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2026年8月22日土曜日

8月15日朝の10MHzドップラーグラム

JG2XAが停波中のため、10MHz、6055kHz、1503kHzを受信しています。

この半月ほどの、10MHzのドップラーグラムを眺めていたら、気になるパターンがありました。

この絵です。

10MHz_20260814_2215z

地震でしょうか?

たしか南方で地震があったと思い、USGSにアクセスしてみました。

https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000tkt2/executive

でも、時間がおかしいですね。

周波数の変動が、ざっくり2153zなのに、地震は2158zです。

5分後なら分かりますが、5分前はあり得ません。

地震予知や幽霊は信じていないので、必ず理由があります。

お天道様でしょうか?

NICTホームページの、デリンジャー現象のアニメーションにアクセスしてみました。

デリンジャー現象(GOES衛星太陽X線観測)

これが原因だったようです。

ただ、この後、2230z頃にも乱れがありました。

こちらは、地震が影響した可能性を捨てきれません。

もっとも、10MHzの信号はWWV, WWVH, BPMの3波が出ています。

上がハワイのWWVH、下がシルクロード東端あたりのBPMではないかと想像しています。

もし、地震の影響だとしたら、ハワイと日本のパスの何処に影響を受けた(揺さぶられた)反射点が有ったのでしょうね。

しばらく受信を続けたいと思います。

2026年7月24日金曜日

JG2XAは停波中

月初から見えなくなっていたJG2XAですが、やはり免許手続きに関連した停波のようです。

JG2XAで検索したところ、こちらのページがヒットしました。

「月刊短波2026年7月号(第3版)」赤林隆仁氏

https://www5a.biglobe.ne.jp/~BCLSWL/TA2607.html

『◎調布のドップラー効果実験局信号を一時停止 2版新規』

復旧まで3-4ヶ月を要する予定だそうです。

となると、代わりの信号源を探さないと活けないですね。

HFDOPEグループでは、JG2XAと共に6055kHzのラジオNIKKEIもモニターしているようですが、当地では信号が強すぎるような感じです。

ラジオNIKKEI 6055kHz、7月15日0805~0905JST


何より困るのは、放送時間が7:20~23:00(JST)となっている事です。

深夜帯については、JG2XAの場合も通常のコンディションでは深夜はスキップしていることが多いので、諦めがつきます。

しかし、電離層がダイナミックに変化する、日の出まえから7:20までの空白は寂しいですね。

短波帯を一望すると、真夏の蝉のようなCRI(China Radio International)各波も候補になりますが、休止時間があることや早朝はスキップしていることも多いので、パス。

国内で24時間放送している中波帯は如何でしょう?

ドップラー効果の性質上、少しでも高い周波数の方が良さそうです。

1575kHzのAFNは、三沢、岩国、佐世保の3局が出ているのですが、深夜は大陸方向からの混信がかなりあります。

で、NHK第1の周波数を眺めると、1503kHzが良さそうです。

秋田県/秋田(10kW)、徳島県/山城(50W)、熊本県/阿蘇(1kW)、鹿児島県/大口(100W)の4局が出ています。

聞いてみると、秋田は夕方から朝まで安定して入感します。阿蘇も日没から朝までキャリアは見えますが、幸い周波数が少し低いようです。

山城と大口はどちらかは判然としませんが、夜間はキャリアが2つ見えました。

これは7月23日早朝のデータです。

1503kHz 2026/7/22 1815-2000 utc

上から秋田、山城?、大口?、阿蘇の信号と思われます。

日の出に伴う変動が東から西に移るのが分かります。

この例では、997Hzから1002Hzの5Hz幅を4.096秒毎に記録しています。

例えば、地震の影響による周波数変化を良く観るために、周波数分解能を上げるとインターバルが大きくなって、短時間の変化を見失う可能性があります。

電離層変化は比較的ゆっくりですが、地震の影響は短く単発なので区間に埋もれてしまうかもしれません。

今は、MSI-SDR (RSP1互換機)とHDSDRを使っていますが、局発1500kHz位のダイレクトコンバージョン受信機とサウンドカードの組み合わせなどの方が良いかもしれないですね。

2026年7月11日土曜日

JG2XAはお休み?

