2019年11月29日金曜日

CNC 1419の調整

バックラッシュ対策

組み立てた1419、各軸のつまみを回して動かしてみると、遊びがあります。
特に、スピンドルを上下させるZ軸が大きい。
プリント基板は0.1ミリ単位の幅や深さで削るので、深刻な問題です。

ギアのバックラッシュなのか?組立のミスなのか?
眺めたり透かしたりしても、カップラーやネジに緩みは無いようです。
上下にテンションを掛けた状態だとスムーズに動くので、
対症療法ですが、有り合わせのバネで吊ってみました。



Grblのバージョンアップ
ここは、参考にさせていただいた好奇新工房さんの方法で
ファームウェアをgrbl 0.9から1.1hに書き換えました。

(19.12.01)
ここ、思い違いをしていました。
参考にさせていただいたのは、
マーティーの工房日誌さんの、「小型工作機CNC2418 その23(GRBL v1.1f Upgrade)」でした。
https://martyworkshopdiary.blogspot.com/2017/07/cnc2418-grbl-v11f-upgrade.html

動作確認ソフト
制御用ソフトのCandleは、1.2のベータ版が最新のようですが、安定板の1.1.7を使いました。

移動方向の修正
先ずは、各軸の動作ですが、X軸(左右)とY軸(前後)の動きが反対です。
これは良くある話で、Grblの設定で代えられます。
が、いちいちArduinoのIDEを起動するのも面倒です。
Engraver Masterという、レーザー加工用のソフトを使うと、この辺りの設定をGUIで変えられるます。

各軸の移動量や移動速度、戻ってくるときの速さなどのパラメータの確認や変更もできるので、重宝します。



モータのノイズ対策
次は、刃物の回転機構です。
勢いよく回り出したのは良いのですが、停止のコマンドを送ったとたん、コントローラが暴走しました。
慌てて電源を引っこ抜きます。
どうやらモーターのノイズが原因のようです。
コンデンサやチョークは入っているのですが、停止の瞬間に暴走するので、逆起電力の影響が大きいようです。
リレーと同じようにダイオードを入れてみました。


また、あちこちのホームページやブログを見ると、モータのボディへのバイパスすると効果があるようです。
特に副作用もなさそうなので、1uF(50V)でモータの腹巻に落としてみました。


この二つでいきなりの暴走は止まりましたが、電源の電圧が15Vを超えるあたりで、ノイズが閾を超えるようで、制御不能に陥ります。

電源が12Vの時は安定に動作するようになりましたが、回転数は900回/秒で見劣りします。(本来は24V)

基板側の対策が必要なようですが、宿題にします。

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