2025年4月14日月曜日

IG-RY WW RTTY - Skimmer SWL

先週末、IG-RYコンテストが開催されました。

https://www.ig-ry.de/ig-ry-ww-contest

ご招待いただいてたのですが、KiwiやWEB-888の受信機類の停止と再起動に手間がかかるので、今回はRTTY SkimmerのSWLにトライしてみました。

SCC RTTYを引き継いだ形ですが、日程の変更などもあってマイナーなポジションにとどまっており、折からの磁気嵐?もあってか、低調だったようです。

もちろん、アンテナがプア(アクティブダイポール)な所為もあります。

ユニークコールは66局でした

JA1IE 栗田OMが3バンドで見えていました

日中の7MHzで見えていたJA3DLE/1さんや7L2VPLさんたちは、コンテストではないかもしれません。

Top 10 countries

Qs by band


Continents

次回は、受信機の保護回路を用意して、QRPでも良いので参加してみたいと思います。

2025年4月11日金曜日

ディプレッション・リグ

Webで探し物をしていたら、K3NG OMの"Radio Artisan"というブログに行き着きました。
目的の情報とは違いますが、直近の「ディプレッション・リグ (The Depression Rig)」という記事に興味をひかれました。
自分たちが選んだとはいえ、アメリカの皆さんも大変ですね。

また、言及している"FETer"は初めて見る言葉でしたが、FET 1石のトランシーバーでした。
面白そうですね。


2025年4月8日火曜日

NWCの復活

3月初旬から見えなくなっていた、19.8kHzのNWCが復活したようです。



今朝は良く入っていました。

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2025/04/09 追記

NWCかどうか?

地元の局で確かめるべく、南オーストラリアのVK6QSにアクセスしてみました。

間違いないようです。



2025年4月6日日曜日

アクティブダイポール - 弓弦形エレメント

懸案の雨対策ですが、せっかくダンポールを使っているので、その撓りを活用したいと思います。

と言うか、当初はエレメントの長さを片側1mと想定していたので、添わせるしかありませんでした。

(最寄りのホームセンターで買えるのは2mものが最長)

実際に作ってみると、KiwiSDRを前提にすると1mは明らかに長すぎました。

切り詰めていくと、片側50Cmでも長すぎるような感じです。

ミニホイップのプローブを考えれば、先に気が付きそうなものですが・・・

現物をいじっていて、思いついたのがこの形です。

AD370(上)、2SK170 x2(中)、3SK291 x2(下)

エレメントとダンポールの両端をテグスで結び、弓状にしてみました。

結び目に雨水が着きますが、もし影響が大きいなら、やりようは色々あるでしょう。

一番下は、SMDの実装を工夫してみたアクティブダイポールの最新版です。

所謂エージングを軽く見ていましたが、作った直後と2~3日経過してからでは、結構違いがあるようです。

その間にお亡くなりになる場合もありますが・・・

2~3日様子を見たいと思います。

2025年4月4日金曜日

アクティブダイポールは雨が苦手?

KiwiSDRのSNスコアを見ていると、AD370と2SK170x2のアクティブダイポール組の値が良くありません。

どうやら雨の後は、ガクンと下がるような気がします。

エレメント自体が濡れるのは仕方が無いのですが、添わせているダンポール(FRP製のトンネル支柱)との間にも雨水が溜まるのが良くないようです。

と言うのは、1mくらいまで近づくとノイズフロアが変動するくらい敏感なのです。

エレメントの傍で手を動かすと、貴方はテルミンか?と言うくらい影響します。hi

このあたり、ひと工夫も二工夫も必要なようです。

それでは聞こえなくなるか?というと、そうでもありません。

感度と一緒にノイズフロアも下がる感じで、VLFのアルファ航法波がよく入感していました。

もっとも、VLFは海中の潜水艦でも受信できるそうですから、あまり影響が無いのかも知れません。

今朝は3波が聞こえていました

念のため、フィンランドの局にアクセスしてみました。

この局は、300mのワイヤーアンテナを使っているとの事。Mapを開いてみると、素晴らしいロケーションです。

300mのラインを引くと、こんな感じになります。

素晴らしい!

我が家に当てはめると・・・

見ない方がよかったかな?

まぁ、無い物ねだりは止めておきます。hi

2025年3月31日月曜日

"active antenna preamplifiers" ham radio May 1986

あい変わらず、アクティブアンテナで遊んで(遊ばれて?)います。

切っ掛けは、年末に見つけたham radio誌のアーカイブです。

面白そうな記事を拾い読みしていたら、この記事に行き当たりました。

1986年5月号に掲載された、 R.W.Burhans氏の"active antenna preamplifiers"という記事です。

年末に作った2SK2394のミニホイップとよく似た回路が載っていました。

こちらの方が、同軸ケーブルからDCを取り出す際のチョークコイル(アンプ側のバイアスT)をトリファイラ巻トランスで兼用しているので、極シンプルです。

コイルとコンデンサが減る、損失も減る、間違える可能性も減ると云うわけで、一石三鳥ですね!

説明を読むと、分からないところがありました。

48ページ"inductive feedback and input capacitance"の

"A circuit that can reduce the input capacitance and improve the linearity for MOSFETs involves a noiseless feedback method"と"with the FET input capacitance reduced to pratical levels comparable to ..."

というくだりです。

インダクタンスと静電容量が互いに打ち消し合うのでしょうか?

それとも、NFB 電流あるいは電圧によって、静電容量が物理的に減少するのでしょうか?

