2024年11月19日火曜日

2024–FT Challenge (FT Roundupから模様替え)

 12月第1週末のFT Roundupを模様替えして、FT Challengeとして開催するそうです。

FT Challenge Home

https://www.rttycontesting.com/ft-challenge/


 背景には、14.080MHzなどFT4 QRGでの非コンテスト局との混乱があります。

 もともとコンテストモードとして開発されたFT4は、「デフォルトQRG=コンテスト周波数」と認識されていました。

ところが公開された後は、テンポの良いQSOを楽しむ局が日常的にQRVするようになりました。

 その結果、コンテスト開催時には参加局と非参加局が入り乱れるようになり、たまたま珍しい局が出てくると大混乱になっていました。

 WSJT-Xは、曲がりなりにもQSOを完了できますが、JTDXの場合は堂々巡りになり、双方にフラストレーションが溜まっていました。

 彼方此方で議論になっており、クレームもあったようです。

 その解消策(妥協策?)として、SNRを送ることにしたようです。

 具体的には、コンテストナンバーとして「4文字のグリッドスクエア+SNR 。(グリッドを送ってこない場合はZZ00でログイン)」に変更されました。

 コンテスト参加局としては負担が増えますが、堂々巡りのストレスを思えば、妥当なところかもしれません。

 ルールの概要は以下のようになります。

--- ルール概要 ---

名称:FT Challenge

開催日時:

2024年12月7日18:00〜8日23:59 (UTC)

2024年12月8日03:00〜9日08:59 (JST)

※30時間全体で運用できるが、最初の24時間の「scoring time」のみが集計の対象となる。オフタイムは30分以上であること。


周波数: 

-- FT4 --

3.570 (JA)

3.580-3.589 (DX)

7.080-7.089

14.080-14.089***

21.080-21.089

28.080-28.089

***非参加局とのQRM回避には、14.083MHzを使用する方がよい場合がある。


-- FT8 --

3.573 (JA)

3.590-3.599 (DX)

7.090-7.099

14.090-14.099

21.090-21.099

28.090-28.099


参加部門

1.SO Low Unlimited: 出力100W以下。

2.SO QRP Unlimited: 出力5W以下。

3.Classic Overlay (クラシックオーバーレイ): 1台の無線機のみを使用するシングルオペレーター参加者は、Cabrilloヘッダーに"CATEGORY-OPERATOR: CLASSIC"を追記できる。

4.MO Low Power: 出力100W以下。

※100Wを超えるハイパワーのログはCHECKLOGとして扱われる。


ナンバー:

4文字のグリッドスクエアとSNR。グリッドスクエアがない場合はZZ00がデフォルト。


得点:

・QSO ポイント: 1QSO = 1点。FT4またはFT8のバンドごとに1回のみカウント。

・距離ポイント: グリッド中心間の距離3000 kmごとに1点。(例: 5541 km = 2 ポイント)。

※実際のパスに関係なく、ショートパス距離でカウント。

※ZZ00(グリッド スクエアがない)は1点としてカウント。


マルチプライヤ:各バンドの異なる2文字のグリッドフィールド。

※ZZはマルチとしてカウントされない。


ログ:Cabrillo形式のログをWebから提出する。


提出用URL: <https://ft-challenge.contesting.com/ftcsubmitlog.php>

※受付リスト <https://ft-challenge.contesting.com/ftclogsrcvd.php>


締切:2024年12月15日23:59UTC (終了後7日以内)


アワード:

・参加者全員に証明書(オンラインでダウンロード)。

・上位10名のシングルオペレーターには、Muns Vineyardの高級ワイン1本が米国の住所に郵送される。


質問メールの宛先: <ftc-questions@rttycontesting.com>


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