先週末に開催されたARRL International Digital Contestに参加しました。
一番の目的は、先日上げたHexBeamの試し撃ちです。
KiwiSDRやWSPR受信機が動いているので、5WのQRPでエントリーしました。
提出したログをSH5で処理してみると・・・
Dupesの36!?
ALL Callsingsを見ると、グリッドをコールサインと誤認していました。
"ARRL-DIGI"が定義されていないようです。
ウクライナでの戦争が始まる前、6月第1週末は"DigiFest Contest"が開催されてたので、その辺りが関係しているのかも知れません。
コールサインとグリッドの間に"599"を差し込んで、再開してみると・・・
Main
正しく認識したようです
相手のRxx,RR73受信、こちらからのRxx,RR73送信による、自動ログインを有効にしていました。
145QSOの内、RR73の再送などによる重複が3つ有ったようです。
問題は、相手がログインしてくれなかったNILがどのくらいあるか?ですね。
また、Operating timeが、わずか3時間17分となってますが、SH5のレストタイムが5分とか10分になっている所為でしょうね。ARRLの60分単位に従えば、10時間くらいになると思います。
100局できると良いな~と思って参加したので、望外の結果となりました。
弱い信号をコピーしていただいた各局に、ただただ感謝あるのみです。
Summary
コンディションは良くなかったようです。
28MHzのオープンには遭遇できませんでした。
One minute rates
如何にもFT8的で面白いと思ったのが、1分当たりのQSO数です。
ランニング主体だった所為もありますが、全て1QSO/1minでした。
この辺り、「FT8のコンテストはつまらない!」という意見の、理由の一つかもしれません。
Top 10 countries
JAとWでほぼ半分
コンディションの所為もありますが、飛ばないと言うよりは、見えないのが主因です。
今のアンテナでは、もし100Wで参加してQSOはあまり増えなかったと思います。
Qs by band
きれいに3等分された感じです。hi
意外に良かったのが7MHzです。
HexBeamに追加した、Dipoleを使いました。文字通りの「曲がりなり」ですが、フルサイズが効いたようです。
直結した場合、先日の確認どおり、7.090のSWRは3以上で、受信も良くありませんでした。
これは駄目だと思って、HC-500Aで無理やり落としたところ、受信も良くなりました。
3AM前に起きたところバンドが死んでいたので、空振りCQを出しながら、気になっていたKiwiSDRへの影響をみて見ました。
基本波はガッチリ入ってますが、メーターは未だ少しだけ隙間があり、振り切れてはいませんでした。
高調波は意外に少ない感じです。少なくとも、ダイオードによる高調波ではないと思います。
正直なところ、思ったよりも影響が小さくて、一安心です。
もっとも、フロントエンドの抑圧はひどく、送受のBPFを組み合わせるSO2R設定とは、雲泥の差があります。
Cintinents
アフリカは1つも見えませんでした。
ヨーロッパも北米東海岸も遠かった!
ARRL IDCはQRP向け?
今回のARRL Int Digiは、最大出力が100Wに制限されています。
期待を込めて計算してみると、
5Wと100Wの電力比20倍は、ざっくり13dBです。
同じアンテナだと仮定すると、
相手が100W局だとしたら、相手が-10dBで見えていれば -23dB (-10 + -13 = -23)で届く可能性があります。
相手のアンテナが良かったり低出力だったりしたら、その分確率は上がります。
もしこれが、相手がKW局だとさらに10dB厳しくなるので、-3~5dB辺りがトライの目安になります。
そういう意味で、上限100WのコンテストはQRP参加にはありがたいコンテストと言えそうです。
いずれにしても、今回は耳の悪さを改めて認識させられました。
鰐さんではないので、「耳がQRP」は残念です。hi
もう少し、アンテナを高く出来ないか、悩んでみます。