2025年8月28日木曜日
2025年8月26日火曜日
RAB99 25kHz
VLF帯のSID、24.8kHzのNLK (ワシントン州) に時々QRMがあります。
どうやら、25kHzのRAB99のようです。
KiwiSDRのウォーターフォール
世界の標準周波数報時局
https://jjy.nict.go.jp/QandA/reference/hflfstation.html
Beta (time signal)
https://en.wikipedia.org/wiki/Beta_(time_signal)
6局で運用しているようですが、当地ではハバロフスクのRAB99しか見えません。
"Hercules" Navy VLF station (RAB99)で検索するとアンテナの写真が見られます。
"Hercules" Navy VLF station (RAB99)
https://wikimapia.org/6931020/Hercules-Navy-VLF-station-RAB99
JJYのような鉄塔ではなく、水平に展開しているようで、グーグルマップで見ると大きさ(広さ?)が良く分かります。
中国との国境から10kMくらいしか離れていないようです。
出力は300kWとのことで、40kHzのJJY並みの強さで入感します。
11:06と15:06から1分間、モールスでコールサインを連打しています。
VLFでは珍しく、耳で識別できる局です。
2025年8月20日水曜日
アクティブアンテナ比較_BPC 68.5kHz
今朝、5時前に目が覚めたので68.5kHzのBPCを聞き比べてみました。
この時報局は中国の河南省商丘市にあり、Google Map上の当地との距離は約2150kMです。
WIKIPEDIA BPC (time signal)
https://en.wikipedia.org/wiki/BPC_(time_signal)
信号レベルのグラフ
1分間隔で MW(2SK2394+2SC3357 NFB) → AD370 → HE011 → MW(2SK241x1) → MW(2SK2394+2SC3357 直結)切り換えました。
緑=信号ピーク、ピンク=ノイズレベル、水色=差異(ピークとノイズの差)
ウォーターフォール
信号も強くSNはほぼ同じでした。
聴感はアクティブダイポールのAD370良い感じです。
HE011はロッドアンテナをプローブとして使っているので、長さを可変できます。
延すと、アンテナか? Kiwiか? 原因の切り分けが出来ていないのですが、BC帯の混変調が酷いため、約30Cmほどに短くしています。
Kiwi SDRによる時刻デコードの動画
BPCのタイムコードは時刻に特化しているようで、ロックすると20秒間隔で時刻を取得できます。
弱い信号のデコード率もJJYより良いようです。
いろいろな情報を盛った感のあるJJYに比べて、実用本位という雰囲気です。
なお、05:00~09:00 JSTは停波しています。
2025年8月17日日曜日
アクティブアンテナ比較_VLF Alpha
今朝、Kiwi SDRでバンドエッジを覗いたら、ロシアのAlphaが数波見えていました。
単にタイミングが悪かったのか?それとも、メンテナンスだったのか? 久しぶりだったので、Kiwi SDRとWeb-888を総動員して、アンテナの聞き比べをしてみました。
と云うのは、Kiwi SDRのほぼ下限で独特の信号を聞いてから、低い帯域用のアクティブアンテナを幾つか作ってみました。
加えて、正月早々にAD370。7月末にR&S HE011と伝説化したアクティブアンテナが入手できたので、感触を確かめておきたかったのです。
動画
1分間隔で MW(2SK2394+2SC3357 NFB) → AD370 → HE011 → MW(2SK241x1) → MW(2SK2394+2SC3357 直結)切り換えました。
本当は、同じ受信機でアンテナが切り換えられると良かったのですが、リモートなのでSDRごと切り換えました。
後ろ2つはWeb-888です。
信号レベルのグラフ
緑=信号ピーク、ピンク=ノイズレベル、水色=差異(ピークとノイズの差)
ウォーターフォール
性能の目安にしている差異≒SNは、
MW(2SK2394+2SC3357 NFB) > MW(2SK241x1) > MW(2SK2394+2SC3357 直結) > AD370 > HE011
となりました。
AD370とHE011は、そもそも本来の性能を維持しているのか分からないこと。 また、AD370は200kHz~30MHz、HE011は50kHz~30MHzが動作範囲となっており、どちらも下限周波数を下回っているので、想定内と言えます。
ただ、HE011の電源はオリジナルですが、スイッチング方式のせいか約20kHzから下はかなりノイズがあります。
ローバンドに関しては、2SK2394+2SC3357 NFBが有望なようで、LTSPICEのシミュレーションとかなり一致しています。
NFB掛け方(戻し方)で、もう少し改善できそうな気がするので、もう少し悩んでみます。
2025年8月12日火曜日
GOES X-ray plotsとVLF SID
太陽活動が激しかったせいか、先週はコンディションが悪かったですね。
何となく、SDRangelのSIDグラフを見ていたら、GOES衛星のX線グラフと良く一致しているのに改めて驚きました。
これ程見事に一致していると云うことは、同じ現象を別の窓から見ているのかも知れないですね。
VLFの観測で地震予知ができるという説もあるようですが、こんなにお天道様の影響が大きい事は知っていたのでしょうか。
それとも、よほど上手い引き算の方法でもあるのでしょうかね?
2025年8月9日土曜日
HamSCI Meteor Scatter QSO Party
ARRLのメールニュースを見ていたら、面白そうな案内が流れていました。
HamSCI Meteor Scatter QSO Party
HamSCIというグループが流星散乱波(MS)による、QSOパーティーを開催するそうです。
ちょっと意外なのですが、HF帯のシンボルレート規制があったアメリカでは、ごく最近まで28MHz帯でMSK144を使うことができませんでした。
そのため、HF帯のMSは未開拓のようで、ルールの先頭に「科学目標」として、その辺りも列記されています。
採点方法等々まだ検討中のようですがルールはこちらです。
QSOは難しいかもしれませんが、SWL部門も予定しているようなので、ワッチだけでもトライしたいと思います。
コンテスト規約風に書き出すと、こんな感じです。
名称:Meteor Scatter QSO Party
I)目的:6メートルおよび10メートルの流星散乱観測から、研究価値のあるデータを生成する。
II)日時
・ペルセウス座流星群―2025年8月11日 0000~8月12日2400 UTC
2025年8月11日 0900~8月13日0900 JST
・ふたご座流星群 ―2025年12月12日 0000~12月13日2400 UTC
2025年12月12日 0900~12月14日0900 JST
※ほとんどの流星散乱(MS)は現地の早朝に起こる。
III) バンドとモード
周波数:28.145MHz, 50.260MHz
・どちらも一般的なMS呼出周波数
・両バンドで運用できる場合、20分間隔(xx:00, xx:20, xx:40)で両バンドを交互に運用することを推奨。
モード:MSK144のみ
IV)ナンバー:グリッドスクエア
V)運用補助:pingjockey.netなどを利用してQSOの機会を探すことを推奨。 ただし、すべてのQSO情報は無線を介して交換すること。
VI)参加方法:終了後に公開される、MSQPエントリーフォームからADIFログを提出する。
VII)採点と認定:検討中
・送信局と受信局の最高得点を記録した電子証明書。
・すべての参加者に電子的な参加証。
VIII)MSQPエントリーフォーム:準備中
ルールURL: https://hamsci.org/msqp-rules