春先の雷雨で、先日のCNCはじめ幾つか不具合が発生しました。
深刻なのがRedPitayaでの1台です。
7と10MHzデュオバンドのダイポールにつないでいたのですが、どうやら、アンテナ端子から入ってRJ-45コネクタから抜けたようで、その後はLAN接続ができなくなってしまいました。
Hermes Lite 2も1台認識しなくなったのですが、ファームウェアを入れ直したところ、息を吹き返してくれました。
そんなこともあり、Kiwi SDR NZの入力保護回路(送料込みで4,200円)を購入してみました。
https://kiwisdr.nz/products/sdr-protection-circuit
50Ωのトランス2個で、TVSダイオード(2回路入り)をサンドイッチにしたようなシンプルな構造ですが、
100Wを直接印加しても、保護回路もKiwisdrも損傷しなかったそうです。
1kWを直接印加した場合は『保護回路が機能しなくなりKiwisdrが保護されることを期待しますが、その電力レベルでの保証はありません。』との事です。hi
さて、他にもSDRが何台かあります。
以前から、RTTY Skimmer用のキャリコン式の保護回路を使っており実績もあるのですが、電源が必要で取り回しが面倒です。ここは、簡単なKiwiSDR方式で行きたいと思います。
参考にしたのはこちらの記事です。
「Ochrana vstupních obvodů přijímače (受信機入力回路保護)」
https://www.okdxf.eu/index.php/technika/272-ochrana-vstupnich-obvodu-prijimace
こちらの図5方式で行きたいと思います。
オリジナルはARRY SOLUTIONSのようです。
この方式に関しては、逆並列ダイオードによるIMD悪化の心配が指摘されますが、解説によるとトランスと抵抗、特にR2のおかげで、丸みを帯びたソフトクリッピングになるので心配ないそうです。
図5では、5.1Ωの抵抗になっていますが、手持ちのムギ球を使ったランプ・ヒューズにしてみました。
(上)KiwiSDR NZ (下)自作
自作品はサージプロテクタ、コンデンサ、ムギ球、抵抗の損失が加わりますが、全体的な特性はよく似ていました。
実際に使ってみると・・・
信号強度の低下はほとんど感じられず、むしろSNRがアップしました。確かに挿入損失はデメリットですが、2個のトランスによるコモンモード・ノイズ抑制効果でしょうか?
SNR向上は想定外のオマケでした。
たまたまのビギナーズラックかも知れませんが、自作品を入れるとSNRは33dBにアップしていました。
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