しばらく悶々としましたが、電気も物理も基礎を知らないので、答えにたどり着けません。

前後しますが、あるメーリングリストで教えを乞うたところ、

OK1VAW Vojtech OMから、

『簡単に説明してみます。はい、インダクタンスとキャパシタンスは互いに打ち消し合っています。これが共振回路の仕組みです。昔、真空管に多くの内部キャパシタンスとフィードバックがあったとき、中和が使用され、これもこの原理に基づいていました。アクティブ回路でこれがどのように機能するかは少し複雑で、回路をシミュレートして何が起こるかを確認する必要があります。負帰還はゲインを低下させますが、入力インピーダンスも改善できます。』

とのご教示を頂きました。

"中和(neutralisation )"の単語で、ストンと合点が行きました。

他のメンバーからも、いろいろアドバイスなどを頂きました。

当時のデバイスを前提にした工夫で、原理や考え方は今も正しいが、

S/Nもリニアリティーも優れた現代のデバイスを活用する方が合理的。

と云うことのようです。

とは言え、いくつかN-M0S FETがあったので、ダメ元で試して見ました。

先ずは、VN2222

転ばぬ先の杖で、シミュレーションしてみました。

良い感じですね!

テスターで確認

回路は記事のままで作りました。(3.3Megは10Megの3パラ)

バイアス電圧が高すぎたようで、かなり熱くなりました。


S/Nも感度も思ったより良かったのですが、残念ながら翌日に昇天してしまいました。

2N7002は、

すこしノイズが多いものの、感度はVN2222以上に良かったのですが、これも数日後に昇天してしまいました。

作り方が悪いのか、SMDは放熱が難しいですね。

また、丈夫さが売り物のMOS FETでも、固定抵抗で決め打ちした、あてずっぽうのバイアス電圧では無理なようです。

ここで、思い出したのがソビエト製の、KP901BというFETです。

ハムジャーナルなどで紹介されていた、VMPシリーズと同じように使えるとの事で、大昔にeBayで買っていました。


やはりCgが大きいですね

5円玉で放熱できるので安心感はあります。

性能はVN2222と同じような傾向ですが、IMDはかなり良い感じでした。

ローノイズの2SK2394と比べるのは、少し酷かもしれません。

あちこち引っ掻き回していたら、2SK170が出てきました。

オーディオ用のデバイスは、Cin故に高周波では使えないと思い込んでいました。

が、NFBやLPF(ゲートに入れたコイルで構成)で中和できれば、HF帯なら実用になりそうです。

2SK170BL

PCBを削って作り直した2SK170BL ミニホイップ

KP901Bと取り換えたところ、VLFからローバンドは良い感触ですが、ハイバンドは難しいようです。なかな、シミュレーションのようには行きませんね。hi

某オークションで見かけたので、追加を購入しました。

と言うのは、ミニホイップばかりでは面白くない(飽きた?)ので、AD370を目標に、アクティブダイポールを作ってみたかったのです。

先ずはシミュレーションから・・・

(当初のアップでは、シミュレーションの絵を間違えてました。現物はソース抵抗のない、もっとも単純な回路です。)

調整個所が無いため、デバイスの特性がそのまま出てきます。外れを引くと活けないので見ておきましょう。

結構そろってました

ドレイン以外のDC電圧は0V
0
トランスが1つなので、スカスカです。
翌日、シャックのルーターが気絶するほどの雷雨があったので、ガス放電式のアレスタと豆電球を入れました。

(初代2SK2394ミニホイップがその雷でやられたみたいで、感度が激落ちです。orz)

AD370と2SK170x2 アクティブダイポール

現時点で、KiwiSDRに接続していますが、不思議なことに、日中と夜間の感度の変動が少ないようです。

こちらもハイバンドは苦手ですが、11.9kHzのアルファや68.5kHzのBPC時報局は真っ昼間でも良く聞こえています。

URL http://ja7kbr2.proxy.kiwisdr.com:8073

2SK170 x2 Active Dipole 3/31 1410jst

この数日、3MHz辺りに汚い信号(ノイズ?)が出ています。困ったものです。

それでも、不思議なことに日中のSNRはJAでトップという場面を何度か目にしました。

どう云うことでしょうね?

この流れで、2SK2394のアクティブダイポールを作ったのですが、どこかを間違えたようで、IMDが滅茶苦茶です。orz


目標にしているDatong AD370 Active Dipole

URL http://21344.proxy.kiwisdr.com:8073

―・・・―

一つ忘れてました。

2SK2394 x2のミニホイップ、ham radio方式のシミュレーションと実物です。

どこまで近づけるかが課題

NFB用のリンクは、2巻にしたとこ約5uHでした。

このアンテナは、WEB-888につないでいます。

URL http://ja7kbr.proxy.rx-888.com:8073/


という訳で、しばらく振りの生存報告でした。

2025年3月3日月曜日

NWC 19.8kHz 停波?

VLFで昼夜を問わず良く見えていた19.8kHzのNWCが、今月に入ってから見えないのに気が付きました。

今朝の様子です。

2025'03/03 08:00 JST

WIKIPEDIAによると、

『この局はオーストラリア国防省がオーストラリアとアメリカに代わって運営・管理しており、太平洋西部とインド洋東部でアメリカ海軍、オーストラリア海軍、同盟国の艦船や潜水艦に超低周波(VLF)無線送信を行っている。周波数は19.8 kHz。送信出力は1メガワットで、南半球で最も強力な送信局と言われている。』

そうです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Naval_Communication_Station_Harold_E._Holt


スクリーンキャプチャなどを辿ると、2月22日にはしっかり見えていましたが

2月22日の朝

3月1日の朝は見えなくなっていました。

3月1日の早朝

アメリカの資金で運用されていたそうなので、マスク氏の(大ナタならぬ)大チェーンソーでぶった切られたのでしょうか?

日単位のスペクトログラムを見ると、VLF帯もなかなかの賑わいですが、北や西の危ない国が妙に元気なようです。