2023年4月16日日曜日

TRX-Duoのフロントエンド改造ーひと区切り

 この2週間は、これぱかりやっていたのでそろそろ区切りを付けたいと思います。

IN1入力用の極細同軸は、パネルの角を切り欠いて引き出しました。が、元々内部配線用なのでいかにも華奢です。

損失も多く28MHzが肩に掛かっているオリジナルのLPFは、この先も使うことは無いでしょう。LPFをバイパスして、RX1と差動変換用のトランスを直結しました。

最初は0.4mmφのホルマル線を使いましたが、少し長すぎました。

SWRも高くなって、同軸よりも1dBくらSNが悪化しました。

そこで、0.2mmφでの最短接続に変更しました。

SWRはわずかに悪化し、SNRはさらに下がりました。

インピーダンスが高すぎるようです。

ツイストして配線して見ると、SWRとSNRは良くなりましたが、0.4mmには届きません。

それならば・・・という訳で銅箔テープをカットしてリボンにしてみました。

トランスの端子にパナソニックの0.01uF ECHU(メタライズドPPSフィルムコンデンサ) を載せて、リボンの広い方を付けて、尖らせた方をRx1に接続しています。

IN1に付けた同軸との比較

Rx1銅箔リボンとIN1同軸のVSWR

SNRの結果は粗SWRカーブのとおりで、14MHz以下はリボンの方が良く、上の方はわずかに悪くなりました。

この状態で、RedPitayaと24時間比較した結果はこちらです。

RedPitaya 122-16とは、21MHzで0.04dBの負け

SNRでは負けていますが、TRX-Duo側の解読数が、初めてRedPitayaを上回りました。

両方で一致しなかった解読が80件近くありますが、周波数の誤差による帯域の差(特に、エッジ)が無視できないようです。

実は、21MHz以外のバンドは逆転して、TRX-Duoが0.05~0.1dBくらい良くなってしまいました。

もっと改善するには、補償コンデンサを含めて、トランス側を見直す必要があるような気がします。泥沼化(ジャンク化?)するのは間違いありません。hi

と云うような次第で、TRX-DuoとRedPitayの感度はほぼ揃ったようです。

ショックだった-5dB差からスタートした、この2週間の四苦八苦を振り返ると・・・

作業は小一時間ですが、各バンドの結果をみるのは一日がかりになります。
ここまでくると、「どのくらい捕捉できるんだろう?」と気になります。
分配器を合成器に衣替えして、UHV-10とTA-51jrの入力を合成してTRX-Duoで解読してみました。

例の、WSPR距離ランキング(2023/4/14)の結果は・・・

Top Spotters by distance http://wspr.rocks/topspotters/topk.html


何と70番でした!

おまけに、ANAN-8000と3エレ八木で受信していた50MHzは、バンドのトップになっていました。

50MHzの内訳です

こんな感じで、ゴミと重複を除いたユニークな解読の距離を加算してバンドの合計を得て、さらに各バンドを合計した結果が 3,630,769kmとなったようです。

たまたまコンディションの変わり目に当たったのだと思いますが、過去最高の大当たりでした。

気分の良い所でひと区切りにします。

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