2020年2月12日水曜日

FT-1000 RedPitaya inside - 1

先週末はCQ WPX RTTYでしたが、3時間ほど耳の(眼?)の良さそうな局に、QRPでお声がけしてお仕舞。
週半ばに思いついたものの、お預けになっていた悪戯に精を出しました。

と云うのは、
SDRの比較をしていて、いくらデバイスが良くても、受信機の肝はフロントエンドだ!というのを痛感しました。
確かめたい事があって、FT-1000の回路図を見ていたら、RF AGCの掛かったフロントエンドの出力が、RX2用に出ているのに気が付きました。
これをRedPitaya 16に入れてやれば、良い受信機になりそうです。
オマケに、200Wのアンプとオートアンテナチューナまで付いています。

実は、こんなところに牛肉が・・・ではありませんが、
何となく処分しきれなかったFT-1000が埋まっているのです。

そういう目で眺め直すと、ケーブル2本の差し換えで活けそうな気がしてきました。
コンテストどころではありません。hi

既存のトランシーバを転用するアイデアは、諸先輩方のWebなどで拝見していましたが、敷居は低くありません。
が、FT-1000の場合は、ハンダ付けなしでも大丈夫そうなのです。

作っていたのは、トランシーバのプリント基板とファイナルなどを繋いでいる細い同軸用の中継ケーブルです。

初めは、銅板を丸めたのですが(中)、柔らかすぎるので、1回抜き差しすると甘くなります。
下にある、未使用のプラグは、たしか鈴商だったと思うのですが、10年以上(20年?)も前に店頭で見かけて、「何時か使うかも?」と思って買っておいたものです。
しかも、どういう訳か引き出しのペン皿の下が定位置で、何年も佇んでいました。
やっと出番が回ってきました。hi



トタン板の切れ端があったので試してみました。

2~3回は持ちそうです

熱収縮チューブで太らせて・・・

外側は銅板です。
ここは、少し潰してやれば何回でも活けるでしょう。



送信用と受信用ができました。
もうちょっと長い方が良かったかな?

月曜の午後、トランシーバを発掘しました。
さっそく繋いで・・・

ソフトを起動して、送信して見ると・・・

拍子抜けするほどあっさりと出てきました

問題のスプリアスですが、どこへ保証を頼むにしても、確認しておかない事には話になりません。
具体的に何をどう測れば良いのか良く分かりませんが、フルゲインの状態で擬似音声信号を放り込んだ時のPC画面です。

予想以上にキレイです

左が 、SunSDR2によるモニター
アンテナは屋上のダイポールです。ノイズやら何やらが見えています。
右が、送信中のPowerSDR
この状態では、ダミーロードにつないだFT-1000のALCは80%位まで振れています。

もし、これが駄目なら、たいがいのトランシーバが駄目なような気がしますが、如何でしょうね?

後は、CATでFT-1000とRedPitayaのバンドや周波数を連動させれば、リモートでのバンド切り換えも可能になる筈。

久しぶりに美味い晩酌でした。

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