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2024年10月4日金曜日

WSJT-Xのrc7、ダウンロードとインストールで嵌った!

9月末に公開されたWSJT-XとWSJT-X Improvedの-rc7

遅れ馳せながら試したいと思いました。

が、ダウンロードが失敗します。

少し時間をおいて再開しましたが、ダメでした。

「インターネット接続をご確認ください」との事ですが、眺めていると最終段階で蹴られているようです。

何となく、セキュリティ関連の問題のような気がします。

使用しているセキュリティソフト"ESET INTERNET SECURITY"の隔離フォルダーを覗いて見ると・・・

"トロイの木馬の変種"疑いで隔離されていました。

やれやれです

右クリックでメニューを開き、復元先にダウンロードフォルダーを指定して戻しました。

引き続いてインストールを実行すると、

またまた、警告が表示されました。

どうもqmap.exe関連のようです。

当面は使用することもなさそうなので、無視してインストールを継続しました。

結果は、

wsjtx-2.7.0-rc7

wsjtx-2.7.1-devel-win64_improved_al_plus_240930-rc7.exe

ともに、半日以上経過しましたが、今のところ問題なく動作しています。

SOURCEFORGEに登録する際にも、ウイルス等の検疫は受けているはずなので、誤検出かいわゆる見解の相違のような気がします。

幾つかサンプルを提出しておきました。

もし、同じように引っ掛かってしまったら、自己責任で試して見てください。


2024年1月15日月曜日

160M FT8のモニター

あれこれ思案中のアクティブアンテナ。

比較にはWSPRを使っています。

が、160Mは送信局が少ないためなかなかデータが集まりません。痺れを切らしてFT8を受信して見ることにしました。

13日夕方の様子です

蛍みたいな光が垂直のアクティブ・ダイポールです。

ケースを作る暇がなかったので、やっつけ仕事で防水用にバタピーの袋を被せました。

HL2(Hermes Lite 2)で3バンドのWSPR(JA7KBR)+160M FT8を受信中。

奥のループが、同じくHL2でWSPR(7L4IOU2)と160M FT8を受信中。

手前が、水平のアクティブ・ダイポールで、8006kHzのJG2XAを受信中です。

ループは、2M長のアルミ・フラットバーを丸めたものです。

アンプの比較用にと思って、同じ寸法と構造で作ったのですが、片方はアクティブDPになっています。

奥のループのアンプは2N5109 x2です。

定番トランジスタだけのことはあって素直な特性で、かつ丈夫です。

使い廻すつもりで、足は長~くしています hi

ほぼ一昼夜が過ぎました。結果はどうでしょうか・・・・

流石にFT8です!

週末もあってか、ずいぶん見えていました。

一晩では、ループは約6000件、DPは約5000件のデコード数でした。が、DPは東と南が壁なので比べるのは酷かもしれません。

残念ながら、アフリカと南米は見えませんでした。

最遠はフロリダのN4IIで、11288km。

おもしろいのは、VK9DXで、7777kmでした。

なにか良いことがあるかな?

