2022年11月16日水曜日
中華RX用プリアンプ - トランジスタ交換
2022年11月15日火曜日
South Jakarta FT8に参加しました
先週末のデジタルモードのコンテストは、South Jakarta FT8 とWAE DC RTTYが重なりました。
QTC交換がおもしろいWAE DCですが、今年は気が乗らなくて欠席しました。
正直なところ、ウクライナ局不在のRTTYコンテストはつまらないですね。
加えて、ヨーロッパ最大のアマチュア無線団体を自尊するDARCが、ウクライナをめぐる状況を投票で無視する事にしたらしいのも、感心できません。
https://www.darc.de/der-club/referate/conteste/detailansichtrc/news/einladung-zum-wae-cw-contest/
と言うわけで、今年は南ジャカルタFT8に参加してみました。
が、トイレに起きたついでにポツポツとクリックしていたら、ロシアの局にも呼ばれてQSOして仕舞いました。hi
彼らも災難ですね。
この後は、未交信のYB 3局とQSO、水色が消えたところで二度寝となりました。
2022年11月14日月曜日
中華RX用プリアンプ - IMDの確認
私の場合、運用の99%がHF帯なので、周波数は30MHzまで伸びていれば十分です。
そういう意味では、中波放送やスカイツリーからの強信号によるスプリアス(良く言うオバケ)の方が心配です。
TRを交換する前に、IMDを見ておきたいと思いました。
道具立てはこんな感じです。
2信号発生器はRedPitayaのOscilloscope & Generatorで 1.790MHzと1.810MHzを発生させました。
設定が拙いのか、残念ながら、信号はかなり汚いです。
全体をつないでから、歪み始めるまでプリアンプへの入力を増やしていきました。
RedPitayaの出力を0.001Vに設定し、可変ATTを5dBにしたところから歪みはじめました。
このときのitnySAのレベルは-60.25dBmでした。
もう1目盛戻して、-61.25dBmにすると歪はスッと消えました。
ダラダラと変化すると思っていたので、意外でした。
途中経過はこんな感じです。
-・・・-
と書いて、一旦アップしたのですが、間違っていました。
プリアンプ入力1dBの差は、プリアンプ出力では約15dBの差になります。
どうも、プリアンプではなくtinySAの入力部の特性(歪)を見ていたようです。
プリアンプとtinySAの間に30dBのアッテネータを入れて仕切り直しです。
構成はこんな感じです。
RedPitaya ch1:1790kHz /ch2:1810kHz
↓
合成器
↓
可変ATT
↓
プリアンプ
↓
ATT 30dB
↓
tinySA
RedPitaya 0.015V, VATT 2dB
かなり微妙なところでスイッチが入るようです。
ATT 2 dBだと1号機は歪みますが、2号機は持ち堪えましたる。
もう一目盛り
RedPitaya 0.015V, VATT 1dB
RP:0.015V VATT 2dB
プリアンプ入力:-28.75dBm (-58.75dB)
青:電源オフでプリアンプがスルーの状態
ピンク:1号機
緑:2号機
基本波 ゲイン 3次 5次 7次
amp 1790/1810 1770/1830 1750/1850 1730/1870
--- ------------------ ------ ----------------- --------------- ---------------
#1: 0 (-43.25) 15.5 -18.0 (-61.25) -34.0 (-77.25) -33.0 (-76.25)
#2: 0 (-44.25) 14.5 -18.0 (-62.25) -33.0 (-77.25) -33.5 (-77.75)
ここまでは、耳で聴くことなくtinySAの画面だけを見てきました。
が、受信機というからには、やはり聴いてみなくては?と思いました。
これまた中華パチモンのドングルとSDRunoで聞いてみました。
RedPitayaのツー・トーンはやはり汚かったです hi
でも、増幅前から歪んでいるような・・・受信機でしょうか?
今まで、リニアアンプ(直線増幅器)の歪などは、PSK31の無変調信号(2トーン波形)とIMDメーターで手軽に見ていました。
基本的に無茶はしなかった訳です。
が、今回は敢えて歪むような強信号でドライブしてみたところ、いろいろな気づきがありました。
面白いものですね。
2022年11月12日土曜日
中華RX用プリアンプ - 2号機到着
追加でボチッた中華受信用プリアンプ
2~3日前に2台目(以下、2号機)が到着しました。
宿題が終わったので、様子を見てみました。
2号機、30dBのATTが入っています
1号機の「HFならこれで良いかも」のパターンとは全く違いました。
NanoVNA Saverを立ち上げてプロットを比較すると・・・
見事なくらい差が付きました。
何処でこんなに差がつくのだろう?
