2020年1月18日土曜日

CNC 3018MAX スピンドルのビビり対策

越年したCNC遊びですが、
回転数を上げていくと、「あんたはブザーか?」と聞きたいほどの音量で鳴り出します。
回転軸だけでなく、マシン全体も振動するので、刃物は折れるし。

削っていた基板はこの有り様でした。


全体のボルトを締め直しながら、改めて眺めると、
現象は「発振」と「共振」の二つに分けられそうです。

発信源は冷却用の帽子でした。
どうも歪んでいるようです

最初は外周かと思い、回しながら鑢で削りましたが改善がありません。
どうやら重量のバランスが取れていないようです。
オーバーヒートしたら対策を考えることにして、外してしまいました。

次は、共振と云うのか、共鳴と云うのか、増幅している場所が何か所かありました。

一番大きいのは、スピンドルを上下するZ軸の、左右のシャフトでした。
ここは一体化されていたので、組み立て時に良く見なかったのですが
シャフトが微妙に短く、かつ、底部の嵌め込みとの間に遊びがあります。


底からシャフト(中にネジが切ってある)とボルトで止めていますが、良く締まっていないようです。


頑張って締め込むと、薄くなっている部分がスッポ抜けそうな感じです。
結局、長めボルトとワッシャーで外側から締め上げてみました。


外周との遊びは未解決ですが、共振は止まったので、しばらく様子を見ます。

二番目は、左右を移動するX軸のシャフトと駆動軸です。
いつも鳴っている訳ではなく、端から端まで移動して行くと、所々で共振するようです。
また、バックラッシュの原因にもなっている、駆動ネジとナットとの遊びも、所々のツボに嵌まると共振します。
ここは、音は煩いのですが、振動するほどでは有りません。


紙エポですが、なんとかバリも無く削れるようになりました。


ボルトを締め直して様子見です。

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