2023年5月26日金曜日

FT4 NS、第1回はボウズ

WSJT-X improvedのメーリングリストで、「FT4 NS」という新しいイベントの案内が流れてきました。

30分の短時間内にできるだけ多くQSOをするのが目標です。

ナンバーはNA_VHF CONTEST使用します。

面白いのは、FT4NSのQSOプロトコルに特化した機能が追加されており、

コールサイン、R、グリッドの交換をもって、自動的にログインされるようです。

現地の毎週木曜の夜、日本では金曜日の朝、10時から10時半までの30分です。 10時00分から 10時45分 のうち30分間です。

ソフトは昨晩セットしたので、開始5分前にPCの前に座りました。

が、肝心かなめの特別メニューが見つかりません。

インストール直後は日本語メニューなので、ボタン名が違うと探すのが大変。

英語に戻す方法を忘れてしまい、四苦八苦。

ようやく見つけたのは、開始直前でした。

FT4 NSのメニューは此処

さて、肝心のコンテストですが

14MHzは、K6ROのCQ TESTがギリギリの-16dBで見えています。

呼んでみても、全く手ごたえがありません。

21MHzに移ると、WQ5Lが-10dBで見えていました。

離れてコールするのですが、こちらも手ごたえがありません。

ちょっとCQでもと思ったら、外道のLU4HKが引っ掛かって仕舞いました。

こちらは R PM95、向こうは R -10のループに嵌まってしまいました。

RR73や73を送っても抜け出せません。

結局、コンテストモードから通常モードに切り替えで、QSOを完了しました。

駄目だコレャ。という訳で、14に戻りましたが

状況は相変わらず・・・

第1回目はボウズに終わって仕舞いました

相手はコンテストではありませんが、LU4HKとのQSOは成立しているので、ログを出してみましょうかね?  南米は対象外でした。

来週に期待です。



2023年2月16日木曜日

3Y0J のDTは14秒だった

何となくdxnews.com  の記事を眺めていて、目が点になりました。

3Y0J Bouvet Island News 15 February 2023

3Y0Jの送信が、ODD(奇数)ピリオドだったのは、時計合わせができなくて14秒ズレていたのが原因だったそうです。

1秒くらいズレているのは気が付いて合わせたのですが、まさか14秒だったとは・・・

チームの皆さん、危険を冒してあんなに遠くまで出かけたのに・・・

なんと、もったいない!


2023年2月9日木曜日

3Y0Jの不思議なデコード

世紀のペディションが始まりました。

昨晩(2月8日)、21.105MHzの3Y0Jは良く見えていましたね。

邪魔にならないように、WF上端で何度か呼んでみるも、早々に退散。

途中、気になるデコードがあったので、キャプチャー画面を巻き戻してみました。

見えてるだけでも60~70局のハウンド

気になったのは、この赤で囲った部分です。

拡大すると・・・

❔❔❔

タイミング的には、ご本尊からの送信だと思うのですが・・・

信号が強すぎて、受信機(ANAN-8000DLE)が歪んだ?

JTDXお得意の誤デコード?

不思議です。

2023年1月22日日曜日

WSPRの誤デコードとアップロード

ハイバンドの調子が良いようです。

ANAN-8000DLEとThetisで、28MHzのFT8にちょっかいを出していたのですが、

少し目を離したすきに、VAC(とくにTx側)が止まることに気が付きました。

この問題はWSJT系モードの定番トラブルですが、

USBのセレクティブサスペンドを無効にすることで解決していた筈です。

WindowsかWSJT-Xのアップデートか何かで、復活したのでしょうか?

現象の再現と対策のため、28MHzのWSPRを起動して、間隔を空けて送信してみることにしました。

それとは別に、RedPitayaの5バンドWSPR受信機とHelmes Lite 2 のLF/MF WSPRを動かしていました。

--- ここまでは前振りです ---

さて、夜中に目を覚ましたので、「LF/MFの状況はどうかな?」とモニターを覗いて、びっくり仰天!

136kHzと474.2kHzで、これでもかと言うくらい7L4IOUをデコードしていました。

どうやらフロントエンドの飽和などによる受信機内のスプリアスか、電源やLANからの回り込みで28MHzの信号を誤ってデコードしているようです。

というか、1台のパソコン上で動いているので、何があっても不思議はないのですが・・・

慌てて、WSPR Netを覗くと

1つアップされていた

「何でだろ?」首をひねって、思い出しました。

秋田での受信状況と比較したいと思って、

例の中華パチモンループ+Helmes Lite 2+Spark SDRをJA7KBR-1で追加していたのでした。

ここらか上がって仕舞ったようです

上のバンドなら、「そう言う事もあるよね」で済む(済まない?)のですが、

まるで継子いじめのような条件がついているため(PLC問題のしっぺ返しではと勘繰っています)、許可が貰えないLF/MFでは無免許運用と邪推されかねません。

慌ててスポットをオフにしました。

同じことは5MHz帯でも起こりかねないので、WSPRやPSKRへのアップは要注意ですね。

用心、用心。

2022年10月10日月曜日

狭帯域ミニホイップ・アンテナ

LF/MF受信用のアンテナですが、シールドループとプリアンプの組み合わせにトライしていましたが、思うような結果が出ません。

やはり広帯域には無理があるのかもしれません。

共振回路が無いと上手く行かないような気がしてきました。

それなら、「ミニホイップに共振部をつけたら?」と思いつきました。

LTspiceでこねくり回すと・・・・

面白そうな結果が出ました。


発振したのかと思いました!

さっそく基板を削って

バリ取り前 (W 70mm, H 20mm)

ドリルホールは0.8mmφ

ブラシレスモーターにしてから落ち着いていましたが、またビビるようになりました。

どこかネジが緩んできたのか?

