2024年4月12日金曜日

中華パチモン2N5109プリアンプの改造

まずは、NHK第一の深夜放送の件ですが。

シールドループのヌルに入ったのと、AGCの設定が悪かったようです。

明朝にでもトライしたいと思います。

―・・・―

さて、2~3年前に買った、2N5109を名乗る中華パチモンのプリアンプ。

HFハイバンドはそれなりですが、LF/MFは使い物になりません。

低いバンドも必要になったので、手直ししてみました。

実はこのアンプは、QRO.czを完コピした模倣品でした。

トランス撤去後

前後しますが、NanoVNAで見た低域の特性です。

何れも出力側に30dBのATTが入っています。

やはり、約150kHzから下はアッテネータになっていました。

手を付けるとすると

トランジスタ:2N5109である筈がありません。が、本家のほうもちょっと怪しいので、とりあえずはスルー。

コア:FT50-75の筈ですが、見た感じでは一回り小さく、質感もスカスカです。

外観

容量を計ったら7.3uHだったので、FT37-61に近いようです。

意外にハイバンドが良いのは、そのせいかも知れません。

これは、BN73-2402のめがねコアに、バイファイラ5回巻きにしてみました。容量は約100uHでした。

トランス交換後

だいぶ良くなりましたが、もう少し下へ伸ばしたいですね。

カップリングやバイパスのコンデンサが、ローバンド用には容量が足らないようです。

本家の回路図

C1とC25に、秋月電子通商のメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 0.1uFを

C19には、セラミックの2.2uFをそれぞれ抱かせてみました。

茶色が追加後

トランジスタの素性が分からないので、こんなところでしょうか?

100MHzまで拡大してみました。

ハイバンドのゲインが2~3dB落ちたようです。

電圧の低下も影響したようです。

実は、本家も安定化はしていないのですが、13.8Vでは熱っちっちになるのと、別のプリアンプで18Vを使っているので、うっかり差し間違えると昇天させてしまいます。

10Vの三端子レギュレータとタンタルコンデンサを追加しました。

裏側はこんな感じになりました

改造後の様子

しばらく様子を見ようと思います。

PS.

お勧めはしませんが、5割方値上がりしたものの、今もアリエクスプレスで売っているようです。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