2024年4月22日月曜日

KiwiSDR GPS mapの不思議な記号

 KiwiSDRの管理画面でGPSの設定を見ていて、

不思議な線と印に気が付きました。

普通の地図では見かけないのですが、妙に気になります。

しばらく眺めていて、ハタと気が付きました。

線は高圧送電線、□は鉄塔

シャックの北側方向を見ると・・・

右側の建物は小岩四中

北から来た送電線が、近くで東西に分岐しています。

おまけに西側には、貨物線の新金線が通っています。

どこに向けてもノイズが多いわけです。orz

2024年4月21日日曜日

中華RXプリアンプの修理

だいぶ前に買った受信用の中華プリアンプ、便利に使っていましたが、気が付いたら増幅しなくなっていました。

トランジスタが飛んでしまったようです。

電源に連動するリレーを内蔵しているので、プラグを抜いてそのまま(通貨状態)にしていました。

回路は、先日の2N5109アンプとほぼ同じです。

重い腰を上げて、修理したいと思います。

外した自称2SC5551



三端子の抵抗になっていました orz

トランジスタを2SC5537に交換しました。

ところが、さっぱり増幅してくれません。

NanoVNAで見ると、3~4dBくらいでした。

ヤレヤレです。

チェックしていくと、エミッターとGND間の抵抗が500Ωくらいあります。


抵抗が焼けて(蒸発?)PCBが炭化し、その炭を通して接地しているようです。

カリカリ削ると、ガラス繊維の布模様が見えるほど焼けていました。

ポリヒューズが入っていますが、よほど急に進んだようです。

下手をすると火事になるところでした。

金属ケースで良かった!

オリジナルは12Ω(24Ω2パラ)ですが、手持ちがなかったので少し大きめの15Ωにしました。

隣のコンデンサも電極が外れていました。

ついでなので、トランスも2N5109と同じBN73-2402のめがねコア(バイファイラ3回巻)に交換。

ボリュームが安物なのか、デメリットしか感じられなかった可変ATTは、固定の3dBにしました。

電圧の高い電源につなぐと、また飛ばしてしまうので、10Vの三端子レギュレータを押し込みました。

修理後の様子です。


修理後の特性

100MHz辺りでストンと落ちるのがちょっと不思議ですね。

どこかで共振しているのでしょうか?

コレクタ電流は、約21mAです。

規格表を見ると、

3次相互変調歪(IM3)を求めるなら、40~50mAくらい流さないと活けないようです。

一方、雑音指数(NF)は7~9mAあたりがベストで、30mAを超えたあたりが急に悪くなるようです。

まあ、良いところかもしれません。

しばらく様子を見ることにします。

2024年4月20日土曜日

SSN 243

今朝見たらKiwiのSNRがガタ落ちでした。

我が家だけでなく、各局おなじ傾向のようです。

原因はこれでしょうか?

NICTの宇宙天気予報では

https://swc.nict.go.jp/trend/sunspot.html

中波の1575kHzは、三沢?のAFNが聞こえるし、

短波の8006kHzは、直接波だけが見えています。

電離層からの反射が無いので、飛行機のエコーがくっきり・はっきり見えています。

JG2XA 8006kHz

まるで、まだ夜が明けていないかのようです。

歴史的には?と思って、Royal Observatory of Belgiumのデータを眺めて見ました。

https://www.sidc.be/SILSO/datafiles

200越えの日を抜き出すと・・・

去年(2023年)の6月にも240を記録していました。

それにしても前サイクル、200を超えたのは3日しか無かったようです。

今更ですが、コンディションが悪かった訳ですね。

2024年4月16日火曜日

電柱からのノイズ

ノイズに悩まされています

今に始まった訳ではありませんが、アンテナを上げる前に、出来る対策はしておきたいと思います。

「他所を疑ったのに自分の所為だった」というのでは、洒落にもなりません。

シャックの電源を落としてマラカイトで聞くと、やはり盛大なノイズです。

どこから出ているのかと思って、以前作った磁界プローブで探りましたが、ノイズの性質なのか見つけられません。

シールドなしのプローブを作ってみた

インバーテッドVの同軸に乗っているので、外から来ているのは間違いありません。

意外だったのはAC電源です。

コンセントから、パラパラと盛大に出ています。

ひょっとしたら?と思って、電柱からの引き込み口を探ると・・・

これだった!

単一方向だったら、ノイズキャンセラーも使えますが、これではどうにもなりません。

もう少し調べて、東京電力に相談するしか方法は無さそうです。

まずは出来るところからという訳で、シャック内PC類の電源を落として、Kiwi, Afedri, HL2のLAN接続受信機とルーターだけを動かしています。

おかげで、かなりクリアになりました。

アンテナは、建材用のアルミ・バーをループにしたものです。

根元のアンプは2SK125を4本使っています。


ゲインは小さいのですが、静かで混変調も少ないようです。

受信機の前で、CATV用の増幅モジュールICで追加の増幅をしています。

ゲインは10dBくらいですがNFが良く、下限が4MHz辺りなので結果的に中波帯以下がカットされます。

アルミバーループ+2SK125x4+CATV Amp+Kiwi

とりあえずの目安にしていたSNR 30dBに届きました。

シールドループ+BY 2N5109+Afedri


JG2XA (8006kHz)のドップラーもクリアです。

Kiwiは各種デコーダーが面白いですね。

例えばHFDLですが

ノイズの中、21メガ上端の航空バンドで、ニューヨークのHFDLが見えていました。


ライブはこんな感じです


靄(パラパラ音)と全帯域を横切る線(何かの制御信号?)は、送電線から出ているようです。

なんとか退治したいものです。


 

