2025年6月3日火曜日

1N4007の順電圧

 明け方うつらうつらしていて、ふと思いました。

 1N4007の順電圧(Vf)、大きいのが秋月電子通商1N4007-Bの685mV、小さいのがSMDの659mVでした。

 これって受信機にとっては、どのくらいの大きさなのでしょうね?

 久しぶりにオームの法則を思い出して、電力に換算してみると・・・

 R=50Ω, E=0.685Vの場合、P=0.0093845W、ざっくり10mW (10dBm)と言った感じでしょうか。

 うっかりSGから放り込んでしまうこともあるレベルなので、大丈夫でしょう。

 でも、低すぎて歪みまくらないかな?

 ここまで来て、JA1VBN 花澤OMの有名なSメータに関する研究を思い出しました。

「S-unit Standard of the S-meter ? (SメータのSとはどんな規格か?)」

http://ja1vbn.la.coocan.jp/radio/etc/S-unit.html

 さっそくアクセスしてみると・・・

 表の一番上、Sユニット 9+60dBでも、受信機入力電圧 50mVとなっています。

 無理やり500mVの行を作ったら、9+80dBといった感じでしょうか? 受信機にとっては、とんでもない程の大信号なのですね。

 まかり間違って、送信機から保護器経由で送信したら、スプリアスだらけの電波になりそうです。が、受信時の混変調は取り越し苦労のようです。

と思うことにします。hi

2025年6月2日月曜日

1N4007について

 このところSDR用保護回路で遊んでいます。

 クリッピング用のダイオードには、元記事に沿って1N4148を使っていました。 が、後ろに10~20pFのコンデンサを入れるなら整流用のダイオードでも良いのでは?と思いました。

 引き出しを引っ掻き回したら幾つか見つかりましたが、整理が悪いので品番がハッキリしません。

 1N4007は3種類あったので、テスターで当たってみました。

秋月電子通商の1N4007


リードが細めの1N4007



SMDの1N4007

同じ袋でも、結構ばらついていました。

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 さて、Webで1N4007を検索してみると、定番品種だけにいろいろな情報がヒットします。

 面白いと思ったのは、QSK用のPINダイオードとしての利用例です。

 1N4007は、P層とN層の間に絶縁用のI層を挟む構造になっており、PINダイオードとして使えるのだそうです。

 昔ハムジャーナル(1988年、#56)に載っていた、JA1DI(SK) 山口OMの記事を思い出しました。

 当時はAMTORが流行っていましたが、送受切り替え(チェンジオーバー)時間がネックで、南米とQSOするには15m秒がギリギリ、地球の真裏とのQSOには10m秒以下が必要と言われていました。

 そのため、市販トランシーバやアンプのQSK改造記事、QSKシステムの製作記事が関心を集めており、ネットやBBSでも盛んに情報が交わされていました。

 しかし、テキストのみでイメージが送れない(翻訳ソフトは未だSF)時代だったので、なかなか追いつけませんでした。

 山口OMの、10D10を使えば500Wに対応できる・・・との記事には驚かされました。

 そんなことを思い出しながらポチポチやっていたので、すっかり寝不足です。hi


幾つか忘れないようにメモしておきます

PIN diode T/R switch

https://www.funkamateur.de/tl_files/downloads/hefte/2017/w6jl_improved_qsk_system_mar_2016.pdf


PIN diode T/R switch

https://wa5bdu.blogspot.com/2017/03/pin-diode-tr-switch.html


The 1N4007 as PIN diode

https://www.qsl.net/in3otd/electronics/PIN_diodes/1N4007.html