FETは2SK125を使いましたが、トランジスター・チェッカーでピンを確認したところ、

ソースとドレインが反対に表示されました

TS-930 (TS-940)の、プリアンプでFETが付け間違っていると話題になり、

大OMの「JFETはどっちでもOK」との解説に驚いたことを思い出しました。

ちなみに、このミニホイップは「現物合わせ?」で、向かって左からD-G-SのTS-930方式です。hi

コアは手当たり次第試したところ、FT37 #43と思われる個体が良さそうです。

が、6回では多すぎるし。5回では少なすぎます。

取り敢えず、6回で手を打ちましたが、雨だし、日も暮れそうだし・・・

窓に、貼り付けてみました。

窓際そのものです

この状態で一晩放置したところ

意外に見えていました

周波数を合わせれば、もう少し行けそうです。

さて、どうやって137kHzに合わせようか・・・

しばらく悩みましたが、トロイダルコアを削ってみることにしました。

が、なかなか硬くて、百均のヤスリはすぐに山が減ってしまいました。orz

で、打ち放しコンクリートの床でゴシゴシこすったら、なかなか良い感じでした。

動作中のコアに1 ターンを通して、MiniVNAで見ています。

もう少し削って、少しだけ上げる。

もし、行き過ぎたらコンデンサを抱かせる。と、ドンピシャに合わせられそうです。

ただ、最終調整は少しエージングしてからの方が良いかもしれません。

最初は、アンテナ(プローブ)となる錫メッキ線を外に出しましたが、雨で濡れるとかなり感度が下がる感じです。

インピーダンスが落ちるのかも知れませんね。

と言うわけで、単線の輪を作って瓶の中に入れることにしました。

裏には、防湿防錆用のニスを塗りました。

入力インピーダンスは下げたくない

コイルは交換しやすいように、チョン付けです。

カフェオレのボトルに押し込んで、

こんな感じで突き出しました。

SparkSDRで、一晩受信した結果はこんな感じです。

受信機はHermes Lite 2

少し広いスパンを見たくて、PowerSDRを起動してみました。

日中(15時頃)でも、40kHzと60kHzのJJYはしっかり見えます。

この周波数では、コアのQが低いのかもしれません。

中心を外れるとノイズフロアは低く静かです

今日はこのまま HL2 + PowerSDRにして、複数のWSJT-Xを起動して

WSPR, FST4Wの120、300、900、1800を受信してみます。

共振回路の特性がそのまま出ている
もう、1.5kHzくらい下げたい。

それから、後段のバッファはもっとシンプルに出来ないかと思って、ひねくり回していました。

簡単にソースから出力するのでも良さそうです。

バイファイラ・トランスが省けるのは大メリット

次回(475kHz用?)は、こちらを試してみます。



2022年10月3日月曜日

AA6DY再訪間近

 9月3日にイリノイ州で放流された、高高度バルーンAA6DYがそろそろ視界に入りそうです。

現在、2周目を順調に飛行中で、直近ではRX9Oがタジキスタン上空の信号を受信しています。


Timestamp (z)     Call    MHz        SNR    Grid  RGrid

---------------   ------  ---------- ----  -----  ------

2022-10-02 03:02  AA6DY   14.097063   -22   MM68  NO14th

2周目を飛行中

"Northern Illinois Bottlecap Balloon Brigade"というクラブ(Brigadeは「旅団」と翻訳されましたが)で運営されており、今回が24回目の打ち上げだそうです。

前回、日本上空を通過した際、たまたまWSPRでスポットしていたところお礼のメールをいただき、その後メーリング・リストで毎日の飛行状況を配信して貰っています。

ホームページを見ると、皆さんいかにも楽しそうで、アメリカの底力を感じさせられます。

From left to right, Cary Willis KD9ITO, Burt Krain KR9T, Michael Seedman AA6DY, David Kaplan, Elizabeth Ziemer KD9ORR, Natalie Tran, Bill Fiely, Henry Fiely KD9SRZ, Noah Berg KD9RDT, and Bob Berg KD9RDU

ホームページ:https://nibbb.org

日が昇って、電池に光が当たれば、14メガのWSPRで見えると思います。

受信が楽しみです。

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先ほど確認したところ、北京の少し東側を飛ぶAA6DYの信号が見えていました。




2022年6月18日土曜日

WSJT-X v2.6.0-rc1が公開されました

WSJT-Xの新版がリリースされました。

https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/wsjtx.html

今年のコンテストには間に合いませんでしたが、ARRL International Digital Contestにも対応したとのこと。

その他にもデコードの強化やモード切替ボタンの追加など使い勝手も良くなっているようです。

これは楽しみです。さっそく試してみましょう。

コンテストでもなければ、CQを出すことはほとんどないのですが、EUが良く見えていたのでちょっとランニングしてみました。

・「a7」強化の効果でしょうか? 以前はJTDXに圧倒されていた解読数もかなり改善されています。たまに、逆転するシーケンスもあります。

・重なった信号のデコードもJTDX並みになったようです。

・モード切替のボタン化は便利です!