数日前から、5006kHzや8006kHzのJG2XAの電波が見えません。

自動保存のスクリーンキャプチャを見ると、7月2日(金曜日)の17時ころにぱったり消えていました。

夕立か何かで停まったのかな?と思いましたが、その後も復旧の気配がありません。

ひょっとすると、我が家の問題でしょうか?

念のため、HFDOPEのWebページにアクセスしてみると、やはり同じ時刻に消えてしまったようです。

http://gwave.cei.uec.ac.jp/~hfd/

流石に、1週間も見えないと気になります。

で、Googleで検索してみると・・・

トップに免許情報へのリンクが表示されました。

しかし、クリックしても「詳細画面を表示できません」との事。

周波数や免許人情報等々、手を変え品を変えて検索してみましたが、ヒットしませんでした。

不思議ですね。

で、改めて最初のリンクを見ると・・・

『免許の年月日, 令3.7.3, 免許の有効期間 ...』に目が止まりました。

アマチュア局と同じ5年単位の免許だとすると、有効期間に当たることになります。

私は、更新手続きを忘れて局免を流してしまったことがあります。が、

まさかそんな訳ないですよね?

2026年6月28日日曜日

地震によるJG2XAのドップラーシフト

 このところ地震が多いですね。

ベネズエラの地震は被害状況がまだ良く分からないようで、心配です。

普段からJG2XAのドップラーシフトを観察しています。

時々PCやSDRが止まってしまうので、シャックと部屋のPCに並行してセットしていますが、取り急ぎ部屋のPCから拾ってみました。

震源とJG2XAの距離をグーグルマップで測ってみると、2000km以上の場合は、いろいろな文献のように2.5~2.8km/秒くらいで伝わってきます。

ところが、三陸沖や能登半島などの近場は、かなりゆっくりと(音速に近い1.1~1.4km/秒くらいで)伝わるようです。

それとも速度は同じで、反射する場所や高度が違うのでしょうか?

不思議です。


2026-04-20 三陸沖

2026-06-08 ミンダナオ諸島

2026-06-25 岩手県沖

2026-06-26 千葉県北東部



2026年4月26日日曜日

Dopplergram JG2XA 8006kHz 2026-04-20 1710 JST

4月20日の、三陸沖の地震。

大きな被害は無かったようで、何よりでした。

被災された皆様には、お見舞い申し上げます。

たまたま、PCの前に座っていましたが、当地(東京都江戸川区)でも小さな揺れを感じました。

部屋のPCにセットしたSpectrumLabは、流星散乱を見たいと思い、数日前から1kHz幅に設定していましたが、地震の後20Hzに狭めました。

その後、野暮用が出来し、すっかり忘れていました。

その時のドップラーグラムがこちらです。

JG2XA 2026/04/20 1710 JST

シャックで継続的にセットしている方は、SDRかVACのレベルが暴走気味だったようです。

気象庁の地震情報はこちらです。

令和8年4月20日16時53分頃の三陸沖の地震について

https://www.jma.go.jp/jma/press/2604/20a/202604201800.html

震源地などデータとしてはUSGSの方が分かりやすいですね。

M 7.4 - 100 km ENE of Miyako, Japan

2026-04-20 07:53:00 (UTC)39.953°N 143.046°E35.0 km depth


https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000sri7/executive


位置関係はこんな感じです。


少し時間が空いているような気もするのですが、変動のパターンからは地震に由来するものと思われます。

2025年8月12日火曜日

GOES X-ray plotsとVLF SID

 太陽活動が激しかったせいか、先週はコンディションが悪かったですね。

 何となく、SDRangelのSIDグラフを見ていたら、GOES衛星のX線グラフと良く一致しているのに改めて驚きました。

 当初は、Kiwi SDRの1チャンネルで受信していましたが、LANの不具合や混雑でデータが飛んでしまうため、受信機の代わりのサウンドカード(ワンコイン・ドングル)に、アクティブアンテナの出力を直接入力して、振幅をプロットしています。

 SIDを拡大すると、こんな感じです。

 これ程見事に一致していると云うことは、同じ現象を別の窓から見ているのかも知れないですね。

 VLFの観測で地震予知ができるという説もあるようですが、こんなにお天道様の影響が大きい事は知っていたのでしょうか。

 それとも、よほど上手い引き算の方法でもあるのでしょうかね?