取り出して並べてみました。
トランジスタはやはり削られていて判読できませんでした。
パッケージの規格は同じようですが、#2の方が気持ち大きいかな?という感じです。
あとは、D1やL3など品番や値は同じですが、異なるメーカーのようです。
気になっていたトランスは、どちらもバイファイラ10回で、ツイスト無しです。
#2の特性を見ると、ツイストの有無は決定打にはならないようです。
実は、同じ日にポチっていた自称2SC5551が届きました。
後で、取り換えてみたいと思います。
2022年11月11日金曜日
--- South Jakarta FT8 [11/12 1700~11/13 1700 JST] ---
South Jakarta FT8 DX Contest
ORARIの南ジャカルタ支部から、FT8コンテストのご案内が届きました。
名称:South Jakarta FT8 DX Contest
日時:2022年11月12日 08:00 - 13日08:00 UTC
(2022年11月12日 17:00 - 13日17:00 JST)
交信相手:JAを含む全世界の局
バンド:40M (7.080 - 7.090 MHz)
モード:FT8
ナンバー: Grid Locator
※設定は "WW Digi Contest"を使用する
部門:シングルオペレーター
ポイント
・自国とのQSO: 5点
・同じ大陸の他の国とのQSO: 10点
・異なる大陸の他の国とのQSO:10点
・YB局とのQSO:15点
・チャレンジポイント: 7AØCとのQSO: 50点
マルチ:
・エンティティ毎に 1
・プリフィックス毎に 1
ログ:カブリロ形式のみ受付
提出:Webのリンクから行う
締切:2022年11月20日
2022年11月1日火曜日
中華RX用プリアンプ
受信用のプリアンプなど見ていたのを、AIに嗅ぎ付けられました。
で、まんまと物欲を刺激されてこんなものをポチって仕舞いました。
ストアの対応も丁寧で、10日ほどで届きました。
早速、蓋を開けて見ると・・・
(某国製の機械は、通電前の目視点検が必須です)
何だか、何処かで見たような基板です???
それに、こう言っては何ですが、リレーの使い方などは、明らかに文化が違います。
記憶をたどって、ここに行き着きました。
https://hamparts.shop/rx-small-preamp-with-2sc5551-in-box.html
ホームページに掲載されている写真を見ると、基板は瓜二つです。
目につく違いは、BY版のトランスがツイストされていない事くらいです。
が、2SC5551である筈のトランジスタ、マークが良く見えません。
アルコールで拭いてみましたが・・・・
削られているようです
何でわざわざ削ったのでしょうね???
「2SC5551で無いことを知られたくなかった?」
→ そんなデリカシーは無いでしょうね。
「安くて良いデバイスを知られたくない?」
→ 彼らなりのトレードシークレットでしょうか。
校舎だったら(最近のMS IMEひどくないですか?)
後者だったら嬉しいので、ザックリと特性を見てみました。
10kHzから150MHzを見ています。
30dBのアッテネータが入っています
目的のHF帯です。
下端の様子です。
下限は800kHz辺り
なお、電源は12.5Vのバッテリー、バイアス測定用端子での電流は53.8mAでした。
回路や基板はQRO.czを完コピしているようです。
https://hamparts.shop/blog/rx-small-preamp-2sc
電源オフでスルーになるのは、良いですね!
IMDの特性は分かりませんが、余りに酷いようだったら、素性の知れたトランジスタ(入手出来たら2SC5551)に取り替える手があります。
知財権等のモヤモヤはありますが、基板やケースの質感も良いので、つい追加を一つポチってしまいました。hi
--- 11/2 追記 ---
オリジナルて使われている2SC5551AEですが、
Dで始まる大手の販売サイトでONSEMIの正規品を扱っています。
価格は見積もり依頼を出すようにとの事、10個で尋ねたところ、最低ロットは1000個で、値段は617ドルの返事がきました。
単価は、消費税を入れて約100円/個とお手頃なのですが、1000個も要らないですね。hi