2024年6月16日日曜日

SDR用中波放送帯阻止フィルター 2

作りかけのBCバンドストップフィルターですが、

コモンモードチョーク(y13マーク)を追加しました。

このチョークコイル、トーキン製でLFから100MHz辺りまでのバイファイラトランスとしても重宝しています。

裏からみるとこんな感じです。

材質(独自開発のMn-Zn, 及びNi-Zn フェライトコアだそうです)もさる事ながら、巻き方にも工夫があるのかも知れません。全部がこのような巻き方になっています。

いつか真似してみたいと思うのですが、壊すのも勿体なくてまだ試していません。

熱収縮チューブを被せてお仕舞

特性はこんな感じです。

50k~30MHz

一見するとロスが大きそうですが、リファレンス(青色の線)がスルーのコネクタなので、10MHz辺りはほとんど損失がないようです。

どうも、NanoVNAの使い方を間違えているようで、キャリブレーションが蒸発してしまうのです・・・

直径1メートルのシールドループとKiwiSDRの間に入れるとこんな感じです。

中波帯の効果はてき面です。

また、全体的にスッキリするのは、コモンモードチョークの効果かも知れません。


2024年6月14日金曜日

SDR用中波放送帯阻止フィルター

 6mのコンディションが良いですね。

さっぱり飛びませんが、見ているだけでもワクワクします。

が、ボーっと眺めているだけだと間が持たないので。

こんなものを作りながらワッチしていました。

生基板の削り代から、1Cm幅くらいの物を拾い、カッターで銅箔を剥がして、SMAコネクタに合わせた信号線と配線ランド用の線を作りました。

ほんとうなら、CNCでチャチャっと削るところですが、

ノイズ対策のため、シャック内のスイッチングレギュレータは極力封鎖中です。

どうせ暇潰しだし、部品も少ないし・・・ということで、

ボケ防止(になるかな?)も兼ねて、手作業でトライしてみました。

この後は、パターンを切り欠きながら部品を載せていきます。

最初は、入力と出力のコネクタが付いた、ただの中継コネクタ。

1段目を載せると、10uHと1500pF並列共振回路の1.3MHz阻止。

という感じで、信号ラインが通っているので、ステージ毎にNanoVNAで作用を観察・調整しながら組み立てることができました。

この点は物凄く便利でした。

1~3を載せて

BC帯域阻止フィルター状態

この後に、50MHzやFM放送阻止用の減衰極付きLPFを付けます。

悪い癖なのですが、つい、背の低い順にとか、部品の拾いやすさでコンデンサを全部・・・

みたいに載せて、最後に頭を抱えるという事が良くあります。

反省する良い機会になりました。

出来上がり、なんちゃってマルチカップラーに装着した状態です。

出力側が無駄に空いているので、コモンモードチョークでも入れてみますかね?

特性は、ほぼ狙い通りでした。

Elsieのシミュレーション

NanoVNAでの実測値

100k~100MHz

28MHzのロスが多く、SWRも少し高いです。

VHFトラップのトロイダルコアを1ターン減らすと改善しますが、50MHzの通り抜けも増えるので悩ましいところです。安全第一ですかね?

肝心の中波放送帯です。

100k~2MHz

この帯域、630mの475kHzと160mの1830kHzは通したいが、その間にある放送は阻止したい!と、かなり無理があります。

SMDコイルは調整できませんが、各コンデンサの足し引きで周波数は微調できるので、スーパーローカルの放送局がある場合は、ドンピシャで合わせることもできます。ただ、そもそもコイルのQが低いので、あまり変わらないかもしれません。頑張るとすれば、シールドでしょうか?

-50dBとか-60dBを謳った市販品や製作例を見かけますが、オーバーロード回避が目的なので、これで十分だと感じました。

ときどきラジオ放送も聞きますし。hi

―・・・―

6Mですが、E51EMEが良く見えていましたが、QSOには至りませんでした。やはり力不足(正味50Wくらい)かも知れません。

そのうち出来たら良いな~。

2024年5月29日水曜日

CA-52HB4の調整

どうやって延そうか?

