2020年9月20日日曜日

80m 同軸STL(Small Transmitting Loop) vs 短縮DP

 同軸ケーブルを利用したSTLですが・・・

約700pFを抱かせて1.8MHzを試したANDREWのLDF4-50Aを引っ張り出しました。

他端の芯線と外被を接続した状態(外付けコンデンサなし)のfo(共振周波数)を確かめると

3.350MHzでした

と云うことは、少し切り詰めれば、3.5MHz帯に合わせられそうです。

3.5のアンテナはTA-51jrという短縮ダイポールがあって、結構満足しているのですが、それと比較して見るのも面白そうです。

早速やってみました。


こんな感じで、最初はザクザクと切り詰めて、3.5MHzに合わせました。



長さは・・・

約5.3メートルでした

どうもこの携帯は妙なところにピントが・・・

この後は、1~2Cm刻みで切って行きます。

計算してバッサリやっても良いのですが、インダクタンスとキャパシタンスの両方が減っていくので、うっかり切りすぎると戻れなくなってしまいます。

また、foはほぼ設置状態で確認する必要があるので、結構手間がかかります。

と云うのは、地面や建物に近づけるとfoが高くなるのです。

これまで弄ってきたダイポール系アンテナの経験から、「地上高が低くなるとfoは下がる」感覚が体に染みついていたのですが、それとは真逆なのです。

STLを弄り出したころはかなり違和感がありました。

他端の芯線とシールドをつなぎます

全体はこんな感じです。

リンク用ループの円周長は約1mです

メインループの繋ぎ目は、園芸用ポールの切れ端を添え木にしています。

PETボトルの切れ端は、雨避けです。

ちまちまと切り刻んで

やっと目的に近づきました。



こんな感じでシャックの壁に立て掛けました。

ここで、一旦ひと区切り、頭を冷やしたいと思います。

-・・・-

19日の夜から20日の朝まで、3.5686MHzのWSPRを送受信してみました。

出力は、フロントエンドを飛ばさないように、どちらも2Wです。

7L4IOU

IC-7100(2W) + TA-51jr

JA7KBR

FT-817(2W) + Coax STL


一見、送信は、7L4IOUの勝ち。受信は、JA7KBRの勝ち。

に見えるのですが、STLからは南側は建物の陰になっています。

細かく見て行くと、いろいろ面白いものや気になるものが見えてきます。


とくに、STLのSWRは約3なので、25%が跳ね返って来る勘定です。

これは無視できません。

もう少し条件を揃えて、今晩も対決させて見ましょう。


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