2023年11月15日水曜日

MiniWhip in FRISK

近々(と言うか、今日もですが)、帰郷の予定があります。

この機会にノイズのないところで、最近入手したAirspy HF+ DiscoveryとRTL SDRの聞き比べをしたいと思います。

アンテナは、コンパクトなミニホイップにしようと思います。

で、セットアップに掛かったのですが・・・

Airspyはバイアスティーを内蔵してないのですね。

RTL SDRでは重宝していたので、少し驚きました。

と言うわけで、突貫工事でUSB給電のミニホイップを作ってみました。

回路は、最近気に入っているAMRADをアレンジしたものです。

ARRLの資料でも強調?しているように、トランスがBurhans氏のノイズレスフィードバックデザインになっていることが、肝のようです。

デバイスは、5Vで動く3SK291です。

前に作ったRTL SDR用の基板にUSB TYPE Cの電源ジャックを追加しました。

そのせいで幅が広くなりましたが、フリスクの箱にピッタリの大きさになりました。

トランスは、二つのバイファイラ・トランスの巻き線を一つ重ねた、なんちゃってトリフファイラです。hi

リールで入手したコモンモード・チョークが大当たりで、LFから100MHzのバイファイラ・トランスとしてとても優秀でした。

AR-CADで描いた実体図

畦道(黒)、穴(赤)、外形(ピンク)をCNCで削ります。

削った基板

だんだん良く鳴る何とかの太鼓かな?

箱入れ


キツキツで割れてしまいました

外形を0.5MMくらいヤスればちょうど良さそうです。

もうひと箱食べないといけませんね。hi


晩飯前にできたのですが、軽くチェックしたところ予定の性能が出ませんでした。orz

RTL-SDRとのバイアイスTee接続


明け方ふと思いついて、手直ししていたら、プローブに触るとドカンとゲインが上がることがわかりました。

Airspy HF+ Discoveryでのテストです

アンテナ端子開放、RTLようなスプリアスはありません!

MWを装着し電源を供給
PCからのノイズでしょうか?

プローブにタッチ

RTL-SDRも、まったく同じ傾向です。


人体アンテナ? 人体アース?

回路? 設置? ミニホイップの原理?

電波暗室みたいな、自室環境のせいでしょうか?

頭の中は、特大の?で一杯です。


完全な失敗作でなくて良かった!





2023年11月13日月曜日

近況報告

昨日、友人から「何してだ? 生きてたが?」の電話をいただきました。

そう言われれば、ブログも久しく更新していませんでした。

ご心配いただきありがとうございます。


実は、いろいろ嫌なことがあり、無線をやる気分になれませんでした。

で、気分転換に受信用のアクティブアンテナを作り始めたのですが・・・

これが、なかなか面白くて、どっぷりハマってしまいました。

いくつ作ったんだろ?と思って、広げてみました。

左上がミニホイップ系、左下がループ系、右がバイアスTとフィルター類


部品はほとんどがSMDのため、購入はだいたい10個単位。

たまにヤフオクで掘り出し物のリールをポチったりすると一生使いきれない量(4000個とか)になります。錆びかけた生基板も10kg単位であります。

シミュレーション、基板削り、はんだ付け、受信比較で一日楽しめます。

思えば、安い道楽です。hi

無限ループが始まってしまいました。


最初に手を出したループ系は、秋田で性能に驚いたBYパチモンのLZ1AQを目指したのですが、やはり当地ではBC帯の混変調で実力を発揮できないようです。


ヤフオクで買った、北神テックさんの基板にBFQ19Sを載せたのアンプがチャンピオンでしたが、やはりゲインが大きすぎました。


今のところ、LZ1AQタイプの初段をトランスで受けて、BCストップ・フィルタの後にFETのプリアンプでロスを補ったのが、当地ではバランスが良いようです。

ただ、ハイバンドが今一つです。


ミニホイップ系もいろいろ試していますが、やはりゲイン過多のようです。

そこそこ評判の良いRA0SMSオリジナルもゲインが大きすぎます。

下の写真は、昨晩の様子です。

緑LEDが3SK291 、橙LEDが2SK125、ボックス内は仕掛品

上のループと箱がもう一組あって、そちらにはこの基板が入ってます。
デバイスはBF998デュアルゲートFET

下がお昼前の受信状況です。

今のところ、デュアルゲートFETの3SK291を使い、AMRADのトランスをトリファイラにしてステップアップし、NF最良を目指してG1,G2のバイアスを追い込んだのが良い感触です。


上から2SK125x1、RA0SMS、3SK291 x1 + 2SC5551Aプリアンプ
Herme Lite 2 x2 + RedPitayaの3台を1台のPC上で並走させています。ソフトはSparkSDR x3インスタンス

AMRADの記事とリンク

The AMRAD Active LF Antenna

https://www.arrl.org/files/file/Technology/tis/info/pdf/0109031.pdf


と言うわけで、久しぶりの生存報告でした。