パイプの切れ端を漁っていたら、少し太めと細めが見つかりました。

被せる?差し込む?、いよいよダメなら、太めのアルミ線をステンレスの針金で縛り付けようか?つまらないことを考えるのが大好きです。hi

一昨日の昼過ぎ、少し晴れ間があったので現物合わせをしてみました。

細いパイプが入りそうです。

かなりキツかったのですが、紙やすりで磨いたら差し込めました。

タッピングビスで止めて、少しサバを読み5Cmでカットしました。

そうこうしている内に、パラパラと降ってきました。

が、幸い雷雲ではなかったので、ローテーターも付けて仕舞いました。

ショートバーは未調整

シャックに戻ってNanoVNAで見ると・・・

サバとビスの分が下に外れたかも?

パターンはそれなり?

昨日の夕方は、かなり強い雨風でしたが接触不良の様子はありませんでした。

SWRは、ショートバーの調整で、全体的にもう少し下げられるかも知れません。

バランは、ノイズやパターンを見てから考えることにします。


2024年5月25日土曜日

6M用アンテナCA-52HB4の仮設

もう沖縄は梅雨に入ったようですね。

受信アンテナいじりが面白くて、送信用が手つかずになっていました。

うかうかしていると、こちらも梅雨の季節になります。

取り合えず、50MHzから始めました。

共聴用のTVマストに上げるので、ゴツイのはNGです。

広告やWebをパラパラめくっていて、コメットの4エレHB9CVに目が止まりました。

昔々、TVフィーダーでZLスペシャルを作ったことがありますが、いかにもHB9CV然としたアンテナは使ったことがありません。

ちょっと試してみたくなりました。

説明図も分かりやすく、組み立ては簡単でした。

その代わり、エレメント長やブーム位置などの調整はできません。

調整個所は、輻射器と反射器のショートバーのみです。

ローテータが間に合わなかったので仮止

SWRを確認すると、最良点は51MHz台でした。

ショートバーを動かしても、なかなか下がってきません。

日も落ちてきたので撤収となりました。

シャックに戻り、ケーブルの端で測ってみました。

51.4MHz

50.2MHz

50~53.5MHzが動作範囲で、説明書の特性図ともほぼ合っているので、これで正常なようです。

FT8以前の時代のアンテナなので、仕方がないですね。

それにしても、何とか1MHz下げたいものです。

何処をいじれば良いのかな?

MMANAにお伺いを立ててみました。

オリジナルの50.3MHz特性

修正候補

そもそも調整できるようになっていません。

最小限の手入れを試したところ、輻射器を4x2=8Cm延長すると良さそうです。

延長後の特性

FT8で使うには、オリジナルの輻射器は少し短いようです。

さて、どうやって延しましょうかね?

2024年5月20日月曜日

なんちゃってマルチカップラー ― DA-144の転用

受信機が増えてくるとアンテナが問題になります。

バンド(受信機)毎にあげたいところですが、夢のまた夢・・・

現実は、広帯域のアンテナを共用することになります。

分かりやすいのは、テレビでも良く使われる分配器(スプリッター)です。

が、二つに分けると2分の1になるので-3dB、四つに分けると4分の1で-6dB相当のロスになります。

これは辛いですね。

そこで登場するのが、某オークションにも時々出品されるマルチカップラーです。

有名なのはJRCのNAJ-XXXXシリーズですが、皆さん狙っているようで結構な値段で落札されています。

何か良い方法はないかな?とあちこち眺めていたら、面白いページに行き着きました。

The poor man's receiver Multicoupler.

