2026年10月28日水曜日

M0AYF改RXループアンプ_NFB再発明版

あれこれ弄っている(弄られている?)アクティブアンテナですが、ミニホイップやダイポール系は中波帯が今一つです。

特に、耳で聴くとループ系が圧倒的に聞きやすいのです。

なかでも、AG5RT方式が非常に良くて、重宝してました。

https://www.7l4iou.com/2025/10/ag5rt-rx-loop-antenna.html?m=0

ところが、8月末のWW DIGI DXの後、感度がガタ落ちになってしまいました。

気を付けてQRPに徹していたのですが、デバイスが飛んでしまったようです。

おそらく過電圧よりは、過大入力によるオーバーロード(過熱)が原因かと思います。

許容損失300mWの華奢なHN1B01F(※1)には、荷が重かったようです。

 ※1. 秋月電子通商で買える、デュアルトランジスタ(2SA1015+2SC1815相当)です。 HN1B01Fの商品ページ

仕方が無いので、LZ1AQタイプを引っ張り出しましたが、やはり当地ではゲインが大きすぎます。

なかなか上手く行かないものです。

そこで、以前も試したことのあるM0AYF方式に再挑戦してみたいと思います。

原典はこちらです。

https://www.qsl.net/m0ayf/active-loop-receiving-antenna.html

出力側をトリファイラ巻にした改良版も、試したことがあります。

https://groups.io/g/loopantennas/attachment/12910/0/Modified%20M0AYF%20Loop%20Amplifier.pdf

確かにゲインは向上しているのですが、混変調特性が期待したほどではありませんでした。

さて、原典の回路を眺めていて、R8 50Ωが100Ω2本をパラにしていることに、改めて気が付きました。


出典 <https://www.qsl.net/m0ayf/active-loop-receiving-antenna.html>

確かAD370では、FETのソースの間に挿入したコイルがNFB用のトランスとして機能していました。

出典 <https://dl4zao.de/_downloads/Aktive-Dipol-Antennen.pdf>

同じ方法が使えるかも知れません。

さっそく真似っこしてみましょう。

エミッターの抵抗の間にコイルを入れて、出力側のトリファイラトランスと結合してみると・・・

ビンゴ!

NFB用巻線(L)の値を0回(0pH)、1回(6.8uH)、2回(26uH)と動かして、周波数特性と混変調特性を見ています。

6.8uHの時、ゲインは約9dB減少しますが、IM3は40dBちかく改善できるようです。IM2もきれいに消えています。

「車輪の再発明」という言い回しがありますが、どうやらNFBを再発明してしまったようです。hi hi

さっそく部品を配置して、

ArCad

手間は同じなので、3枚削ってみました。

IM3を欲張って電圧や電流を増やしても、短命に終わっては意味が無いので、電圧を8Vと5Vに下げて値を求めてみました。

トランスはたまたま目に止まった某オークションのコモンモードチョークのコアを使ってみました。

電源用のチョークなのですが、データシートを見ると、けっこう高い周波数まで延びているのです。

AD370で使われているコアが、AL値が大きく少ない巻き数で大きなインダクタンスを得ています。

似たような傾向に目が眩んで、ダメ元で落札してみました。

1作目、RG58同軸の1mφシールドループ、2SC3357 8V




雨の合間を見計らって屋上に上げました。

2作目は、5Vで最適化されているという2SC4703で作ってみました。

トランスは同じようにチョークをつかいました。が、ハイバンドはやはり苦手なようです。

3作目は、コアにBN-73-202を使ってみました。

NFB巻線は22Ωの抵抗に接続しました 

電圧をメモしておきます

味海苔の缶に押し込んでみます。

芯線側(1次側)の4tのセンタータップと同軸のシールドを缶にハンダ付けし、PCBのGNDに接続しています。2次側も4tの1:1トランスです。

外観です。同軸RG-58 3.2m長で切り出し、真ん中でシールドにスリットを入れています。

赤いのはシリコンのシール材

2作目と3作目は、昨日、シャック脇の陸屋根に仮設しました。


今朝の6時前、1503kHzのNHK秋田第一放送を聞き比べて(見比べて?)みました。

①と③は、50Cmくらいで隣り合っています。

③の1.95MHz辺りのバースト信号、内部のスプリアスかと思い、⑦のパッシブのWA302-2で確かめたら、少し弱いのですがしっかり見えていました。外部信号のようです。

しかし、①と②にはほとんど見えません。

シールドの効果でしょうか?ずいぶん違いますね!


