2025年6月10日火曜日

ARRL Int Digi 2025

 先週末に開催されたARRL International Digital Contestに参加しました。

 一番の目的は、先日上げたHexBeamの試し撃ちです。

 KiwiSDRやWSPR受信機が動いているので、5WのQRPでエントリーしました。

 提出したログをSH5で処理してみると・・・

Dupesの36!?

 ALL Callsingsを見ると、グリッドをコールサインと誤認していました。

 "ARRL-DIGI"が定義されていないようです。

 ウクライナでの戦争が始まる前、6月第1週末は"DigiFest Contest"が開催されてたので、その辺りが関係しているのかも知れません。

 コールサインとグリッドの間に"599"を差し込んで、再開してみると・・・

Main

 正しく認識したようです 

 相手のRxx,RR73受信、こちらからのRxx,RR73送信による、自動ログインを有効にしていました。

 145QSOの内、RR73の再送などによる重複が3つ有ったようです。

 問題は、相手がログインしてくれなかったNILがどのくらいあるか?ですね。

 また、Operating timeが、わずか3時間17分となってますが、SH5のレストタイムが5分とか10分になっている所為でしょうね。ARRLの60分単位に従えば、10時間くらいになると思います。

 100局できると良いな~と思って参加したので、望外の結果となりました。

 弱い信号をコピーしていただいた各局に、ただただ感謝あるのみです。


Summary

 コンディションは良くなかったようです。

 28MHzのオープンには遭遇できませんでした。

 

One minute rates

 如何にもFT8的で面白いと思ったのが、1分当たりのQSO数です。

 ランニング主体だった所為もありますが、全て1QSO/1minでした。

 この辺り、「FT8のコンテストはつまらない!」という意見の、理由の一つかもしれません。


Top 10 countries

JAとWでほぼ半分

 コンディションの所為もありますが、飛ばないと言うよりは、見えないのが主因です。

 今のアンテナでは、もし100Wで参加してQSOはあまり増えなかったと思います。


Qs by band

きれいに3等分された感じです。hi

 意外に良かったのが7MHzです。

 HexBeamに追加した、Dipoleを使いました。文字通りの「曲がりなり」ですが、フルサイズが効いたようです。

 直結した場合、先日の確認どおり、7.090のSWRは3以上で、受信も良くありませんでした。

 これは駄目だと思って、HC-500Aで無理やり落としたところ、受信も良くなりました。

 3AM前に起きたところバンドが死んでいたので、空振りCQを出しながら、気になっていたKiwiSDRへの影響をみて見ました。

 基本波はガッチリ入ってますが、メーターは未だ少しだけ隙間があり、振り切れてはいませんでした。

 高調波は意外に少ない感じです。少なくとも、ダイオードによる高調波ではないと思います。

 正直なところ、思ったよりも影響が小さくて、一安心です。

 もっとも、フロントエンドの抑圧はひどく、送受のBPFを組み合わせるSO2R設定とは、雲泥の差があります。


Cintinents

 アフリカは1つも見えませんでした。

ヨーロッパも北米東海岸も遠かった!


ARRL IDCはQRP向け?

 今回のARRL Int Digiは、最大出力が100Wに制限されています。

 期待を込めて計算してみると、

 5Wと100Wの電力比20倍は、ざっくり13dBです。

 同じアンテナだと仮定すると、

 相手が100W局だとしたら、相手が-10dBで見えていれば -23dB (-10 + -13 = -23)で届く可能性があります。

 相手のアンテナが良かったり低出力だったりしたら、その分確率は上がります。

 もしこれが、相手がKW局だとさらに10dB厳しくなるので、-3~5dB辺りがトライの目安になります。

 そういう意味で、上限100WのコンテストはQRP参加にはありがたいコンテストと言えそうです。

 いずれにしても、今回は耳の悪さを改めて認識させられました。

 鰐さんではないので、「耳がQRP」は残念です。hi

 もう少し、アンテナを高く出来ないか、悩んでみます。

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