2020年1月14日火曜日

SunSDR2 Proのデコード対決

一週間ほど前、某オークションでSunSDR2 ProというSDRトランシーバをポチッてしまいました。
あちこちで受信性能が素晴らしいという評判を聞いて、機会があれば触ってみたいと思っていました。
LANでつないで、リモートでフルコントロールできるのも理由です。

しばらく受信してみましたが、なかなか良い感じです。
SDRトランシーバとしての完成度は、RedPitayaとは雲泥の差です。
(比べては失礼ですかね。hi)

一方、受信機としての基本性能に関しては、16bitのADC同士なのでビックリするほどの差は感じられませんでした。

少し定量的に比べたいと思い、FT8のデコード数を数えてみました。
ただ、RedPitayaはフロントエンドがLPFだけです。
7MHzではあまりに気の毒なので、プリセレクターを入れてから分配することにしました。

バーチカルアンテナ → プリセレ → 2分配 → 各受信機 という構成です。

SDR置き場
(墓場にならないようにしないと・・・)

プリセレは Clansman SURF 25Wという、イギリス軍のおさがりです。

質感は素晴らしいです
原価は高いのでしょうね

耐電力は25W(AMでとの説も・・・)

こんな感じでスタートしました


競争条件が揃っているせいでしょうか、結果は瓜二つでした。


フィルターが少し広かったようで、SunSDR2が10個くらい多かったのですが、誤差の範囲でしょう。

で、そう言えばしばらく前のMultusSDRのメーリングリストに、
「KX3,KX2,IC-7300を比較したところ、受信性能はPROFICIOが一番だった。」という話が有ったのを思い出しました。
内輪のMLなので、話半分に読んでいましたが、物は試しと引っ張り出してみました。

まだケースを作っていないため、鮟鱇の吊るし切りの風情です・・・

こちらはダイレクトサンプリングではない、ダイレクトコンバージョンのI/Q式ですが、サウンドカード用のADCが基板上にあるので、PCとはUSBケーブル1本で接続できるのが今風です。

また、表面実装のインダクタですが、各バンド用のBPFを持っています。
https://www.multus-sdr.com/index.php?rt=product/product&product_id=123


で、14メガで10分間受信して解読数を数えたところ、驚いたことに。
462対462の同点で、引き分けでした。


各ピリオド毎にみると、勝ったり負けたりを繰り返しています。
最後に、同点にするあたり、神様も粋なことをするものです。

ただ、一つ一つ見て行くと、気になることがあります。
しばらく遊べそうです。





1 件のコメント:

  1. OM 素晴らしいですね。
    内容を熟知しているからの、バラックに見えてモノ、配置です。
    FB DX 73/papa

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