昨日の正午から今日の正午までの、過去24時間のWSPR解読数です。

解読総数は、屋上のシールドループがトップ。シャック脇のシールドループが2番でした。

3番は、お世話になっているOMさんから譲っていただいた、AD370です。こちらは、オリジナルのエレメントとBIAS-Teeです。

#4のM0AYF改は、低インピーダンス化を狙った、ベース接地のバイファイラ巻+NFBですが、アイデア倒れだったかも知れません。

この構成で、しばらく様子を見たいと思います。

URLのKiwiSDRとWeb-888で公開していますので、興味がございましたら、アクセスしてみてください。

2026年10月21日水曜日

JARL WW RTTY 2026のスキマー結果

サンスポットのデータが更新されていたので追加しました。

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先週末のJARL WW RTTYで、RTTYスキマーを働かしていました。

設定を調整するため、数分間停止した以外は連続して稼働してくれました。

SDRはRedPitaya、アンテナはAD-370アクティブダイポールです。

PSK Reporterのログには、あり得ないコールサインや明らかなミスコピーを除くと、4,852件のCQが記録されていました。

このCQと全てQSO出来ていたら・・・、と云う究極のタラレバです。hi

なるべく分かりやすく、かつ当たり障りのなさそうな絵を貼り付けてみます。

左側が重複を含むグロス。右側が有効QSOに相当するネットです。

4,852件のうち、3,924件(80.87%)は複数回受信したCQで重複QSOに当たります。正味は928件でした。

3.5と7は、終日国内局が見えていました。


何バンドで見えていたか?です。 

(もともとユニーク基準なので変わりません)

なお、QRPで運用していた7L4IOUの方では、7K2COL局と5バンドでQSOしていただきました。

素晴らしい受信能力と方角(OMから見て北米方向?)に助けてもらえたようです。

どうもありがとうございました。

また、コールサインに関しては、RTTYでは初めて見るコールサインが多いのが印象的でした。

この点は、Not in masterに良く顕われています。

SH5にとっても、初めて見るコールサインが多かったようです。 hi

グロスとネットでは、ずいぶん雰囲気が変わりますね。
賑わいとしては、グロスの方が実感に近いような気がします。




ハイバンドのコンディションが悪く(我が家だけ?)、北米もヨーロッパもあまり見えませんでしたが、国内局のアクティビティが高かったので、QRPでも楽しめました。
どうもありがとうございました。

2026年10月15日木曜日

Mosley MINI-32-MPの広告

QSTの11月号を眺めていて、モズレーの広告に目が止まりました。


FT8ならバーチカルでも良いか?と思いつつも、ビームアンテナが恋しくなるのです。hi

特に気になったのがこの部分です。
ポールのトップにプーリーを付け、ワイヤーを通し、マストクランプに結んで、アンテナを引き上げているようです。
クリエート・デザインの、アンテナエレベーターのダウンサイジング版といったところでしょうか。

初めて見ましたが、面白い方法ですね。
これなら、気が済むまで調整できます。
二重パイプにして(そうなっている?)、上側に切り欠きを入れ、パイプを貫通したボルトをキーにすれば、ポールごと回すこともできそうです。

なにしろ、もし台風などでワイヤーが切れても、アンテナが速い速度で降りてくる(落ちるとも言います)だけです!
一種のフェイルセーフかも知れません?

妄想は膨らみます。

2026年10月1日木曜日

着水時のCP6Sトラップバーチカル

秋の長雨とはいいますが、毎日よく降りますね。

東京では8月27日から10月1日まで、連続36日の連続降水記録だそうです。今日も降っているので、最長記録を更新ですね。

雨で気になるのは、アンテナの同調周波数の変動です。

昨日の夕方、NanoVNAでSWRを測ってみたので、上げた翌日の晴天(Dry)と、昨日の雨天(Wet)のキャプチャーを並べてみました。

50MHz

ラジエーター調整時と同じように、同調点はあまり動かずに帯域全体のSWRが悪化するようです。

28MHz

21MHz

14MHz

7MHz
意外にも、少しだけ高い方に動きました。


3.5MHz


こうして並べてみると、左右反対のWet-Dry並びの方が良かったですね。hi

ローバンドの変動が小さいのは、意外でした。

特に7MHzは想定外でした。確認してみるものですね!

