2022年11月14日月曜日

中華RX用プリアンプ - IMDの確認

 私の場合、運用の99%がHF帯なので、周波数は30MHzまで伸びていれば十分です。

そういう意味では、中波放送やスカイツリーからの強信号によるスプリアス(良く言うオバケ)の方が心配です。

TRを交換する前に、IMDを見ておきたいと思いました。

道具立てはこんな感じです。

2信号発生器はRedPitayaのOscilloscope & Generatorで 1.790MHzと1.810MHzを発生させました。

設定が拙いのか、残念ながら、信号はかなり汚いです。

全体をつないでから、歪み始めるまでプリアンプへの入力を増やしていきました。

RedPitayaの出力を0.001Vに設定し、可変ATTを5dBにしたところから歪みはじめました。

このときのitnySAのレベルは-60.25dBmでした。

もう1目盛戻して、-61.25dBmにすると歪はスッと消えました。

ダラダラと変化すると思っていたので、意外でした。

途中経過はこんな感じです。

-・・・-

と書いて、一旦アップしたのですが、間違っていました。

プリアンプ入力1dBの差は、プリアンプ出力では約15dBの差になります。

どうも、プリアンプではなくtinySAの入力部の特性(歪)を見ていたようです。

プリアンプとtinySAの間に30dBのアッテネータを入れて仕切り直しです。

構成はこんな感じです。

RedPitaya  ch1:1790kHz /ch2:1810kHz

合成器

可変ATT 

プリアンプ

ATT 30dB

tinySA


RedPitaya 0.015V,  VATT 2dB 

かなり微妙なところでスイッチが入るようです。

ATT 2 dBだと1号機は歪みますが、2号機は持ち堪えましたる。

もう一目盛り

RedPitaya 0.015V,  VATT 1dB 

RP:0.015V VATT 2dB 

プリアンプ入力:-28.75dBm (-58.75dB)

青:電源オフでプリアンプがスルーの状態

ピンク:1号機

緑:2号機

        基本波          ゲイン    3次                 5次              7次           

amp  1790/1810                  1770/1830           1750/1850        1730/1870

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#1:   0 (-43.25)        15.5    -18.0 (-61.25)     -34.0 (-77.25)    -33.0 (-76.25)

#2:   0 (-44.25)        14.5    -18.0 (-62.25)     -33.0 (-77.25)    -33.5 (-77.75)


ここまでは、耳で聴くことなくtinySAの画面だけを見てきました。

が、受信機というからには、やはり聴いてみなくては?と思いました。

これまた中華パチモンのドングルとSDRunoで聞いてみました。

RedPitayaのツー・トーンはやはり汚かったです hi

でも、増幅前から歪んでいるような・・・受信機でしょうか?

今まで、リニアアンプ(直線増幅器)の歪などは、PSK31の無変調信号(2トーン波形)とIMDメーターで手軽に見ていました。

基本的に無茶はしなかった訳です。

が、今回は敢えて歪むような強信号でドライブしてみたところ、いろいろな気づきがありました。

面白いものですね。

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