2021年9月25日土曜日

TH3の神に捨てられHexの神に拾われた

 仕掛中のTH-3JRS、梅雨でもないのに停滞していました。

さっさと上げられれば良いのですが・・・

先ずは、今のアンテナを降ろさないと活けません。

新らしいアンテナを上げ、結線、SWR(最低でも)確認を一人でヤッツケようと思うと、丸々半日は必要です。

が、妙にバタバタしていて時間が作れません。

その反動で、明け方目を覚ましたりすると、ついMMANAでこねくり回してしまいます。


捨てる神:TH-3JRS

 先日、トラップの長さやLCを測っていました。で、いろいろ値を入れてみると、やはりバンドの下へはみ出すようです。

考え違いもあり得るで、共振周波数を測ってみました。

トロイダルコアで結合

丸いのはLF/MF用のシールドループ

壁から離してもNG、やはり、はみ出すようです。

 28MHzは合わせられるのですが、21MHzのエレメント(10mトラップと15mトラップ間のパイプ)と14MHzのエレメント(15mトラップの先)を最短にしても、バンドの下端を下回ります。

 確かに、28MHzを29MHz辺りまで持ってゆくと、14と21のSWRは下がります。28はカバー範囲が広いので28.1MHz辺りでも2以下に収められます。こんな感じで追い込むと、ダイポールなら「何とか使える」状態になります。

 実は、TA-51jrトラップDPはこのような状態なのです。

 しかし、3エレの八木でこれをやってしまうと、ビームパターンはグチャグチャになってしまい、トライバンダーの使い勝手が台無しです。

 木造であれば、屋根高+ルーフタワー高で、高さを稼げるのですが、鉄筋の屋上は乾いた地面以上に影響するようです。

 また、細いとは言えパイプなのでコンデンサの効き目がしっかり出るようです。

 いっそ「コイルを減らしてみようか!」と思い、一時被せた熱収縮チューブのカバーを外したのですが・・・流石に思いとどまりました。hi

 どうやらTH3JRSの神様に見放されてしまったようです。


拾う神:HexBeam K4KIO

 友人と電話した際、そんな愚痴をこぼしていたところ、「使ってないヘックスビームがある」との事。無理をお願いしてQSYして貰いました。

 早速送って貰ったので、近所の土手で組み立ててみました。

 昼飯を喰ったらと目論んでましたが・・・、出がけにあれこれ邪魔が入いって、着いたのは、

16時過ぎにスタート

傘の骨を開くのに20分ほどかかりました。

でかい!

 ここまでは、マニュアルを眺めながら、20分ほどでした。

 箱がコンパクトだったのと半径は4mに満たないので、50MHzの八木プラスαをイメージしていましたが、立体なのでずいぶん大きく感じます。

 ステーだらけのルーフタワーへどう上げるか?難問です。

 エレメントは全体にゆったりしていると思い込んでいたのですが、意外にパツパツでした。特に、最初6mがかなり短く(あるいは、エレメントを通すアイが遠く)て手古摺って仕舞いました。

 また、この時間は愛犬の散歩に訪れる人も多く、「無線のアンテナですか?」とか「可愛いワンちゃんですね」とかの会話が始まります。

 ある年代以上は皆さん「アマチュア無線」を知っているのですが、10代の子供たちにとっては完全に死語のようです。正直、ビックリしました!

 そんなことをしている内、日が落ちかけて来ました。

つるべ落しの始まり

日没で第一回戦の終了です。


2 件のコメント:

  1. 続きを楽しみにしています。がんばれ!!

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    1. shoさん、ありがとうございます。
      実際に触ってみると、いろいろな所が良く考えられていて、いちいち感心させられます。
      自分で上げられるのは、これが最後かも知れないので、楽しみたいと思います。

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