12月第1週末のFT Roundupを模様替えして、FT Challengeとして開催するそうです。
FT Challenge Home
https://www.rttycontesting.com/ft-challenge/
背景には、14.080MHzなどFT4 QRGでの非コンテスト局との混乱があります。
もともとコンテストモードとして開発されたFT4は、「デフォルトQRG=コンテスト周波数」と認識されていました。
ところが公開された後は、テンポの良いQSOを楽しむ局が日常的にQRVするようになりました。
その結果、コンテスト開催時には参加局と非参加局が入り乱れるようになり、たまたま珍しい局が出てくると大混乱になっていました。
WSJT-Xは、曲がりなりにもQSOを完了できますが、JTDXの場合は堂々巡りになり、双方にフラストレーションが溜まっていました。
彼方此方で議論になっており、クレームもあったようです。
その解消策(妥協策?)として、SNRを送ることにしたようです。
具体的には、コンテストナンバーとして「4文字のグリッドスクエア+SNR 。(グリッドを送ってこない場合はZZ00でログイン)」に変更されました。
コンテスト参加局としては負担が増えますが、堂々巡りのストレスを思えば、妥当なところかもしれません。
ルールの概要は以下のようになります。
--- ルール概要 ---
名称:FT Challenge
開催日時:
2024年12月7日18:00〜8日23:59 (UTC)
2024年12月8日03:00〜9日08:59 (JST)
※30時間全体で運用できるが、最初の24時間の「scoring time」のみが集計の対象となる。オフタイムは30分以上であること。
周波数:
-- FT4 --
3.570 (JA)
3.580-3.589 (DX)
7.080-7.089
14.080-14.089***
21.080-21.089
28.080-28.089
***非参加局とのQRM回避には、14.083MHzを使用する方がよい場合がある。
-- FT8 --
3.573 (JA)
3.590-3.599 (DX)
7.090-7.099
14.090-14.099
21.090-21.099
28.090-28.099
参加部門
1.SO Low Unlimited: 出力100W以下。
2.SO QRP Unlimited: 出力5W以下。
3.Classic Overlay (クラシックオーバーレイ): 1台の無線機のみを使用するシングルオペレーター参加者は、Cabrilloヘッダーに"CATEGORY-OPERATOR: CLASSIC"を追記できる。
4.MO Low Power: 出力100W以下。
※100Wを超えるハイパワーのログはCHECKLOGとして扱われる。
ナンバー:
4文字のグリッドスクエアとSNR。グリッドスクエアがない場合はZZ00がデフォルト。
得点:
・QSO ポイント: 1QSO = 1点。FT4またはFT8のバンドごとに1回のみカウント。
・距離ポイント: グリッド中心間の距離3000 kmごとに1点。(例: 5541 km = 2 ポイント)。
※実際のパスに関係なく、ショートパス距離でカウント。
※ZZ00(グリッド スクエアがない)は1点としてカウント。
マルチプライヤ:各バンドの異なる2文字のグリッドフィールド。
※ZZはマルチとしてカウントされない。
ログ:Cabrillo形式のログをWebから提出する。
提出用URL: <https://ft-challenge.contesting.com/ftcsubmitlog.php>
※受付リスト <https://ft-challenge.contesting.com/ftclogsrcvd.php>
締切:2024年12月15日23:59UTC (終了後7日以内)
アワード:
・参加者全員に証明書(オンラインでダウンロード)。
・上位10名のシングルオペレーターには、Muns Vineyardの高級ワイン1本が米国の住所に郵送される。
質問メールの宛先: <ftc-questions@rttycontesting.com>
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