2024年4月13日土曜日

NHK 第一は放送中でした

 昨日のNHK第一が聞こえない件。

やはり私の操作間違いでした。

今朝の状況です。

他のAM局よりも信号が弱いのは、使用しているシールドループの方角の問題です。

AGCをオフにすると聞こえなくなってしまいます。

実は、他のチャンネルでドップラーグラムを見ているため、基本的にAGCをOFFにしていたのです。

と言うのは、ドップラーグラムでは信号の強弱も見たいので、勝手に音量を上げ下げされると困るのです。また、ダイナミックレンジを確保するため、レベルもできるだけ絞っています。

このあたりを両立させるには、スレッショルドなどの調整が必要なようです。

それにしてもSNRが悪いですね。

受信システムの問題でしょうか?

受信環境の問題でしょうか?

両方かも知れないですね。hi

アンテナは、シャック脇の排気管に縛り付けたグラスポールにのトップから、14MHzのインバーテッド・ブイを垂らし、中ほどに直径約0.65mのシールデッドループを付けています。

シールドループ単体では流石にレベルが低すぎるので、昨日の中華パチモン2N5109で増幅しています。

応急アンテナですが、室内アンテナとは大違いです。hi

Kiwiは、試験的に公開しています。

興味のある方は、"KIWI SDR EDOGAWA"で検索してみてください。


2024年4月12日金曜日

中華パチモン2N5109プリアンプの改造

まずは、NHK第一の深夜放送の件ですが。

シールドループのヌルに入ったのと、AGCの設定が悪かったようです。

明朝にでもトライしたいと思います。

―・・・―

さて、2~3年前に買った、2N5109を名乗る中華パチモンのプリアンプ。

HFハイバンドはそれなりですが、LF/MFは使い物になりません。

低いバンドも必要になったので、手直ししてみました。

実はこのアンプは、QRO.czを完コピした模倣品でした。

トランス撤去後

前後しますが、NanoVNAで見た低域の特性です。

何れも出力側に30dBのATTが入っています。

やはり、約150kHzから下はアッテネータになっていました。

手を付けるとすると

トランジスタ:2N5109である筈がありません。が、本家のほうもちょっと怪しいので、とりあえずはスルー。

コア:FT50-75の筈ですが、見た感じでは一回り小さく、質感もスカスカです。

外観

容量を計ったら7.3uHだったので、FT37-61に近いようです。

意外にハイバンドが良いのは、そのせいかも知れません。

これは、BN73-2402のめがねコアに、バイファイラ5回巻きにしてみました。容量は約100uHでした。

トランス交換後

だいぶ良くなりましたが、もう少し下へ伸ばしたいですね。

カップリングやバイパスのコンデンサが、ローバンド用には容量が足らないようです。

本家の回路図

C1とC25に、秋月電子通商のメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 0.1uFを

C19には、セラミックの2.2uFをそれぞれ抱かせてみました。

茶色が追加後

トランジスタの素性が分からないので、こんなところでしょうか?

100MHzまで拡大してみました。

ハイバンドのゲインが2~3dB落ちたようです。

電圧の低下も影響したようです。

実は、本家も安定化はしていないのですが、13.8Vでは熱っちっちになるのと、別のプリアンプで18Vを使っているので、うっかり差し間違えると昇天させてしまいます。

10Vの三端子レギュレータとタンタルコンデンサを追加しました。

裏側はこんな感じになりました

改造後の様子

しばらく様子を見ようと思います。

PS.

お勧めはしませんが、5割方値上がりしたものの、今もアリエクスプレスで売っているようです。


 

2024年3月22日金曜日

YAMAHA SYNCROOM - VAC暴走対策の切り札

天候の不順などで防水工事が遅れ気味です。

中波ならカーテンレールに吊り下げたシールドループでも入感するので、

なんとなく集めてしまったSDRラジオの、聞き比べ(見比べ?)をやっています。

が、五つも六つも一緒に動かしてみると、いろいろ問題が出てきます。

先ず引っかかったのが、仮想オーディオケーブル(VAC)の暴走です。

中華パチモンのMSI SDRとHDSDRで、1575kHzのAFNトリオのキャリアに合わせると・・・

音が割れていました

ゲイン過多かな?と思って、AGCをOFFにしてみました。

が、レベルは下がりSNは少し良くなったものの、音割れは改善しませんでした。

どうやらVACが暴走しているようです。

そこで、頼みの綱のYAMAHA SYNCROOM Driverに変えてみると・・・

大当たりでした

VACの暴走はSDRの鬼門の一つで、過去にはMax instを3以下にすると良いとか、サンプリングレートを決め打ちすると良いとか、バージョン××は駄目だとか、いろいろ言われてきましたが原因や決定的な対策は見つかっていないようです。

その点、YAMAHAが「音で繋がるオンライン演奏空間」のキャッチフレーズで無償公開しているSYNCROOM用のサウンドドライバーは、遅延も少なく音質も良好です。

このドライバー、以前はNETDUETTOという名前で公開されていましたが、

『遠隔地間の音楽合奏を実現するためにヤマハが開発した、インターネット回線を介してオーディオデータの双方向送受信を極力小さな遅れで実現するための技術です。』との事。

SYNCROOMについて

残念ながら1チャンネ版しか無いようです。

有料でも良いので、VB CABLEのように追加できるようにして頂けると嬉しいですね。