https://gm1sxx.blogspot.com/2018/01/the-poor-mans-receiver-multicoupler.html

何といっても、タイトルがピッタリです。hi

この記事では、Rへの入力をGにも分けて、1入力→4出力、最大8出力にしているようです。

こういう手が有ったか!そういえば何処かで見かけたな~

さっそく某オークションを覗いて見ると、良さそうなものがありました。

イメージニクスのDA-144、1入力4出力映像分配器。

仕様では、60Hz~10MHz ±0.1dB以内、10MHz~30MHz +0.3dB~-2dB以内とのこと。

https://imagenics.co.jp/products/da-144/

送料込みで2,200円の散財となりました。

前面

背面

入力した信号は、電源オフ時はリレー経由(?)で、スルーに出てきます。

電源オン時にも、バッファー経由(?)で出てきます。

したがって、動作中は1本のアンテナに5台の受信機が繋げることになります。

NanoVNAで見てみました。

Input → Thr

Off時のスルー端子出力です。キャリブレーションエラー+変換コネクタ類の損失で、-2.23dBとなっています。

Input → Out1

30MHzで、-2.89dBになりました。0.66dBのロスがあります。

分配器のインピーダンスは75Ωなので、50Ωとのミスマッチも影響しているのかも知れません。

結果の良し悪しは分かりませんが、ゲイン補償調整で補える範囲のようです。

Out1 → Out2

出力ポート間の分離は、約30dB確保できるようです。

SWRが低いのがちょっと不思議ですが、こういう物なのでしょうか?

さっそく KiwiSDRにつないで眺めてみましたが、目視では違いが良く分かりません。

そこで、SpectrumLabへデータを渡して、8005kHzのキャリアのSNグラフを見ました。

左から、アンテナ直結、DA-144経由、自作のスプリッター(2分配器)です。

スプリッターは半分になるので、3dBのロスがあるのですが、完全にパッシブなのでSNはそれほど悪くなりません。

こうして眺めると、DA-144は僅かにノイズフロアが上がるようです。

が、電離層が変動する時間帯だったので、真夜中のほうが良かったかもしれません。

ここまでは、期待以上の性能で、大満足です。

2024年4月22日月曜日

KiwiSDR GPS mapの不思議な記号

 KiwiSDRの管理画面でGPSの設定を見ていて、

不思議な線と印に気が付きました。

普通の地図では見かけないのですが、妙に気になります。

しばらく眺めていて、ハタと気が付きました。

線は高圧送電線、□は鉄塔

シャックの北側方向を見ると・・・

右側の建物は小岩四中

北から来た送電線が、近くで東西に分岐しています。

おまけに西側には、貨物線の新金線が通っています。

どこに向けてもノイズが多いわけです。orz

2024年4月21日日曜日

中華RXプリアンプの修理

だいぶ前に買った受信用の中華プリアンプ、便利に使っていましたが、気が付いたら増幅しなくなっていました。

トランジスタが飛んでしまったようです。

電源に連動するリレーを内蔵しているので、プラグを抜いてそのまま(通貨状態)にしていました。

回路は、先日の2N5109アンプとほぼ同じです。

重い腰を上げて、修理したいと思います。

外した自称2SC5551



三端子の抵抗になっていました orz

トランジスタを2SC5537に交換しました。

ところが、さっぱり増幅してくれません。

NanoVNAで見ると、3~4dBくらいでした。

ヤレヤレです。

チェックしていくと、エミッターとGND間の抵抗が500Ωくらいあります。


抵抗が焼けて(蒸発?)PCBが炭化し、その炭を通して接地しているようです。

カリカリ削ると、ガラス繊維の布模様が見えるほど焼けていました。

ポリヒューズが入っていますが、よほど急に進んだようです。

下手をすると火事になるところでした。

金属ケースで良かった!

オリジナルは12Ω(24Ω2パラ)ですが、手持ちがなかったので少し大きめの15Ωにしました。

隣のコンデンサも電極が外れていました。

ついでなので、トランスも2N5109と同じBN73-2402のめがねコア(バイファイラ3回巻)に交換。

ボリュームが安物なのか、デメリットしか感じられなかった可変ATTは、固定の3dBにしました。

電圧の高い電源につなぐと、また飛ばしてしまうので、10Vの三端子レギュレータを押し込みました。

修理後の様子です。


修理後の特性

100MHz辺りでストンと落ちるのがちょっと不思議ですね。

どこかで共振しているのでしょうか?

コレクタ電流は、約21mAです。

規格表を見ると、

3次相互変調歪(IM3)を求めるなら、40~50mAくらい流さないと活けないようです。

一方、雑音指数(NF)は7~9mAあたりがベストで、30mAを超えたあたりが急に悪くなるようです。

まあ、良いところかもしれません。

しばらく様子を見ることにします。