2020年7月14日火曜日

VNAのご難続き ― OSA103 Miniの修理

50MHz用のバランを作ろうと思い、四苦八苦していました。
簡単に大きめのコアに、RG-316のテフロン同軸を巻いてお仕舞にするつもりで始めました。が・・・
・コアで特性は違うの?
・巻き方(例の、W1RJ巻き)で、そんなに違うの?
・コモンモード阻止性能とLCメータの測定値(インダクタンス)は一致するの?
などなど
疑問が次々に沸いてきます。

ここは、先日50MHz用3エレのSWRを見た、miniVNA proの出番です。
ところが、何度やっても、キャリブレーションが失敗します。
検出器側が機能していないようです。ヤレヤレ

あれから、アンテナには繋いでいないので、何か帯電したものに触ったのでしょうか?
この時期、湿度は高いのですが、前線が通過した後などは油断できません。
イタリアまでの里帰りを検討することに成りそうです。

-・・・-

という訳で、控えのOSA103 Miniの出番です。

ところが、測定中にデバイスとの通信が途切れてしまいます。
2年近く前に入手して以来、グズッたことがないので意外です。
回路図などを眺めて、2~3日頭を冷やしました。

メーカーのページ
http://www.osa103.ru/en/main-page/

基板と回路図
さて、如何したものかと思って手に取ると・・・・

オイオイ

USB用のコネクタが、ポロリと取れました。

ハンダが脆くなっていたようです。
気を取り直して、ハンダ付けすると・・・・

復活しました!

ところで、よく見ると心臓部(と云うよりは、頭脳ですね)の、XC6SLX9というFPGAの表面の光沢が何か所か薄れています。
触ってみると、かなり熱くなっています。


上面カバーには放熱穴が開いていますが、追い付いていないようです。
しかし、ヒートシンクを入れるほどのすき間がありません。

と云う訳で、
引き出しを引っ掻き回して「クールスタッフ」を見つけ出して、貼り着けてみました。


日立電線の放熱フィルムで、こんな感じで働くようです。
見かけのわりに意外に効果があります。


クールスタッフの特長・ラインアップ
秋月電子でも買えます。
これでしばらく様子を見て、それでも熱いようなら、カバーを切り取ってヒートシンクを着けようと思います。

ヤレヤレですが、
実はこの間に、最近評判の Nano VNAを密林でポチッていたのでした。hi hi


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