2025年7月30日水曜日

JG2XA_8006kHz_PM95wr_2025-07-29

 






Hi All,

Around 23:45UTC, 
there was a strange shift in Tokyo (PM95wr)
Could this be caused by this earthquake?

https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000qw60/executive



2024年7月31日水曜日

JG2XA(8.006MHz)の擾乱 2024/07/29 11:30 jst ― デリンジャー現象

ここ数日のドップラーグラムを見かえしていて、ふしぎなパターンを見つけました。

7月29日の11時30分JST過ぎ、8,006kHzで入感していたJG2XAの電離層反射波が乱れた後、およそ5分間レベルが(たぶん耳では聞こえないほどに)低下。

その間、直接波と航空機の反射波はしっかり見えています。

11時40分過ぎからは、電離層反射波のレベルが徐々に戻ってきました。


似たようなバターンは、元旦の能登半島地震でも見られましたが、大きな地震は無かったはずです。

また、今回の変化は、よりゆっくりで穏やかなようです。

そう言えば・・・

思い出したのは、NICTのメール配信です。

NICTのバックナンバーにアクセスしてみると・・・

これか!?

おもしろいものですね。

p.s.

ご本家、HFDOPEのプロットにもしっかり記録されていました。

Fujisawaの周波数、少しズレてるのは勿体ないですね。


2023年1月24日火曜日

HFドップラーグラム ― Pedersen Ray Plots (ペダーセン・レイ)

ドップラー好き(?)の間で有名な現象にペダーセン・レイがあります。

フェードアウトの前に見られる、ひらがなの「つ」のようなパターンです。

"Backyardastronomy.net"の"HF Dopplergams"↓説明付きの絵があります。

https://www.backyardastronomy.net/2018/06/16/hf-

また、ペダーセン・レイについてはG3CWIが詳しく解説してくれています。

https://www.qsl.net/g3cwi/pedersen.htm


例のループアンテナで受信すると、人工雑音がほとんでないので、きれいなドップラー・グラムの標本が採集できそうです。

8.006MHzのJG2XAを受信してみました。

8006kHz JG2XA in Akita 2023/1/6 1700JST

上下に飛び出しているのは飛行機によるドップラーだと思います。

二日目は、DX Atlasの日影と重ねた画面キャプチャーです。

8006kHz JG2XA in Akita 2023/1/7 1705JST

で、昨日、データの整理中に"HFDOPE"という組織の秀逸なホームページに気が付きました。

http://gwave.cei.uec.ac.jp/~hfd/index.html

JG2XA送信元の電気通信大学をはじめとする、日本の大学によるHFドップラー観測ネットワークだそうです。

こちらの"PLOTS"ページで過去のデータを見ることができるので、前記の2日分のデータを表示してみました。


6日のChibaが良い感じですが、1630分頃に周波数が下がってフェードアウトしたのは、秋田の日本海沿岸よりもずいぶん東にあるせいですね。

"LINKS"ページ、"Documents"の"Technical document for the sounding system (in Japanese)"

は「電離層擾乱観測用短波送信システムの開発」というPDFファイルで、JG2XAの設備や開局の経緯など、読み物としても楽しめました。

HFDOPEの皆様、大変ありがとうございます!

