2024年4月21日日曜日

中華RXプリアンプの修理

だいぶ前に買った受信用の中華プリアンプ、便利に使っていましたが、気が付いたら増幅しなくなっていました。

トランジスタが飛んでしまったようです。

電源に連動するリレーを内蔵しているので、プラグを抜いてそのまま(通貨状態)にしていました。

回路は、先日の2N5109アンプとほぼ同じです。

重い腰を上げて、修理したいと思います。

外した自称2SC5551



三端子の抵抗になっていました orz

トランジスタを2SC5537に交換しました。

ところが、さっぱり増幅してくれません。

NanoVNAで見ると、3~4dBくらいでした。

ヤレヤレです。

チェックしていくと、エミッターとGND間の抵抗が500Ωくらいあります。


抵抗が焼けて(蒸発?)PCBが炭化し、その炭を通して接地しているようです。

カリカリ削ると、ガラス繊維の布模様が見えるほど焼けていました。

ポリヒューズが入っていますが、よほど急に進んだようです。

下手をすると火事になるところでした。

金属ケースで良かった!

オリジナルは12Ω(24Ω2パラ)ですが、手持ちがなかったので少し大きめの15Ωにしました。

隣のコンデンサも電極が外れていました。

ついでなので、トランスも2N5109と同じBN73-2402のめがねコア(バイファイラ3回巻)に交換。

ボリュームが安物なのか、デメリットしか感じられなかった可変ATTは、固定の3dBにしました。

電圧の高い電源につなぐと、また飛ばしてしまうので、10Vの三端子レギュレータを押し込みました。

修理後の様子です。


修理後の特性

100MHz辺りでストンと落ちるのがちょっと不思議ですね。

どこかで共振しているのでしょうか?

コレクタ電流は、約21mAです。

規格表を見ると、

3次相互変調歪(IM3)を求めるなら、40~50mAくらい流さないと活けないようです。

一方、雑音指数(NF)は7~9mAあたりがベストで、30mAを超えたあたりが急に悪くなるようです。

まあ、良いところかもしれません。

しばらく様子を見ることにします。

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