2025年10月31日金曜日

大気中のCO₂濃度上昇とEスポの強度

 あるメーリングリストを拾い読みしていたら、面白い話題がありました。

 なんでも、日本の教授が「大気中のCO2レベルの上昇が 電離層を介した無線通信に悪影響を与える可能性がある」ことを示唆する研究を発表したのだとか。

 さっそくググってみると、こちらのページにたどり着きました。


九州大学 > ニュース > 研究成果 > 

地球温暖化が悪化するにつれ、宇宙通信も悪化する可能性がある

大気中のCO₂濃度が上昇すると、スポラディックEの強度が増し、発生する高度が低くなります。

劉恵新教授

理学部

2025年10月27日

https://www.kyushu-u.ac.jp/en/researches/view/358

日本語のページ

https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1351

 近年の50MHzの活況も、地球温暖化と関係があるのかも知れません。

 となると、喜んでばかりもいられないですね。

くわばらくわばら

2025年10月18日土曜日

AG5RT Rx Loop Antenna

 

LTSPICE HN1B01F

AR Cad HN1B01F

HN1B01F amp - 1st 

AG5RT Rx Loop - 1st

IM test 594+1134=1728kHz

HN1B01F IM - VCC study
594kHz, 1134kHz, 10mV
VCC, iC, Pd/tr 

Cu tube 12mm/10mm 3M long

HN1B01F amp 3rd ECOOL

Vcc/Signal output

SMA


AR5RT Rx Loop - 2nd

comparison using FT8 7.074MHz






















2025年9月17日水曜日

WSJT-X v3の公開

WSJT-X v3.0.0-RC1が公開されました。

https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/wsjtx-main-3.0.0-rc1.html#NEW_FEATURES.


JTDXのマルチスレッド類似の技術を導入して、FT8の解読率向上を図ったとのことです。

詳細は、DG2YCB UweさんのYoutubeのプレゼンをご視聴ください。オプションで、日本語字幕が表示できます。

https://www.youtube.com/watch?v=vKAgB0Tt6Ns


早速試して見ましたが、素晴らしい仕上がりです。


Windows版のダウンロードとインストール方法

https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/wsjtx-main-3.0.0-rc1.html#INSTALL_WIN


WSJT-X_improvedの新版は、こちらからダウンロードできます。

https://sourceforge.net/projects/wsjt-x-improved/files/WSJT-X_v3.0.0/


2025年9月13日土曜日

膨張バッテリーの取り外し

 シャックのサブPCに妙なエラーが出始めました。

 東芝のDynabook R63という、2018年頃のモデルです。

 2年ほど前に、傷アリ・電池へたり気味で、猫またぎになっていたのを安く落札していました。私は、シャックに置いてリモートで使うので、全然問題ないのです。

 思いのほか快調に動いてくれてましたが、しばらく前からキーボードがロックされたり、マウスが勝手に動いたりと、妙な動作をするようになりました。

 ヤレヤレと、棚から引っ張り出して見たところ・・・


 どうやら、電池が膨張してケースが外れてしまったようです。裏ブタのビスを10本近く外して開いたら、こんな感じでした。右下のLANケーブルは変形して干渉したようで抜けません。

 

 電池はパンパンでした。

 AC電源に繋ぎっ放しはNGだと言われますが、確かにその通りのようです。

 破裂→発火に至らず、不幸中の幸いでした。

 その後、電池を取り外して外部電源のみで起動してみました。

 BIOS起動中に、システム時計が可笑しいとかのエラーでストップし、F2を押せとの指示があり、マニュアルで時刻を修正したところ、正常にWindows11が起動できました。

 電池が取り外せない構造なので、システムクロック・バックアップ用のボタン電池などは内蔵されていないようです。

となると、停電時の電源復旧による自動再起動は難しくなりますが、まぁ、仕方ないですね。

 その代わり、繋ぎっ放しでもバッテリーの心配がなくなり、スッキリしました。

 入手時に外してしまうのが、正解だったかも知れません。

2025年9月10日水曜日

Thank you very much, VERON

昨日、航空便が届きました。

世界的に郵便料金も値上がりし、セキュリティも厳しくなって、海外からの郵便は久しぶりです。

スタンプを見ると、心当たりのないオランダからでした。

なんだろう?と思いながら開けてみると・・・

丁寧な手紙と共に、ペナントと云うのでしょうか、きれいなリボンが出てきました。

そういえば、4月のPACCdigiに零点のログを出していたのを思い出しました。

https://www.7l4iou.com/2025/04/paccdigi-2025.html

どうやらJPG形式の賞状も頂けるようです。

さっそくダウンロードしてみました。

やはり零点でした :-)

コンテストの結果はこちら

https://veron.nl/vereniging/commissies-en-werkgroepen/traffic-bureau/hf-contesten/paccdigi-resultaten/

こんなしょうもない成績なのに、思いがけないプレゼントに感謝感激です。

どうもありがとうございました。

次回は、得点できるように頑張ります。

2025年8月26日火曜日

RAB99 25kHz

 VLF帯のSID、24.8kHzのNLK (ワシントン州) に時々QRMがあります。

 どうやら、25kHzのRAB99のようです。

KiwiSDRのウォーターフォール

世界の標準周波数報時局

https://jjy.nict.go.jp/QandA/reference/hflfstation.html


Beta (time signal)

https://en.wikipedia.org/wiki/Beta_(time_signal)


 6局で運用しているようですが、当地ではハバロフスクのRAB99しか見えません。

 "Hercules" Navy VLF station (RAB99)で検索するとアンテナの写真が見られます。

"Hercules" Navy VLF station (RAB99)

https://wikimapia.org/6931020/Hercules-Navy-VLF-station-RAB99

 JJYのような鉄塔ではなく、水平に展開しているようで、グーグルマップで見ると大きさ(広さ?)が良く分かります。

 中国との国境から10kMくらいしか離れていないようです。

 出力は300kWとのことで、40kHzのJJY並みの強さで入感します。

 11:06と15:06から1分間、モールスでコールサインを連打しています。

 VLFでは珍しく、耳で識別できる局です。