2022年10月10日月曜日

狭帯域ミニホイップ・アンテナ

LF/MF受信用のアンテナですが、シールドループとプリアンプの組み合わせにトライしていましたが、思うような結果が出ません。

やはり広帯域には無理があるのかもしれません。

共振回路が無いと上手く行かないような気がしてきました。

それなら、「ミニホイップに共振部をつけたら?」と思いつきました。

LTspiceでこねくり回すと・・・・

面白そうな結果が出ました。


発振したのかと思いました!

さっそく基板を削って

バリ取り前 (W 70mm, H 20mm)

ドリルホールは0.8mmφ

ブラシレスモーターにしてから落ち着いていましたが、またビビるようになりました。

どこかネジが緩んできたのか?

FETは2SK125を使いましたが、トランジスター・チェッカーでピンを確認したところ、

ソースとドレインが反対に表示されました

TS-930 (TS-940)の、プリアンプでFETが付け間違っていると話題になり、

大OMの「JFETはどっちでもOK」との解説に驚いたことを思い出しました。

ちなみに、このミニホイップは「現物合わせ?」で、向かって左からD-G-SのTS-930方式です。hi

コアは手当たり次第試したところ、FT37 #43と思われる個体が良さそうです。

が、6回では多すぎるし。5回では少なすぎます。

取り敢えず、6回で手を打ちましたが、雨だし、日も暮れそうだし・・・

窓に、貼り付けてみました。

窓際そのものです

この状態で一晩放置したところ

意外に見えていました

周波数を合わせれば、もう少し行けそうです。

さて、どうやって137kHzに合わせようか・・・

しばらく悩みましたが、トロイダルコアを削ってみることにしました。

が、なかなか硬くて、百均のヤスリはすぐに山が減ってしまいました。orz

で、打ち放しコンクリートの床でゴシゴシこすったら、なかなか良い感じでした。

動作中のコアに1 ターンを通して、MiniVNAで見ています。

もう少し削って、少しだけ上げる。

もし、行き過ぎたらコンデンサを抱かせる。と、ドンピシャに合わせられそうです。

ただ、最終調整は少しエージングしてからの方が良いかもしれません。

最初は、アンテナ(プローブ)となる錫メッキ線を外に出しましたが、雨で濡れるとかなり感度が下がる感じです。

インピーダンスが落ちるのかも知れませんね。

と言うわけで、単線の輪を作って瓶の中に入れることにしました。

裏には、防湿防錆用のニスを塗りました。

入力インピーダンスは下げたくない

コイルは交換しやすいように、チョン付けです。

カフェオレのボトルに押し込んで、

こんな感じで突き出しました。

SparkSDRで、一晩受信した結果はこんな感じです。

受信機はHermes Lite 2

少し広いスパンを見たくて、PowerSDRを起動してみました。

日中(15時頃)でも、40kHzと60kHzのJJYはしっかり見えます。

この周波数では、コアのQが低いのかもしれません。

中心を外れるとノイズフロアは低く静かです

今日はこのまま HL2 + PowerSDRにして、複数のWSJT-Xを起動して

WSPR, FST4Wの120、300、900、1800を受信してみます。

共振回路の特性がそのまま出ている
もう、1.5kHzくらい下げたい。

それから、後段のバッファはもっとシンプルに出来ないかと思って、ひねくり回していました。

簡単にソースから出力するのでも良さそうです。

バイファイラ・トランスが省けるのは大メリット

次回(475kHz用?)は、こちらを試してみます。



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