F. SO-QRP-80+40m

 G.SO2R - LP

 #1: LP (Low Power)の最大出力 100W / QRPの最大出力 5W。

 #2: シングルバンドを選択した場合でも、両方のバンドで運用し、全部のログを提出することを推奨する。

ナンバー: RST + 001形式 (RTTY RU Exch =DX)

ポイント: 1点/QSO

マルチ:なし

最終得点:ポイントの合計

コンテストの呼び出し:"CQ BU" TX6マクロを編集して送信できる。<--無くても良い

ログ: Cabrillo形式のみが受け付けられる。(紙ログやその他の形式はない)

ファイル名:局のコールサイン(例:YO3XYZ.cbr または YO3XYZ.log)

提出方法:電子メールに添付

アドレス:bucurestidigital@gmail.com

提出期限:コンテスト終了後7日。

※重要:メールの件名は、コンテストで使用したコールサインとすること。

アワード:すべての参加者に電子的な証明書。

 スポンサーがいる場合は、1位と抽選によるランダムな参加者に追加の賞品。

コンテスト関連情報:

 ・選択したカテゴリに関わらず、参加者は両方のバンドで運用することを推奨。 

 ・重複交信にペナルティは課されないので、コンテストログから重複を削除しないこと。

 ・参加者はいつでもバンドを変更できるが、一度に送信できる信号は1波のみ。

 ・主催者へコンテストログを提出することにより、参加者はこのコンテストのルールと条件に同意したものとみなされる。

 ・コンテスト主催者の決定は、公式で最終的なものである。

失格:これらの場合、参加者は失格となる。

 A-YO局に適用されるルーマニアのアマチュア無線通信規則の違反。または外国の局に適用される、当該局が所在する各国のアマチュア無線通信規則に違反した場合。

 B-本コンテストの規則への違反。

 C-自局あるいは他の参加者との間で、結果を偽ろうとした場合。(この場合、不正に関与したすべての参加局が失格となる)

 D-本コンテストの周波数区分や出力制限の超過。

ペナルティ:以下の場合、参加者双方のポイントが無効となる。

 -提出されたログに記録されたタイムスタンプが、交信相手のログに記録されたタイムスタンプと5分以上異なる場合。

 -提出されたログのレコードとコールサインが一致する局のログに、対応する記録がない場合。

 -提出されたログのナンバーに誤りがある場合(ナンバーはレポートを含めて完全に送信する必要がある)。

 -重複したQSO(同じバンドで同じコールサインが以前に記録されている場合)。

主催者URL:Romanian Society of Radioamateurs?YO3KSR Club

https://yo3test201x.blogspot.com/

2021年3月12日金曜日

PC整備 T3500-中華ファン制御モジュール

先日注文した、ファン制御用のモジュール。

幸いにも、対応の良い店にあたったようで、一昨日届きました。

未使用の4個、結構しっかりしています

同じようなコントローラーがあちこちにあるので、オーダー前に少し調べると、

「HW-585 PC CPU Fan Speed Controller」およびその亜種のようです。

詳細は

https://www.electroschematics.com/fan-speed-controller/

もし、まともなら色々と転用できそうです。

また、アリエクスプレスの各店舗、以前よりも無料配送が少ないような気がします。

という訳で、今回も、送料が450円ほどだったので、送料が最低に収まる5個を頼んでみました。

結果、総額は1405円 @281円となりました。

さて、基盤の型番は「ZFC39 V2.0」となっています。

検索するGitHubに同名のプロジェクトがあるようです。

詳細は良く分かりませんが、8ビットマイコンを使用した、歴としたコンピューター制御でした。


これが300円以下で買えるとは!

今の子供たちは、マイコンを部品として使うのでしょうか? 少し不安も感じました。

まずは、結線です。

Dellのサービスマニュアルなどから見当をつけて、エィヤッのやっつけ仕事です。

通電してみると、上手く回転しました。\(^o^)/

取り合えず、メモリーカバーの上に厚手の両面テープで貼り付けました。

CPU-Zのベンチマーク(ストレス・テスト)で、負荷をかけてみました。

流石にマイコン制御だけあって、

かつてのバイメタル制御のような粗っぽさは微塵も感じられません。

見事なほどスムーズに可変するのに、驚かされました。300円ですよ!(くどいか? hi)

全部が連動するのかと思いましたが、2と3は半固定VRでの可変でした。

ただ、CPUの脇に'PF'と'SY'のランドがあり、裏面に'SY:FAN3=FAN2=FAN1'の表記があるので、ここをショートしてみると何か良いことがあるのかも知れません。

以上のように、

終始フル回転の暴走ファンは、賢いファンに生まれ変わりましたとさ。

目出たし目出たし、とは行かないのが世の常・・・・

'Front fan'と'Card-cage fan'の異常で起動がストップして仕舞いました。orz

ここで[F1]を叩くと、Windows 10がスムーズに立ち上がります。しかし、

これでは、再起動が必須のリモート局用PCには使えません。致命的な欠陥です。

「そんな事もあるだろう」とは薄々感じており、その時は、「BIOS設定で止めれば良いや」と思っていました。

が、虱潰しに探しても、そんな設定は見つかりませんでした。

30年も前の常識は、今や非常識になっているようです。

何時もの事ですが、浅い考えの先に、間の抜けた結末が待っていました。

残念!


祝7777

夜中、ふと目が覚めました。

さて、どこが見えてたかな?とPSKレポーターを覗くと・・・・
BINGO!
"7777 reports, 106 countries Last 24 hours"の文字が飛び込んで来ました。
赤丸の50MHzは、11 Mar 2021 0615z VK4TVL 50.314MHz, FT8, -10dB でした。

各受信機の構成は
 Band  / Antenna  :     Rx     + Soft
------  ---------   ----------   ---------- 
3.5, 7, 21, 28MHz / Vertical: Hermes Lite2 + SparkSDR
14MHz / Dipole : SunSDR2 Pro  + JTDX(TCI)
50MHz / 3el : RedPitaya + SparkSDR

今年のクジ運は、これでお仕舞いかも知れません。hi



2021年3月2日火曜日

PC整備 T3500

しばらく前にメモリーが故障した無線用のT3500、

それでも12GBあるのでそれなりに動いてましたが、

先月の中頃から、二つあるケース・ファンがフルスピードで回転するようになりました。

どうも、この機種の持病のようで、Webを検索するといろいろ引っ掛かります。

例えば、"Precision T3500 CPU Fan always on full speed"

https://www.dell.com/community/Desktops-General-Read-Only/Precision-T3500-CPU-Fan-always-on-full-speed/td-p/4484882

「掃除をしろ」、「放熱グリスを塗り直せ」、「センサーの配線を調べろ」等々とありますが、決定打はないようです。

掃除とグリスの塗り直しをやってみましたが、残念ながら空振りでした。

乾いてパラパラでした

開けたついでに、某オークションで入手したメモリーに交換しました。


メモリーは満タン

こちらは大成功でした

フルスピードだけあって良く冷えますが、無駄にフル回転というのも「何だかな~」と思ったら、


エアコンや換気扇用のフィルターが目につきました。

「埃よけ」兼「空気清浄機代わり」にマスクを着けてみました。

プラスチックみたいなフレーム、実はダイカスト製でずっしり重い。

しばらく動かしてみましたが、さすがに騒々しくて、ヘッドホンでも無いと無理です。

簡単なコントローラーにトライしようと思って調べたら、

こんなものが秋葉原への電車賃以下で買えるようです。

日数は少し掛かりますが、注文してみました。

しばらくお預けです。