ただ、上げたばかりでエレメント表面が劣化しておらず、濡れが悪い(雨を良く弾く)と云うことはあるかも知れません。

そのうち天候が回復したら、雨天時の周波数低下を織り込んで、再調整したいと思います。


2026年9月29日火曜日

CQ WW RTTY 2026のスキマー結果

重複を除いた「正味を見たい」とのリクエストを頂きました。各画面に、追加してみます。

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先週末のCQ WW RTTYで、RTTYスキマーを働かしていました。

このところ安定して動くようになり、途中で設定を変えるために止めた数分間以外は、久しぶりに完走してくれました。

RTTYスキマーのログには、4,552件の解読が記録されていました。これは、CQを送信していたランニング局の補足数です。

一方、PSK Reporterのログには、2,618件が記録されていました。この差は、同じスポットが連続した。あるいは、明らかな間違い。として弾かれたようです。

さらに、あり得ないコールサインや明らかなミスコピーを除くと、2,587件となりました。

コンテスト結果分析ソフトのSH5を使って、このCQと全べてQSO出来ていたら・・・と云う、究極のタラレバ解析をしてみました。

なお、受信機はRedPitaya。アンテナは、AD-370アクティブダイポールです。


なるべく分かりやすく、かつ当たり障りのなさそうな絵を貼り付けてみます。

受信数は2,587件、重複が1,954件、正味は633件でした。

これに、私のような呼び廻り専門の局が加わります。流石は、CQ WW RTTY、大変な賑わいでした。


28MHzのコンディションが悪かったですね。3.5MHzを下回っていました。


何バンドで見えていたか?です。

(もともとユニーク基準なので変わりません)

なお、QRPで運用していた7L4IOUの方では、AH2R局に3.5MHzでも拾っていただき、5Bandで QSOできました。素晴らしい受信能力に感謝いたします。どうも有難うございました。



一番賑わっていたのは、日曜の夕方でした。

 

アンテナは南北を向いているため、90°と180°がヌル(死角)になっています。(パターンは、結構きれいです)その所為だと思いますが、バーチカルでは見えていた28MHzのLUとPYを取りこぼしています。


まんべんなく見えていましたが、全体に信号が弱く、全く拾ってもらえませんでした。QRPにはつらいコンディションでした。


例年よりも国内のアクティビティが高いような気がしました。





当日のSSNデータ等が追加で取得できました。




2026年9月25日金曜日

CP-6Sトラップバーチカルの設置

 先日、某オークションを覗いていたら、良いタイミングでDIAMONDの 6バンド(3.5, 7, 14, 21, 28, 50MHz)トラップバーチカル CP-6Sを入手することが出来ました。

連日の雨で少し間が空きましたが、昨日の午後、用事の合間に組み立ててみました。


開梱


未開封とのことでしたが、本当にきれいで良い買い物でした。

思いの外パーツが多いので、ちょっと心配しましたが、加工の精度も良くて、組み立てはスムーズでした。ロングセラーだけのことはありますね。


立てかけて置いたら、蜻蛉がとまっていました。

秋ですね

日が落ちるのも早くなりました。

残念ながら、日没のため調整途中で試合終了となりました。

以前上げたUHV-10とのツーショットです。ローバンドはゲインが低すぎるため、受信専用になっています。


-・・・―

午後から用事が有るので、10時過ぎから調整を再開しました。

日差しが強くて、熱中症になりそうでした。hi

ラジアルは放射状にも出来るのですが、屋上ハッチからのパス(通り道)の邪魔になります。避けようとして転落したらに洒落にならないので、効率低下を覚悟で90度(0~270度)を空けることにしました。


昼飯前に切り上げて、シャックでSWR特性を見てみました。

50MHz

ちょっと不思議なのですが、ラジアルの長さを変えても同調点はあまり動かず、帯域全体のSWRが上下するような感じでした。また、どの部分が輻射器として働いているのかも良く分かりません。典型的な、結果オーライです。hi


28MHz



21MHz


14MHz


7MHz



3.5MHz

ラジアルを屋上側に配置するとSWRが下がり切らないようです。

外側に出すと最良点は1.3位まで下がりました。しかし、上のバンドから調整したため、7MHz以上をやり直さないと活けません。

後から考えると当たり前ですが、見通しが甘いですね。

ひょっとすると、ラジアルの追加が有効かもしれません。

宿題です。


というような次第で、週末のCQ WW RTTYで試し撃ちをしてみたいと思います。

受信機類を止めたくないので、トランシーバはHermes Lite 2 (3~4W)です。

各局の受信能力に期待して、文字通りの他力本願になります。

見えてましたらお相手のほど、よろしくお願い致します。