FT8とFT4を何度が切り替えていたら、「あれっ、JTDXはどこで変えるんだっけ?」になって仕舞いました。hi

面倒だったHoundへの切り替えも、ワンクリックになりました。


と言うわけで、なかなか良い感じです。



2022年5月19日木曜日

EK890 vs ANAN-8000 10m FT8デコード対決

一応制御可能になったR&S EK890と、ドリフト対策した ANAN-8000DLE。

延び延びになっていたFT8の解読数比較をやってみました。

ときどき一つ、二つ違うピリオドはありますが、こんな感じでほぼ互角の戦いでした。

074000~074445zまでの5分間の解読数を数えたところ、EK890チーム 290件、ANAN-8000チーム 289件で、僅差でEK890チームの勝ちでした。

ウォーターフォールを見ると、EK890が少しだけくっきりしてるような気がします。

なお、EK890のフィルターは6kHzです。


2021年12月23日木曜日

LF・MF受信用差動型プリアンプ

 しばらく前から仕掛けている長波・中波帯のWSPRとFST4Wモニターですが、諸先輩のレポートと比べるとかなり見劣りします。

多くの局はミニホイップ系のアンテナを使っているようなので、そちらに方向転換しようかと思いますが、最後の足掻きで差動型のプリアンプを作ってみました。

というのは、定評のあるLZ1AQのループアンテナ(1)やM0AYFの例(2)(3)では差動型のアンプを使用しているようです。

(1) Wideband Active Small Magnetic Loop Antenna

http://www.lz1aq.signacor.com/docs/wsml/wideband-active-sm-loop-antenna.htm

(2) A Wide Bandwidth Active Loop Receiving Antenna.

https://www.qsl.net/m0ayf/active-loop-receiving-antenna.html

(3) HF active receiving loop antenna

https://www.qsl.net/m0ayf/G8CQX-Loop-antenna.html

しかし、あまり難しいところを狙っても手に余ります。


ふと、夜中に目を覚まして、LTSpiceを立ち上げ、先ずはシミュレーションをしてみました。

最初は、(3)の2石をベースにして、パーツをどんどん減らしてみました。

が、なかなか期待するようなゲインに届きません。

また、トランスの材質や巻数比をどのように設定したらよいのか?分からないことだらけです。

で、あちこち眺めている内に差動増幅にはカレントミラー(4)という手法が付き物のようです。

仕組みは良く分かりませんが、回路に追加して試すと、負荷抵抗を高くしたような効果があり、増幅度が5~6dBアップするようです。

(4) カレントミラー

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC

最終的に、こんな回路になりました。

トランスは実物の値

昼過ぎに、プリント基板の切れ端を削りました。

小さくしているのは、うまく行ったら塩ビ管に詰め込もうという魂胆です。

トランジスタは手持ちから、増幅用2SC2712-GR 2SC21712-GR、カレントミラー用2SA1162-Yです。

対になる片側のピンを裏側に曲げて、強引にひっくり返しました。

素人の特権です! hi

部品が少なくひっくり返したおかげで、パーツの配置はほぼシミュレーションの回路図どおりです。


肝心のトランスは、#73のメガネコアに1次側10回、2次側は5か6回です。(気が散って数え違いました)

インダクタンスは133uHと58uH

晩飯前にできたので、mini VNAで特性を見ました。

アンプの後ろに30dBのアッテネータが入ってます。

10MHz辺りまでは何とか使えるかな?


10kHz~100MHz

200kHz~1MHzはほぼフラットでした。

10kHz~1MHz

もう少し下げたいのですが、トランスを2000uH:200uH位にできれば、もっと良くなりそうですが・・・

思案中

細い線で巻き数を増やすか? コアを2段にするか?

昨晩、19時過ぎにモニターを再開しました。

トランスで直流的に絶縁されているせいか、思ったよりノイズは少なそうです。


結果の判断は、もう2~3晩見てからにします。


2021年1月16日土曜日

Hremes Light 2 SDR - 4, VE3KCL高高度バルーン

昨日HL2にインストールしたSparkSDR、明け方から3.5,7,14,21の4バンドのWSPR受信にセットしてみました。

17時前に覗いて見ると・・・

不漁ですね

7メガが一番多くて177、14が150、3.5が68、21がたったの2つでした。

全体に少なく、特に21は強い局だけしか拾えなかったようです。

設定ミスでしょうか?

設定ミスと云えば、4バンドしかセットできなかった理由もよく分かりません。

14を見ると・・・・

久しぶりのVE3KCLです

お日様が当たった数回だけ発射したのでしょうか?

昨年の暮れにトロントから放流されたようです。

テレメトリーも受信しているので後で解読して見ましょうかね。