そう言えば、約1年前(2022/1/15 13時JSTごろ)のトンガの噴火と衝撃波による津波には驚かされましたね。

HFDOPEで、前後のプロットを拾ってみました。

非常に興味深いですね。

よく目を凝らして、見たいと思います。

2022年3月17日木曜日

福島県沖地震 2022/03/16

昨晩の地震、寝入り端でびっくりしました。

被害はなかったでしょうか。

被災された皆様にお見舞い申し上げます。

1月半ばからモニターしている、1575kHzのAFNのドップラーグラム。

昨晩の様子です。

20220316_2245-20220317_0200_JST_1574kHz_USB_PM95wr

周波数のシフトはないようです。

地震の影響かどうかは分かりませんが、少し遅れて縦にノイズがあります。

時間の目盛を大きくすると・・・

20220316_2330-2345_JST

念のため、前日(3月15日)の同じ時間帯のようすです。

20220315_2245-20220316_0200_JST_1574kHz_USB_PM95wr


ドップラーの変動は15日のほうが大きかったようです。


2022年1月21日金曜日

ドップラーグラム

この1週間近く、ドップラーの観測に嵌まっています。

直接のきっかけは、1月15日午後の、トンガの大噴火です。

が、少しだけ伏線があります。

LF/MF帯の受信用にと思い、ループアンテナ、フィルター、やプリアンプ、バイアスT・・・

ちょこちょこ作って来たものの

どれが良いのか?あるいは、どれが駄目なのか?

良く分からなくなって来たのです。

最近は、受信音を聞くことはほぼ無いのですが、たまたま、ダイアルを回しながら

(本当は、矢印キーを押しながら)聞いていると、"OX"のモールス符号が聞こえました。

「何だこれ?」というので調べてみると、硫黄島のNDB局でした。

参照したURL

○無線局運用規則第百七十八条及び第百八十二条において準用する第百八条の規定に基づく航空無線航行業務に使用する電波の型式及び周波数等

https://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/72ab6812001.html

・無指向性無線標識

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%8C%87%E5%90%91%E6%80%A7%E7%84%A1%E7%B7%9A%E6%A8%99%E8%AD%98

気を付けてスイープすると、十勝から鹿屋までかなり良く聞こえました。

これなら、アンテナの指向性や感度がかなり客観的に比較できそうです。

周波数が、136kHzと475kHzの間なのも好都合です。

さっそく、Spectrum Labを起動して比べ始めました。

流石に、長波帯でグレーゾーンの通過時も周波数が非常に安定しています。

となると、悪い癖で別の事が気になりだしました。

朝夕のドップラー効果を見たくなったのです。

SBSpectrumを起動しましたが、長いこと使っていなかったので、思い出すのが大変です。

ひと通り設定したので、動作を確認するため10MHzにセットしました。

15日午前の事です。

午後、野暮用から帰宅した後、夕方から136kHzをモニターするため、SBSpectrumは終了しました。

夜のニュースでは、トンガの大噴火と日本への津波の影響はないと伝えてました。

ところが、16日朝のニュースは津波で大騒ぎ・・・

気象庁に報道官が、原因は噴火による衝撃波と思われるが、良く分からない・・・

と苦しい発表をしていました。

津波が起きるほどの衝撃波なら、電離層はもっと大変だったのでは?

そう言えば、昨日のドップラーグラム、何か写っているかも?と思いだしました。

その時の画面がこれです。

SBSpectrum

QTH: PM95WR

 Time: 2022/01/15 1100-1600 JST (0200-0700 UTC)

 Frequency: 10MHz

 Antenna: Small Loop (1.8m diameter) 15m AGL

 Rx: RedPitaya(SDR) + SparkSDR

 The temperature rose as I entered the room around 15 JST.



記録開始

15時過ぎにシャックに入ったので、周波数が動いたようです。




ボーッと眺めても良く分かりません。
プログラム作者の G3PLX Peterさんにメールして見ていただきましたが、
「その時(1310JST)も、そのあとも、あなたのトレースには何もありません。」との事でした。

信号源はWWHVかBPMあるいは両方と思われ、伝搬経路とトンガはかなり離れています。
また、衝撃波(と気圧の変化?)はもっと後に伝わったようです。


ところで、地震による電離層へ変化は度々観測されています。
・2011年3月11日東日本太平洋沖地震に伴う電離圏擾乱

このところ、日本だけでなくEA8やKH6など地震や噴火が続いています。すこし長いスパンで見たいものです。
という訳で、
「ドップラー観測に適した、良い信号源はないか?」
「アンテナは?」
「受信機は?」
「設定は?」
などなど、頭の中は特大ので一杯です。

この分野、昨年急逝されたJF2IWL(SK)長倉OMが熱心に研究して居られました。
ご存命だったら、いろいろ教えてもらえたのに・・・
惜しい方を亡くしました。